アジ(マアジ)の習性

アジ(マアジ)
北海道から南シナ海まで、全国の沿岸に回遊する。岸から釣れる平均的なサイズは10~20cm。ただし、船で沖に出て深場をねらえば40cm超の大型も出る。東日本ではおもに春から秋、西日本では一年を通じてねらえる。産卵期は地域によって差があるものの、早春から初夏といわれている。
アジは沖を回遊するタイプと、沿岸部に
居着くタイプに分かれる。沖を回遊するタイプの背の色は黒みが強くシルエットが細身だが、沿岸部に生息するタイプは全体的に黄みがかっていて、体高がある。
また、尾ビレの前に「ぜんご/ぜいご」と呼ばれるトゲのようなウロコが並んでいる。おもなエサは動物プランクトンや甲殻類、多毛類などだが、大型になるとシラス(
イワシの幼魚など)を捕食するなど魚食性が高くなる。
目の大きな魚は、視力がよいといわれている。アジもその1種で、明るい場所では遠くからでも照準を合わせて、エサを追い求める。ルアーのセレクトも
釣果に大きく影響する要素だ。
※このコンテンツは、2017年1月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。