1996年11月発表 2001年終了モデル
この情報は2001年現在のものです。

 



●最大馬力
162kW[220PS]/7200rpm*
●最大トルク
221N・m[22.5kg・m]/6500rpm*



Type S、SiR・Sspec用にエンジンをチューンするにあたっては、
空気の流れと熱効率をいかに向上させるか、という基本的な概念に立ち返っての作業となった。
まず吸気抵抗低減に関しては、
エアインテーク入口をファンネル形状とし、ダイナミックチャンバーを採用、
スロットルボディ径の拡大、インレットマニホールドの内壁をその鋳造精度を上げることで
きわめて滑らかにした。
さらに、バルブシート角度の鋭角化、ヘッドポートをひとつひとつハンド研磨するなど、
レーシングエンジンなみのこだわりをつぎ込んでいる。
熱効率については、ピストンヘッドの形状を変更して圧縮比を高めることができた。
さらに排気系に関しては、エキゾーストマニホールドの口元径アップ、
デュアルポートの排気干渉の低減、そしてエキゾーストパイプ径の拡大とともに
キャタライザーやサイレンサーの見直しなどによって
大幅な排気抵抗低減が実現したのである。




この162kW[220PS]エンジンのベースとなったH22A型エンジンは147kW[200PS] DOHC VTEC。
VTECはどんな回転域においても、効率よくエンジンパワーを引き出すために、
低中回転用のカムと高回転用のカムを自動的に切り替える
可変バルブタイミング&リフト機構。
これに加えて、インテークシステムも低回転域では長く、
中高回転域では短くなるよう切り替わるデュアル・インテークとすることで、
鋭い吹け上がりと頼もしいトルク感の両立した、
自然吸気エンジンならではの醍醐味を持つエンジンである。


*はネット値です。「ネット」とはエンジンを車両に搭載した状態とほぼ同条件で測定したものです。

5MT(Manual Trnsmission)

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