![]()
エンジンスターターボタンから始まる、スポーツカーとの緊密な時間。 |

![]()
![]()
高い剛性に支えられたS2000の駆動系は、1ピースプロペラシャフト、大径ドライブシャフト、ワイドスパンに配置したデフマウントを基軸に構成。さらにデファレンシャルには、駆動力を無駄なく路面に伝え、コーナリング時のコントロール性を高めるトルセンLSD(リミテッドスリップデフ)を採用。剛性感のあるシフトフィールを通じて、人車一体のダイレクトな加速レスポンスを味わうことができる。 |
![]() |
![]() |
| カットモデルによる撮影 |
S2000の駆動系における高い剛性は、当然ながら高回転域に対応するためである。クラッチは回転強度の高い基盤材に摩擦材を張り付け、高回転域に対応。ケースを高剛性のものとすることにより、駆動系の振動や騒音の低減に寄与している。トランスミッションは、シフトユニットをトランスミッションケースに直付けするダイレクトチェンジ形式。剛性感あるシフトフィールをもつ6速マニュアルにより、力強いエンジンの性能をあますところなく引き出している。クロスレシオに設定されたギア比は、高トルク領域で連続的につながっていくシチュエーションで威力を発揮する。すなわち、シフトするごとにダイレクトで力強い加速フィールをドライバーにもたらすのである。また、シンクロシステムは、1・2速をダブルタイプ、3・4・5・6速をシングルタイプとし、さらに2・3・4・5・6速にはカーボンシンクロナイザーを採用。ハードなシフトチェンジに耐えるシンクロ容量と高い耐摩耗性を確保し、シフト時のフリクションを低く抑えている。それらはIOR(Independent Output Reduction gear train:独立出力側減速機構)などと相まって、シフトレバーをゲートに叩き込む手首の動きを軽やかに、そして確実にする。デファレンシャルケースにはダクタイル鋳鉄を採用。それにより高いケース剛性、強度を獲得。ビッグトルクをはじめとする、ストレスのかかる走りへの耐久性をクリアした。 |
![]() |




