カワムツ
分類
コイ目コイ科ダニオ亜科オイカワ属
学名
Zacco temminckii
別名
分布
富山県および静岡県天竜川水系以西の本州、四国、九州に分布する。アユの放流に混じって、そのほかの地域にも広がっている。
大きさ
10~15cm程度。オスのほうがメスよりも大きい。
釣期
3~9月ごろ。
棲んでいる場所
河川の上~中流域に見られ、淵など流れの緩やかな場所を好む。また、物陰に隠れる性質がある。そのほか湖沼にも生息。
生活史
産卵期は5~8月ごろで、オスは腹の赤い部分が広くなり、顔が赤黒くなって追星が出現する。昼の暑い時間帯に浅場に群がって、川底の砂礫に卵を産む。
特徴
動物食性の強い雑食性で、水生昆虫や昆虫、甲殻類などを捕食するが、藻類や水草を食べることもある。
エサをとる場所をめぐって、カワムツ同士で争うことがある。
また、近年の研究により、これまで1種とされていたカワムツがA型とB型の2種に分かれることが判明した。
主な釣り方
ウキ釣り、ミャク釣りなど。
美味しい食べ方
ほとんど食用にはされないが、空揚げや甘露煮などに利用できる。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。