- 分布
- 北海道南部以南の全国沿岸。
- 大きさ
- 釣れるものは20cm前後が大半。最大で約35cm。
- 釣期
- 3~12月ごろ。
- 棲んでいる場所
- 内湾や沿岸部の砂地底に生息。岩礁の周辺や、海底に変化のある箇所に多い。きれいな水を好む傾向がある。
- 生活史
- 繁殖期は梅雨時で、この前後には産卵のために浅場に近づいてくる(乗っ込み)。多回産卵魚であり、6~9月ごろに何度も卵を産む。冬場はやや深い場所に移動する。
- 特徴
- 海釣りの代表的な人気魚種で、ハリに掛かると小気味よい引き味で楽しませてくれる。
普段は海底のすぐ上を泳ぎながら、多毛類や甲殻類を捕食する。エサは砂と一緒に吸い込むようにして食べる。
群れで活動しているので、1尾釣れると同じ場所で連続することが多い。ただし警戒心も強く、船影を嫌い、オモリの着水音などにも敏感に反応する。
- 主な釣り方
- 砂浜からの投げ釣り、沖釣りで人気が高い。海底が砂地なら、春~秋に堤防からチョイ投げでもねらえる。エサはジャリメやアオイソメ。
- 美味しい食べ方
- 新鮮なものなら刺身でも美味しい。昆布締めや焼霜造りがおすすめ。天ぷらの種としても定番で、一夜干しもいい。
※この図鑑は、釣り人のために作られています。
そのため魚の名称は標準和名ではなく、釣りの人の間で呼ばれている通称名が使われているものもあります。