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インディカー・シリーズ

シュミット・ピーターソン・モータースポーツSchmidt Peterson MotorsportsDRIVERS

ドライバーとしてインディカーで1勝を挙げているサム・シュミットは、選手としてのキャリアを終えたあとにチームオーナーとしての活動をスタートさせ、インディ・ライツで自らのチームを成長させました。スポット参戦するインディ500やインディ・ライツを活動の場としながら、エンジン競争の再開と新シャシー導入が同時になされた2012年を好機と判断して、インディカー・シリーズへのフル参戦をスタート。その初年度に、インディ500でポールポジションを獲得すると、起用したドライバーは年間ランキングで5位となり、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。13年には、カナダのビジネスマンであるリック・ピーターソンが経営に参画して体制を強化。2勝を挙げたドライバーが年間ランキング3位に入り、14年にも2勝を記録。ヒューストンでは、チームにとって初めての1-2フィニッシュを達成しました。

ジェームズ・ヒンチクリフ

ジェームズ・ヒンチクリフ#5
James Hinchcliffe

1986年生まれ。カナダ・オンタリオ州出身。少年時代に足を踏み入れたレーシングカートの世界で、数々の勝利を挙げたヒンチクリフ。2009年には、インディ・ライツに参戦しました。2010年は3勝をマーク。ランキング2位になると、11年からインディカー・シリーズに参戦するチャンスをつかみました。

“ヒンチタウンの市長”という愛称を持ち、親しみやすい人柄で多くのファンに支持されていますが、ドライバーとしての才能にも恵まれていることは、インディカーでのルーキーイヤーに3度のトップ5フィニッシュを果たし、開幕戦を欠場したにも関わらずルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いたことが証明しています。12年にはAndretti Autosportへと移籍。表彰台に2度登壇してランキング8位となりました。13年にはセント・ピーターズバーグのストリートで開催された開幕戦で、念願のキャリア初優勝を果たすと、サンパウロのストリートでも勝利。このときは最終ラップの最終コーナーでトップに立つという、劇的な逆転勝利で観客を沸かせました。さらに、アイオワ・スピードウェイでオーバルの初勝利もマーク。1シーズンで3勝を挙げました。14年もAndretti Autosportから参戦しましたが、15年シーズンはSchmidt Peterson Motorsportsに移籍し、心機一転、シリーズ・チャンピオンの栄冠を目指します。

ジェイムス・ジェイクス

ジェイムス・ジェイクス#7
James Jakes

1987年生まれのイギリス出身。2002年にツーリングカーでレースの世界に足を踏み入れ、04年からフォーミュラカーで走り始めたジェイクスは、06年に母国イギリスのF3にステップアップしました。翌年にはユーロF3へと進出し、1度の優勝とポールポジションを記録。

2011年には大西洋を渡り、Dale Coyne Racingからアメリカ最高峰のオープンホイールチャンピオンシップであるインディカー・シリーズへの挑戦をスタートさせました。Dale Coyne Racingでは2シーズンを戦い、13年にはRahal Letterman Lanigan Racingに移籍しました。デトロイトでのレース2ではキャリアベストとなる予選2番手からスタートし、決勝でも優勝争いを演じて2位フィニッシュ。キャリア初の表彰台に上がりました。14年はインディカーのシートを得られず、一度はレースを離れましたが、15年シーズンはSchmidt Peterson Motorsportsのオーディションを経て、カーナンバー7のドライバーに。再度インディカーでの勝利を目指してフルシーズンを戦います。