• 釣り方 :

ドライフライの特徴

水面に浮くタイプのフライを総称してドライフライと呼ぶ。代表的なものに、メイフライ(カゲロウ)、テレストリアル(陸生昆虫)、などを模したフライがある。「ハックル」と呼ばれるニワトリの羽根や獣毛で浮力を持たせたものが多く、フロータント剤を塗布して使うのが一般的だ。浮かべて使用するため、魚が食いつく瞬間が目視できるのが、このフライの醍醐味といえる。
フライの大きさは、使用しているフックのサイズで示される。「#10(10番)」や「#16(16番)」のように表記されるが、数字が大きいほどサイズが小さくなるのが特徴。
ちなみに、こういったフライはプロショップに行けば、さまざまなパターンが市販されているが、材料を買って自分で巻くこともできる。最初はショップごとにラインナップしているコマーシャルフライを使うのもよいが、釣行回数が増えてきたら、自分で作ってみるとフライフィッシングの楽しみがさらに広がるはずだ。 右は、春の渓流で効果的な、代表定期なパターン。
エルクヘア・カディス
エルクヘア・カディス
アダムズ(スタンダードタイプ)
アダムズ(スタンダードタイプ)
アダムズ・パラシュート(パラシュートタイプ)
アダムズ・パラシュート(パラシュートタイプ)

フライはどのようにして選ぶ?

フライフィッシングでは、その時フィールドで見かける虫に似せたフライを使うのが基本。まずはカラーとサイズを合わせることを優先してフライを選択してみよう。そのため、フライボックスにはあらかじめサイズとカラーの異なるフライを入れておくこと、対応できる状況が広がるので、安心だ。
また、水面が波立っているような場所であれば、目印として蛍光色のマテリアルを取り入れたものが、視認性もよく使いやすい。
その時の状況に合ったフライを選びも、フライフィッシングの楽しみの一つ
その時の状況に合ったフライを選びも、フライフィッシングの楽しみの一つ

フライとティペットを結ぶ

ユニノット
非常に強度があり、かつ慣れれば簡単に結べるノット。折り返したティペットを巻きつける数は3回転がおすすめだ
1
図のようにフライのアイにティペットを通し、端を折り返す
図のようにフライのアイにティペットを通し、端を折り返す
2
2本のイトに端イトを交差させて輪を作る
2本のイトに端イトを交差させて輪を作る
3
本線イトと端イトの輪に3回以上巻きつけていく
本線イトと端イトの輪に3回以上巻きつけていく
4
端イトを引き締めて結び目を作る
端イトを引き締めて結び目を作る
5
本線イトをゆっくり引き締めて結び目を移動&固定する。余りを切れば完成
本線イトをゆっくり引き締めて結び目を移動&固定する。余りを切れば完成
※このコンテンツは、2013年3月の情報をもとに作成しております。最新の情報とは異なる場合がございますのでご了承ください。
※環境省レッドリスト等の掲載種については、法令・条例等で捕獲等が規制されている場合があります。必ず各自治体等の定めるルールに従ってください。