
野菜が育つには、それぞれ適した気温が必要です。家庭でつくる場合は、できるだけ季節にあわせた野菜を栽培しましょう。
季節にあわせた野菜を育てていても、土の温度が下がりやすかったり、乾燥したりする場合は、マルチを張ったり、寒冷紗をかけたりして、野菜を守ります。
マルチの種類
マルチ(マルチング)は、土の乾燥を防いだり、地温を高めたり、雑草が生えるのをおさえる役割があります。おもにプラスチックフィルムのマルチを用いますが、株元に藁や刈草を敷いて地温上昇を防ぐこともマルチとよびます。
サイズは幅が95cm、135cm、150cmのものが一般的ですが、畝の幅にあわせて使い分けましょう。
このほか、目盛りつきのもの、植えつけに便利な穴のあいているものなど、さまざまな種類があります。また、使用後に土の中で分解される生分解性のフィルムも登場しています。 |

マルチのかけかた
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![]() 畝の幅より広いマルチを選ぶ
![]() マルチの端を固定してのばす
![]() 畝にあわせてクワでマルチを切る
![]() マルチを固定していく
![]() 土を盛るとマルチに風が当たっても バサバサとならない |

寒冷紗のかけかた
寒冷紗は、気温が高く日差しが強いときに、暑さをしのぐために使ったり、寒い季節に、苗や株の保温のために使います。暑さや寒さを防ぐ以外にも、大雨や強風から野菜を守ったり、虫や鳥を寄せつけない効果もあります。無農薬栽培をしたい人におすすめです。 寒冷紗のかけかたには、2種類あります。支柱をアーチ状にして寒冷紗をかける「トンネルがけ」と、マルチのように直接作物にかける「べたがけ」です。 ここでは、トンネルがけの方法を紹介します。 <トンネルがけ>
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![]() 支柱を50〜60cm間隔でさす
![]() 支柱をアーチ状にして高さをそろえる
![]() 寒冷紗をアーチにかぶせて固定する
![]() あらたに支柱をさしていく
![]() 支柱をアーチ状にして寒冷紗を固定する |

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