NSX fiestaの2日目は、国際レーシングコースや南コースを使用したスポーツ走行、滑りやすい路面を使い低速で安全にクルマの限界挙動を学ぶスキッドパッド体験といった走行プログラムが行われた。
今回は、特別講師の清水和夫さんの発案により、「追い抜くときは必ずストレート部分で、高速道路で抜くときと同じ右側から」というルールで走行が行われていた(ちなみに、この方式はヨーロッパの走行会でも浸透しつつあるものだという)。走行の様子を見ていると、きわめてスムーズにポジションの入れ替えが行われており、NSXオーナーの方々の高いドライビングスキル、安全への意識の高さがあらためて垣間見えた。清水さんも、「もう何年も安全についてうるさく言ってきたので大丈夫ですね。安心して見ていられます」と太鼓判を押す走りだった。
心地よいVTECサウンドを響かせながら、安定した挙動でコーナーを駆け抜けていくNSXの姿はコースサイドから眺めているだけでも爽快で、心躍る光景だった。 NSXには、鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎで、経験豊かな講師陣のレクチャーを受けながら、安全に、思いっきり愛車の性能を引き出して走りを楽しむ「NSXオーナーズ・ミーティング」が用意されており、基本的な整備を行えば性能を長く維持できる信頼性もある。 また、熟練したクラフトマンの手でメンテナンスを行う「リフレッシュプラン」も存在する。安心して奥深い性能を楽しむことができるのだ。 こうした環境が整ったクルマだからこそ、NSXにはいきいきと全開で走り回る姿がよく似合うのだろう。走行を終えたオーナーの方々のはじけるような笑顔が、それを物語っているように思えた。
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後続の参加者にレコードラインを伝える約2周の先導走行のあとは、鈴鹿国際レーシングコースを存分に楽しむことができるフリー走行。サーキットを走るNSXの楽しさは格別。

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NSXの運動性能は奥深い。オーナーは、安全に楽しく走りながら、深淵なNSXの操るよろこびの世界を探求するのだ。 |

走りを見守りながらアドバイスを行ったり、気持ちを和ませるために声をかける黒澤氏。ブリーフィングの内容もコースに出ると忘れてしまいがち。落ち着いて走ることが大事。
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