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インディカー・シリーズ

round 05

SCHEDULE

May 8 2015, QUALIFYING Angie's List Grand Prix of Indianapolis

アメリカインディアナポリス

第2回グランプリ・オブ・インディアナポリスでジャック・ホークスワースが予選11番手
佐藤琢磨は22番手から決勝に挑む

2015年5月8日(金)・予選  会場:インディアナポリス・モーター・スピードウェイ
天候:快晴  気温:30〜31℃

グランプリ・オブ・インディアナポリスは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイ内にあるロードコースを使用して昨年から開催されています。世界最大のレースであるインディ500は、全長2.5マイルの伝統あるオーバルコースを使って毎年5月に開催されますが、5月初旬にインディアナポリスのロードコースで、もう1レースを行うことにより、5月の1カ月間にわたって全米の注目をスピードウェイに集めています。

  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨
  • 佐藤琢磨佐藤琢磨

全長2.439マイルのロードコースは、オーバルコースのメインストレートと、オーバルの中央を突き抜けるもう1本のストレート、それらをつなぐバラエティ豊かな数々のコーナーによって構成されています。長いストレートでの最高速を高めるためには限界までウイングを寝かせる必要がありますが、その上でコーナリングでのグリップも確保しなくてはなりません。どちらの条件でも高いレベルでマシンを安定させるセッティングを見出すのは、非常に難しいコースレイアウトとなっています。

今大会は、木曜日に2回、金曜日に1回のプラクティスを行った後に予選は行われました。初開催だった昨年の予選は雨に見舞われましたが、今年は2日続けて快晴に恵まれ、完全なドライコンディションで3段階の予選が繰り広げられました。そして、インディカー・シリーズに参戦して2年目のジャック・ホークスワース(A.J. Foyt Racing)が第2セグメントへと進出し、1分10秒4558のベストで予選11番手。ジェームズ・ヒンチクリフ(Schmidt Peterson Motorsports)は13番手、ルーキーのギャビー・シャヴェス(Bryan Herta Autosport)が16番手で、第4戦のHondaインディ・グランプリ・オブ・アラバマで2位フィニッシュしたばかりのグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)は予選17番手となりました。

佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は木曜日からマシンのセッティングを順調に進め、プラクティス1で6番手、プラクティス2では8番手。予選前のプラクティスでも11番手と、予選でファイナル進出を狙えるポジションにつけていました。しかし、第1セグメントのグループ2に組み入れられた佐藤は、ハードタイヤでマシンを確認した後にソフトタイヤに交換してコースインすると、アタック中にブロッキングを受けたこともあってベストが1分10秒7391。第2セグメントへの進出はならず、明日のレースは22番グリッドからスタートすることになりました。

コメント

ジャック・ホークスワース(11番手)
「私たちは今日の予選で実力を発揮できていました。クリーンに走り通すこともでき、マシンの仕上がりもよかったと思います。特に、第1セグメントでのマシンはいいものになっていました。しかし、第2セグメントでのマシンは、理由はまだ判明していませんが、そこまでのよさがありませんでした。マシンになにかが起きていたのか、今晩調べるつもりです。これからもマシンを確実によくしていく必要があります。そして明日、いい結果が得られることになるように願っています」

佐藤琢磨(22番手)
「開幕から4戦を戦ってエアロキットに対する理解度も深まり、今回のレースには新しいセットアップを取り入れました。その結果、最初のプラクティスからマシンの状態はよく、予選では問題なく第2セグメントに進めるものと考えていました。しかし、予選でのマシンはバランスのよさが少し失われていた上に、ソフトタイヤ装着でのアタック中にブロックを受け、第1セグメントで終了となりました。とても悔しい結果です。チームメートとほぼ同じセッティングで臨んだ予選でしたが、違ったフィーリングになっていたので、なにが起きていたのかをチェックする必要があります。明日のレースは、後方のグリッドから追い上げとなりますが、プラクティスでコンスタントに速かった私たちのマシンは決勝用セッティングでも高いレベルにあると捉えてよいはずなので、一つでも上のポジションでゴールできるように戦います」

アート・セントシアー|HPD社長
「ジャック・ホークスワースがすばらしい予選を戦ってくれました。私たちのマシンは、高速タイプのロードコースにおいて苦戦を強いられています。Hondaチームはマシンをバランスのよいものに整え、エンジンパワーを路面に伝える点で苦心しています。特に予選においては、私たちのマシンはライバルとの差が大きくなっています。ダウンフォースを削ったセッティングのマシンでパフォーマンスが不足しているのです。しかし、予選とレースは全く別ものです。Hondaのエアロキットを装着したマシンがタイヤの性能を長持ちさせるメリットを持っていることが、第4戦のアラバマで明らかになりました。明日のレースではそうした面を生かして戦い、好結果を手に入れることができるように全力を出します。マシンの性能向上についてはハードワークを続け、一日でも早くチームが勝利するために必要な実力を手に入れたいと考えています」

予選リザルト

順位 No. ドライバー エンジン タイム
11W.パワーシボレー1'09.4886
29S.ディクソンシボレー1'09.7156
33H.カストロネベスシボレー1'09.7388
42J.P.モントーヤシボレー1'09.8072
522S.パジェノーシボレー1'09.8715
610T.カナーンシボレー1'10.2772
711S.ブルデーシボレー1'10.0230
88S.サーベドラシボレー1'10.1572
920L.フィリッピシボレー1'10.1969
104 S.コレッティ シボレー1'10.3679
 
1141ジャック・ホークスワースHonda1'10.4558
135ジェームズ・ヒンチクリフHonda1'10.6273
1698ギャビー・シャヴェスHonda1'10.5282
1715グレアム・レイホールHonda1'10.6480
1825ジャスティン・ウィルソンHonda1'10.5776
1928ライアン・ハンターレイHonda1'10.8345
207ジェイムス・ジェイクスHonda1'10.6749
2126カルロス・ムニョスHonda1'10.8786
2214佐藤琢磨Honda1'10.7391
2318カルロス・ウエルタスHonda1'12.5038
2427マルコ・アンドレッティHonda1'11.1636
2519フランチェスコ・ドラコーネHonda 1'12.5814