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おいしい野菜はすこやかな土からつくられる 土づくりの大切さは、野菜づくりの基本。おいしい野菜を育てる、"畑の土"とは、どんな土なのでしょうか?

野菜づくりは、土づくりから

土づくりの大切さは、野菜づくりの基本です。

石灰を入れて土壌の酸度の調整、
有機物の投入(堆肥腐葉土など)によって土がふかふかになります。
後は、栄養分の調整のみということになります。

なぜこういうことを繰り返すのでしょうか?
それは、毎年新しい野菜を土で育てるからです。
そこに根を張り、育ってゆく野菜たちは、
土から十分な栄養を吸収しています。

だから、土が重要なのです。

今年は、土づくりから学んでみませんか?
きっと「流した汗の分だけ、必ず報いがある」ことがわかります。

恵泉女学園大学 人間社会学部教授 藤田智恵泉女学園大学 人間社会学部教授 藤田智
畑の土ってどんな土?
「土」さえあれば、野菜はどこでも育つの?

「さぁ、野菜づくりを始めよう! それなら苗を買ってきて…」と思っている方も少なくないのでは?
苗を購入する前に、まず庭や貸し農園の土をチェックしてみましょう。貸し農園ではあらかじめ区画が決まっており、区画内の土はある程度、耕されているケースがほとんどです。
しかし庭の場合は、踏み固められたり雑草が生えていたり、ほかの草花が植わっていたり。「庭」や「地面」は、まだ「畑」ではありません。
おいしい野菜を育てるためには、まず「野菜が育ちやすい土」をこしらえること。それが畑作業の第一歩になります。詳しくは、「おいしい野菜を育てる土のつくりかた」をご覧ください。

硬い土ではこんな残念な結果も…

写真のように曲がったり、二叉になったダイコンを見たことはありませんか?
愉快な形に、思わず笑いがこぼれてしまいます。しかしこうした野菜は決してほめられるものではなく、実は土づくりがきちんとされていない証拠でもあるのです。

ダイコンがまっすぐにできない原因

土の中に異物や肥料の偏りがあると、伸びてきたダイコンの根が当たって枝分かれし、その結果、いびつな形に育ってしまいます。ほか、ダイコンと同じように根がまっすぐに伸びるニンジンでも見られます。また、よく耕されていない土で育てたサツマイモジャガイモは、肌が汚くなることもあります。いずれにしても畑の土はよく耕して石などの異物を取り除き、肥料は均一に施すことが大切です。

土を繰り返し使う畑は、とってもエコ!

畑が鉢栽培と大きく違うところは、土をその都度、取り替えないということ。もちろん、同じ場所でつくり続けると悪影響が出る野菜もありますが、畑では基本的には土を入れ替えることなく、同じ土を延々と使い続けます。つまり、土という資源を無駄にすることは一切ありません。これは今の時代、とても大切なことだと思いませんか?
さらに、畑の土は年々よくなるように、年を経るごとにいっそうおいしい野菜ができるように、手をかけていくことがポイントです。野菜づくりは野菜を育てるだけに止まらず、私たちが触れる土も一緒に育てていくことなのです。

耕うん機で野菜が喜ぶ良い土をつくろう!
耕うん機で野菜が喜ぶ良い土をつくろう!

耕うん機のメリットの一つは、野菜づくりに適した良い土が均一につくれることです。かたい土もらくらく耕す耕うん爪(ローター)は、クワでは届きにくい深部まで土をやわらかくします。また、土の中に空気がたくさん入るので、土がふっくらとする効果も。堆肥や肥料などを施したのちに耕うんすれば、肥料分が菜園全体にむらなく行き渡り、野菜の喜ぶ良い土ができ上がります。

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