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チョイ投げの引き釣りを実践!

群れの場所を捜し当てるのが第一歩!

シロギスを仕留める第一歩は、シロギスの群れが波打ち際から何10mくらいの沖合に遊泳しているのか捜し当てること。それには、まず目一杯の遠投を試み、沖合から波打ち際に向かって、仕掛けをゆっくり引きずってくる。それにより、シロギスの居場所をサーチする。
このような釣り方を「引き釣り」と呼んでおり、〝仕掛けをサビく〟と表現することも多い。「サビく」というのは引きずってくることだ。
まずは沖に向かって遠投。その後、仕掛けをサビきながら群れを捜す

シロギスの群れの捜し方

アタリは手もとにクッ、クククッとダイレクトに伝わるほか、サオ先を注視していると、小刻みに叩かれるシグナルが読み取れるはず。シロギスの引き釣りは基本的に100%向こうアワセで、魚が完全にハリ掛かりするのを待つ。アタリを感じたら一呼吸待って、一定のリーリングスピードで巻き上げ続け、最後はシロギスが付いた仕掛けを寄せ波に乗せるようにそのまま砂浜に引き込めばよい。
そして、沖合何10m付近で当たったかはミチイトの色分けで覚えておき、次投はそのポイント付近を重点的にねらうことが釣果を伸ばすコツだ。
3尾が連掛けとなったシロギス。この時、アタリが出た時のミチイトの色を覚えておく
群れの位置が分かれば数釣りのチャンス
仕掛けをサビいている途中でオモリの自重以上の負荷を感じる個所は海底の凹凸変化。その凹部は「ヨブ」といい、シロギスの通り道になっているケースが多いので、仕掛けの移動を少し止める「待ち釣り」も良策だ。なお、シロギスの群れは徐々に移動していくので、同じ場所で食いが遠のいてきたら左右どちらかに少しずつ釣り座を移す。シロギスのチョイ投げ釣りは、シンプルでありながら出来ることが増えてくるほどに奥深い。秋の好日、タックルを片手にぜひ浜辺に出掛けてみよう。
2本バリのシンプルな仕掛けでもご覧のとおり
シロギスは食べても美味しい。型のよいものなら刺し身や天ぷら、小型のものなら空揚げなどで舌鼓を打とう
※このコンテンツは、2017年9月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。