Round12テルエルテルエルGP

Moto3

2020年10月25日(日)・決勝
天候:晴れ
気温:20℃
コースコンディション:ドライ

第12戦 テルエルGP

ハウメ・マシアが優勝し、Hondaはグランプリ通算800勝を達成

Moto3クラスは、予選7番手から決勝に挑んだハウメ・マシア(Leopard Racing)が9台による優勝争いを制し、アラゴンGPから2連勝を達成しました。この優勝でHondaは、ロードレース世界選手権における通算800勝を達成しました。

今大会は、トップグループが20台以上という大混戦となり、後半はその中から9台が抜け出し、し烈な優勝争いとなりました。先週のアラゴンGPで今季初優勝を達成しているマシアは、序盤はトップ集団の中で9番手前後につけていましたが、後半になると集団の前方グループへとポジションを上げ、ラストラップにトップに浮上しました。この2連勝でマシアは、総合6位から4位に浮上。首位のアルベルト・アレナス(KTM)との差を24点としました。

その集団の中でバトルを繰り広げたジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が6位。総合2位で予選10番手から決勝に挑んだ小椋藍(Honda Team Asia)は9位でした。小椋は総合2位をキープしましたが、トップのアレナス(KTM)との差は、13点差から19点差へと開きました。新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者として前戦アラゴンGPを欠場し、今大会で復帰したトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)が10位でした。

以下、フィリップ・サラク(Rivacold Snipers Team)が13位、ガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)が14位、チームメートのジェレミー・アルコバ(Kömmerling Gresini Moto3)が15位でそれぞれポイントを獲得しました。

最終ラップまでトップ集団に加わった鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は転倒リタイア。ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は23位、國井勇輝(Honda Team Asia)は25位でともにポイントを獲得できませんでした。

コメント

ハウメ・マシア(Moto3 優勝)ハウメ・マシア
「最高の気分です。シーズン序盤は大変でしたが、今は目標にたどりつけたと思うし、本当にうれしいです。この優勝をとにかく楽しみたいです。そして繰り返せるようにがんばります。チームにとても感謝しています。すばらしい仕事をしてくれました」

ジョン・マクフィー(Moto3 6位)ジョン・マクフィー
「追い上げることができてとてもうれしいです。17番手からのスタートだったので難しいレースになることは分かっていました。いいスタートを切ることができて、素早く順位を上げることができました。しかし最終コーナーで危ない瞬間があり、12番手あたりまで下がってしまい、再び追い上げなければいけなくなりました。2番手まで追い上げることができました。最後の5周はトップ3で走行できたのでとてもうれしいです。最終ラップは少し残念でした。何度かアグレッシブにオーバーテイクをしましたが、はらんでしまい6番手まで下がってしまいました。最終ラップもプッシュしましたが、数コーナーでリカバーすることはできませんでした。レースを通して力強い走りができたのはよかったです。優勝したライダーと同じペースがありました。残りの3レースもこの調子でがんばります」

小椋藍(Moto3 9位)小椋藍
「バイクのフィーリングはよく、自分自身、乗れていたと思います。しかし、レースでは、ほかのライダーたちとの戦いをうまくマネージメントすることができませんでした。前方にスペースがあり、フィーリングもよかったのに、いい戦いができませんでした。今日のレースは、この点についてもっと改善しなければいけません。シーズンは残り3戦。一戦一戦全力で挑みます」

國井勇輝(Moto3 25位)國井勇輝
「期待した結果を残すことができませんでした。スタートを決めることができず、前のグループと大きなギャップを作ってしまいました。これまでの大会に比べて、今週はウォームアップまで順調に来ていたのでとても悔しいです。レースをどうマネージメントすればいいのか。もっと学ばなくてはいけないと痛感しました」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
15ハウメ・マシアHonda37'44.602
271佐々木歩夢KTM+0.051
327鳥羽海渡KTM+0.152
475A.アレナスKTM+0.296
513C.ヴィエッティKTM+0.331
617ジョン・マクフィーHonda+0.372
753D.オンジュ KTM+0.583
840D.ビンダーKTM+0.772
979小椋藍Honda+0.955
1014トニ・アルボリーノHonda+2.259
1121A.ロペスハスクバーナ+2.489
1225R.フェルナンデスKTM+2.493
1312フィリップ・サラクHonda+2.520
142ガブリエル・ロドリゴHonda+2.686
1552ジェレミー・アルコバHonda+2.745
167デニス・フォッジャHonda+2.895
1799C.タタイKTM+3.019
1816A.ミニョKTM+3.622
1955R.フェナティハスクバーナ+5.448
2082S.ネパKTM+5.620
2170B.バルテュスKTM+5.680
2223ニッコロ・アントネッリHonda+6.103
236山中琉聖Honda+16.543
2450J.デュパスキエKTM+21.606
2592國井勇輝Honda+21.716
269D.ピッツォーリKTM+21.812
2789カイルール・イダム・パウィHonda+32.799
2873M.コフラーKTM+33.600
RT24鈴木竜生Honda+1Lap
RT11セルジオ・ガルシアHonda+1Lap

Moto3 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
175A.アレナスKTM157
279小椋藍Honda138
313C.ヴィエッティKTM137
45ハウメ・マシアHonda133
514トニ・アルボリーノHonda121
617ジョン・マクフィーHonda119
725R.フェルナンデスKTM93
840D.ビンダーKTM90
924鈴木竜生Honda83
102ガブリエル・ロドリゴHonda79
1155R.フェナティハスクバーナ70
127デニス・フォッジャHonda69
1352ジェレミー・アルコバHonda57
1416A.ミニョKTM47
1571佐々木歩夢KTM43
1627鳥羽海渡KTM40
1711セルジオ・ガルシアHonda37
1823ニッコロ・アントネッリHonda33
1953D.オンジュKTM32
2082S.ネパKTM26
2112フィリップ・サラクHonda23
2221A.ロペスハスクバーナ21
2399C.タタイKTM14
246山中琉聖Honda13
2554R.ロッシKTM5
2670B.バルテュスKTM0
2792國井勇輝Honda0
2850J.デュパスキエKTM0
2973M.コフラーKTM0
309D.ピッツォーリKTM0
3189カイルール・イダム・パウィHonda0
3260D.ガイガーKTM0

コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1Honda261
2KTM252
3ハスクバーナ79

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