ブライアン・ハータ・オートスポートBryan Herta AutosportDRIVERS

アメリカのフォーミュラカーで着実にステップアップし、トップカテゴリーのインディカー・シリーズで4勝を挙げたブライアン・ハータは、現役引退後の2002年にチームを設立しました。パートナーはインディカーのエンジニアであり、チームマネージャーとしての実績も持つスティーブ・ニューウェイで、彼らは最初に参戦したインディ・ライツで、初年度から優勝を果たすなど存在感をみせました。2010年シーズンに早くもチャンピオン争いに加わり、同年からインディカー・シリーズへの参戦も開始。11年シーズンには、ダン・ウェルドンをドライバーに起用し、創立3年目にしてインディ500で優勝を果たしました。14年にイギリス人ルーキーのジャック・ホークスワースをデビューさせた彼らは、15年は、前年のインディ・ライツのチャンピオンであるギャビー・シャヴェスを起用。引き続き1台体制で戦います。

ギャビー・シャヴェス#98
Gabby Chaves

1993年生まれ。コロンビア出身のコロンビア系アメリカ人ドライバー。母、叔父、祖父がレーサーという家庭に産まれたシャヴェスは、11歳でレーシングカートを走らせ始め、2年間でアメリカにおける4つのメジャータイトルを獲得しました。13歳のときに、フォーミュラカースクールの南部シリーズで11戦無敗という記録を打ち立てると、レースの世界でプロを目指すことを決意。さまざまな地域でフォーミュラレースに参戦し始めました。13年にはインディ・ライツに進み、激しい競争の中でデビューイヤーにして1勝。ランキング2位となりました。そして14年、インディ・ライツでインディアナポリス・モーター・スピードウェイでのフリーダム100を含む4勝をマークし、チャンピオンに輝きました。15年はBryan Herta Autosportから、インディカー・シリーズへのフルシーズン出場に初挑戦します。