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アタリがない時の対処法①

なかなかヒットしない。そんな時は使用するタイラバの
ヘッド、スカート、ネクタイを交換してみる

ある程度の時間釣ってみて、マダイがヒットするなら、仕掛けや釣り方が合っているということなので、何かを変える必要はない。しかし、アタリがなければ何か変化を付けていくのがヒットを得る近道だ。

タイラバは各パーツが素早く交換できる。ヘッドの重さ、色、形状。スカートの色。ネクタイの色と形状など、バリエーションは多彩なので、なかなか釣れない時は気分転換を兼ねて交換してみよう。また、巻き速度や巻き上げる層を変えてようすを見るのも、もちろん大切である。

ヘッドは形状、重さともいろいろ。材質も鉛製のほかタングステン製(写真では右の3個)もある
スカートとネクタイも多くのバリエーションがある。また、最近はタイラバ専用のワームもあるので活用したい(写真の一番下に写っているのがワーム)

パーツの交換でいうと、前述のとおり、タイラバはしっかり着底させられることが第一だが、潮の流れが非常に緩い場合は、底が取れる範囲で軽いものにし、魚が吸い込みやすくするとよい。逆に、潮の流れが速い場合は、重いものに変えてみるとよい。最近は鉛より比重が高く、同じ重さなら体積が小さくてすむタングステン製のタイラバ(ヘッド)もある。こうした素材が違うものを試してみるのも有効だ。

カラーを変える時は、対照的な色にしていくのがおすすめ。タイラバでは、オレンジのヘッドに同系色のスカートとネクタイを組み合わせるのが多くの釣り場で基本パターンになっているが、オレンジに反応しなければ、蛍光イエローもしくは黒という具合に、反応がない色から遠い色に変化させてみよう。

スカートやネクタイの色も同様に考えてよいが、スカートはそこまで気にせず、変更するならネクタイのほうをたくさん変えるほうがよい。見た目に存在感のあるネクタイは、海中でもヒラリヒラリと動き、波動と存在感を放つ。その日のマダイが強い波動を好むのか、微波動を好むのかを、早い段階でつかむにも、アタリが出るまで形状を含めてネクタイを頻繁に変えていくのが手だ。傾向としては真っ直ぐな形状は微波動で、くるりと丸まった形状やカーブした形状は強波動である。

この他、最近は軟らかい素材でできたワームも人気を博している。ワームをスカートやネクタイと一緒にまとめたり、ハリ先にセットするだけでボリューム感を増すことができ、それにより釣果を得られることがよくある。釣れない時はワームも試してみよう。

タイラバの基本カラーは多くの釣り場でオレンジだ。まずはオレンジ系統で各部をそろえ、そこから他の色も織り交ぜてローテーションできるようにしておく
2本のハリ先のどちらにもワームをセットしたもの。ワームをセットするとハリの動きが抑えられ、ネクタイやスカートとより一体化できると考えて多用する人もいる
※このコンテンツは、2019年5月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。