• 釣り方 :

追いのよい筋を見極めて
連続ヒットを楽しむ

工夫を重ねると結果が出る。
手軽さだけではない面白さ

ハイシーズンの淵にたくさんの魚が群れているような状況なら、簡単に連続ヒットを味わえることもある川ムツングだが、一方で正確なアプローチができるかどうかで釣れる魚の数が変わる場面も珍しくない。この釣りの楽しさは、「ルアーでカワムツが釣れる場所がここにもあった!」という発見もあるが、何より「追って来た魚をなかなか掛けらなかったあとに、ねらい方を少し変えたら次でヒットした」という成功を手軽に(身近な川と魚で)味わえるところにある。ぜひ、チャレンジしてみてほしい。

釣りのイメージ:橋下の淵での連続ヒット例

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川に橋が架かる場所にあった水深が徐々に深くなっていく淵(画面左が上流)。橋の上からのぞくと川岸にアシが茂っている付近に小さな魚影がいくつか見えた
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淵の上流に入り、橋の上から見た時に確認できた深みを中心にルアーを通してみる。カワムツも不用意に近づくと警戒するので、姿勢を低くして体の左側からの振り子投げで橋の下近くまでキャストする。すると魚がよく追って来る筋は、やはり水深があって水中に石も点在している流心付近だった
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流心付近の筋に正確にキャストしながら、その中でルアーを通す深さやリールを巻くスピードを少しずつ変えてみる
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すると着水から1mほど引いたところで「ズン」という心地よい手応えがあり、元気なカワムツがヒット。手前まで引き寄せると元気に上流に走った
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10cmほどで川ムツングではアベレージサイズといえるオス。これくらいの大きさがコンスタントに釣れると面白い。ハリもしっかりと魚の口に掛かっている
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このポイントでは同じサイズが5尾以上釣れた。ただし、同じパターンでそのまま釣れることはなく、アタリが止まったところで「巻きスピード」「ルアーを通す深さ」「ルアーの色」のいずれかを変更。すると「中層ではなく表層を少し早めに引くパターンで2尾」「着水から3秒待って、深めを引くパターンで1尾」「ルアーを金色から白色に変えて1尾」「しばらくアタリが止まり、色をふたたび金色に戻したところで1尾」など、細かい調整をすることで次のヒットが得られた
※このコンテンツは、2022年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。