釣り方・釣り具解説
里川から始めるフライフィッシング入門
釣り具
春
生 態
釣り具
釣り方 :
生 態
釣り具
釣り方
STEP1
STEP2
STEP3
STEP4
STEP5
ヤマメ釣りの釣り具
ロッド/リール
渓流で
ヤマメ
を釣る場合は、専用のフライロッド(7フィート6インチ~8フィート)のものが扱いやすい。フライリールはシンプルな構造のものが多く、これで魚とやりとりするというよりも、使わない分のフライラインを収納しておくのがおもな役割。中のフライラインを出すときには、直接手で引っ張り、ハンドルは余分なラインを回収したいときのみに使用する。リールの中にはラインのほかに、バッキングラインという下巻き用のイトを巻いておく。
ロッドとリールには、いずれも「#5(5番)」、「#4(4番)」という番手が割り当てられており、そのロッドやリールで使うのに適したフライラインのサイズを示している。里川で渓魚をねらう場合は#2~3が適当で、初心者でも扱いやすいスペックだ。
フライライン
フライ
キャスティング
ができるようにデザインされた専用のラインで、水面に浮く
フローティング
ライン(オレンジやグリーンなどの見やすいカラーが多い)と、水中に沈むシンキングライン(深い青や緑など、水に馴染みやすいカラーが多い)があるが、渓流の場合は、フローティング1本でOK。先端に重みを持たせた遠投用の「WF(ウエイトフォワード)」よりも、両端に同じ
テーパー
が付いている「DT(ダブルテーパー)」があるが、どちらでもよい。
テーパードリーダー、ティペット
フライラインの先には、テーパード
リーダー
やティペットと呼ばれるナイロン製のラインを接続する(フロロカーボン製もあるが、
ドライフライ
の釣りでは一般的に
ナイロンライン
を使用)。テーパードリーダーは先端に向かって細くなるようにデザインされたもので、太さが均一のものはティペットと呼ばれる。基本的にはこの2つのラインを接続して使用することで、キャスティングがスムーズになるほか、色の付いているフライラインを魚から離して釣ることができる。太さは「X」で表記され、数字が大きくなるほど、径が細くなる。ヤマメをねらう場合は一般的に、5X(約0.8号)~7X(約0.4号)を使用し、ビギナーであれば、ティペットとテーパードリーダーの全長が12~14フィート程度が扱いやすい。
フライ
ウエットフライ
、
ニンフ
フライなどさまざまなパターンがあるが、今回紹介するのは水面に浮かべて使うドライフライ。春の時期にメインで使用するのは、水面を流れるコカゲロウなどの水生昆虫を模したパターンが多い。
フライラインとリーダーの接続
ネイルレス・ネイル
ノット
道具を使わなくてもできる、もっとも簡単なネイルノット。フライラインとテーパードリーダーのバット部を接続できる
1
リーダーの後端(バット部)とフライラインの先端を合わせる
2
フライライン、リーダーの両方を親指、人差し指で押さえる。リーダーを折り返して小さな輪を作り、フライラインに巻きつけていく。右手の指で、フライライン先端のリーダーのバット部を補助してやると作業しやすい
3
リーダーをフライラインに3回巻きつけたら、折り返して最初の輪の中に通す
4
リーダーを軽く引きしめる。結び目ができたら、指先で詰めながら、結び目を整えてラインの先端側に移動させる。最後にリーダーを両側からゆっくりと引き締め、フライラインに食い込ませる。(フライラインは極力余りを出さない)余りのリーダーを切れば完成
リーダーとティペットの接続
ダブル&トリプル・
サージャンズノット
1
リーダーとティペット端イト同士を重ねて輪を作る
2
輪の中に2本のイトをくぐらせる(リーダーはフライラインと接続しているので、ティペット側を通す)
3
くぐらせる回数が2回でダブル・サージャンズノット、3回でトリプル・サージャンズノットになる
4
両側の本線イトを持ち、ゆっくり引き締め、余りをカットすれば完成
そのほかの装備
1.ウエーダー+ベスト
渓流釣りでは川に
立ちこむ
ことがほとんどなので、
ウエーダー
を着用。靴部が一体になったブーツフットとタイプと、靴を別に履くストッキングタイプがあるが、歩きながら釣る渓流の場合は、ストッキングタイプのほうが機動性がよい。また、専用のフィッシングベストは常に両手をフリーの状態にしてくれ、さまざまな小物、ネットを機能的に収納することができる
2.ランディングネット
掛けた魚をすくうネット。川に立ちこんで釣りをするので、魚はネットですくってからフックをはずす
3.クリッパー
爪切り型のカッターで、ティペットを切るのに使用。ピンオンリールと呼ばれる引き伸ばしが自由なコードをつなげておき、バックやベストなどのすぐに使える箇所に取り付けておく
4.フォーセップ
釣った魚からフライをはずすために使う。ペンチやプライヤーより細く、小さなフライがつかみやすいようになっている。こちらも現場で落とさないように、ピンオンリールやドローコードにつなげておきたい
5.フロータント
ドライフライの浮力を高めるための撥水剤。フライに少量塗布するだけで、しっかりとフライを水面に浮かせることができる。ジェル、パウダー、スプレーなどさまざまなタイプがある
6.フライボックス
フライをしまっておくケース。仕切りの付いたものや、フォームにフライを指すタイプなど、いくつかのタイプがある。ドライフライであれば、仕切りだけのものやスリットの入ったフォータイプのものが、まずは使いやすい
7.偏光グラス
水面を流れるフライ、もしくはゆるい流れについている魚を見えやすくしてくれる。水面の乱反射による目の疲労軽減にも役立つ
STEP1
フライって何?
※このコンテンツは、2013年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
※環境省レッドリスト等の掲載種については、法令・条例等で捕獲等が規制されている場合があります。必ず各自治体等の定めるルールに従ってください。
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