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釣り方

釣って楽しく食べて美味しい
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北海道から南シナ海まで全国の沿岸に棲息するマアジ。単に“アジ”と呼ぶことも多いが、釣りのシーズンは3~12月と長く、最盛期は夏場になる。また、ライトアジ釣りが盛んな東京湾では、釣り自体は一年中行なわれている。沿岸の岩礁に居着くタイプは体色が黄みがかって体高があり、回遊タイプは全体的に黒っぽく、体型も居着き型と比べて細長いという特徴がある。一般的に、より味がよいとされるのは黄みがかっているほうだ。尾ビレの前に「ぜんご/ぜいご」と呼ばれるトゲのようなウロコが並んでいるのも特徴になる。

三石 忍さん
三石 忍さん
1973年生まれ。千葉県在住。タチウオ、フグ、ヒラメ、カワハギ、マダイ、マアジなど海の船釣り全般が得意。船釣り専門誌・テレビなどで活躍しながら、ビギナーや経験者を対象にした釣り教室の講師も務める。ポイントを的確に押さえたアドバイスに定評があり、船宿のスタッフやファンからは“ねえさん”の愛称で親しまれている。

マアジの習性

ふっくらとした東京湾のマアジ。尾ビレ近くにあるギザギザがぜいご

船釣り(特に今回紹介するライトアジ釣り)で釣れるマアジの大きさは20~30cmほど。ただし、季節や海域によっては、さらに大きなものが釣れることもある。マアジは群れを作って泳ぎ、日中は海底付近を回遊していることが多い。釣りをする時は、群れが船の周りにいる時にどれだけたくさん釣れるかが、釣果を伸ばすコツになる。また、マアジは口が軟らかいので、ハリに掛かったあと船べりで長い間暴れさせてしまうと口切れによるバラシが起きやすい。アタリを捉えたあと、スムーズに取り込むことも必要だ。

長く暴れさせると口切れによるバラシが起きやすいので注意しよう
※このコンテンツは、2020年6月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。