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NSXfiesta 2009 Report ずっと楽しみ続けたい! NSXオーナーズボイス&データ

The truth of NSX #1 だから純正タイヤがいい 上原 繁

The truth of NSX #2 NSXが一生楽しめる理由 清水和夫

News&Topics SUPER GT 2009 SERIES

The truth of NSX #1 Shigeru UEHARA だから純正タイヤがいい 上原繁

ノーマルでこそNSXを楽しめる

NSX本来の性能を引き出すには、「ノーマルの状態がいい」とあらためてお伝えしたいですね。ご存知のようにNSXは、運転のしやすさと世界第一級の運動性能を両立するために、まさに「ここしかない」と思われるベストバランスを見いだすべく開発を行いました。
そのため、何かを変えるとそのバランスが崩れ、Hondaが膨大な時間をかけて開発を重ねて到達した性能レベルを確保できなくなるのです。

カスタマイズを楽しまれたあとに

しかし、趣味性の高いスポーツカーですから、スタイリングなどに自分なりのこだわりを注ぎ込みたい気持ちも、パーツを変えて性能の変化を楽しみたい気持ちもわかります。
ですから、ひと通りカスタマイズを楽しまれたあと、最終的にノーマルに戻るのはいかがでしょうか。いま全国のNSXクラブをお訪ねしていますが、そうおっしゃる方が増えているように感じます。ご年齢とともに、落ち着いてノーマルに戻してNSXを楽しもうという方に多く出会うようになりました。

大切にお乗りいただくためにも

ノーマルにすることが、NSXの優れたコーナリングでの安定性を引き出すベストなアプローチであり、結果的にサーキット走行などでもより安全に走ることができ、長く楽しんでいただくことにつながると思います。
今回は、その例として、純正タイヤがいかにNSXのコーナリング時の安定性に寄与しているかを、少し力学的にご説明いたします。参考にしていただければ幸いです。

純正タイヤだと求心力が重心の後ろのベストポイントに働く

クルマが旋回状態に移ることで、リアにもスリップアングルが生じます。それでリアにもコーナリングフォースが生まれ、前後のコーナリングフォースの合力=「求心力」が「遠心力」と釣り合い、クルマは安定してコーナリングします。
旋回の過渡から定常状態に移ろうとするとき、遠心力はクルマの重心に働きますが、求心力は、前後のタイヤ性能のバランスによって重心より少し後ろに働くように設定するのです。こうすると、重心のまわりに「ステアリングを切った方向と反対まわりのヨーモーメント」(=復元力)が発生し、「ステアリングを切った方向に回ろうとするヨーモーメント」とバランスしてクルマが安定します。いわゆる弱アンダーステアの状態です。

一般のリプレイスタイヤのリアの多くが力不足

緻密にバランスをとった純正タイヤから他のタイヤに変えると、このバランスが崩れるため、要はコーナリング中の安定性が低下するわけです。
NSXはミッドシップリアドライブですから、前後の重量配分はおよそ40対60でリア荷重が大きい。したがってリアのタイヤを相当強くしないと求心力を重心より後ろに持って来れないんです。
一般のリプレイスタイヤは、どのクルマにもある程度合うように汎用性を持たせて設計してあり、多くは前後の重量配分をもっと前寄りに考えています。たとえば、50:50とか60:40にですとかね。そういうタイヤをNSXに履かせるとリアが弱く、求心力の働く位置が前寄りになり、復元力が小さくなってニュートラルステアやオーバーステア傾向が強まり安定しにくくなります。ニュートラルステア=安定と思いがちですが、ニュートラルステアでは重心まわりに復元力が働かないので、外乱があった場合挙動の乱れが収まりにくく、安定しにくい状態なのです。
安定させるには、ドライバーがステアリング操作やスロットルワークを細かく行い、クルマに働く「ステアリングを切った方向に回ろうとするヨーモーメント」や「外乱」を消さなければならない。これにはきわめて高度な技が要求されるわけです。

同じサイズでも純正タイヤの性能は再現できない

また、コーナリングパワーといって、コーナリングフォースの立ちがり方に関する性能があります。NSXのタイヤは、ハンドリングレスポンスを良くし、なおかつクルマを安定させるために、コーナリングパワーをきわめて高く設計しています。ですので、クルマが旋回状態に移ったとき、リアにスリップアングルがついたら素早くコーナリングフォースが発生し、復元力を瞬時に発生させることで安定してコーナリングできるようにしています。
それは、前後でタイヤサイズと扁平率を変えているといった単純なことではなく、タイヤの内部構造や使用するベルトの材質に至るまですべて緻密に設計されています。ですから、サイズを合わせても純正タイヤの前後バランスを再現することはできません。

これは私が開発したNSXではない…

実際にタイヤを変えたNSXに乗らせてもらったことがありますが、純正タイヤを履いたNSXが持つ安定性の高さとはほど遠く、走りの楽しさがスポイルされていることを実感しました。サーキットのような限界の走りだけではなく、一般道の走りでもそうです。たとえ、時速40kmで走っていてもはっきりわかります。
「これは、私が開発したNSXではない…」
というのが正直な感想です。ぜひ、純正タイヤを装着し、NSXの本来の走りの楽しさを味わっていただきたいと思います。

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直進状態
タ−ンイン時

図解

コーナリング時 求心力が重心より後ろ(弱アンダーステア)

求心力が重心と同じ(ニュートラルステア)

求心力が重心より前(オーバーステア)

NSX 純正タイヤ一覧

それぞれの年代・モデル・タイプに対応した、NSX用純正タイヤの銘柄、サイズ、商品番号/商品コードをご紹介します。
商品番号と商品コードは、それぞれ各メーカーに問い合わせるときにご活用ください。

E-NA1
1990年9月〜1997年2月生産
モデル タイヤメーカー
/銘柄
タイヤサイズ 装着位置 商品番号
クーペ
タイプ T
YOKOHAMA
ADVAN A022 HO
205/50ZR15 フロント右 J8241
フロント左 J8240
225/50ZR16 リア右 J8243
リア左 J8242
1992年11月〜1997年2月生産
モデル タイヤメーカー
/銘柄
タイヤサイズ 装着位置 商品番号
タイプ R YOKOHAMA
ADVAN A022 HR
205/50ZR15 フロント右 K0256
フロント左 K0255
225/50ZR16 リア右 K0261
リア左 K0260
1995年3月〜2001年12月生産
モデル タイヤメーカー
/銘柄
タイヤサイズ 装着位置 商品コード
クーペ
タイプ T
タイプ S
BRIDGESTONE
POTENZA RE010
215/45ZR16 フロント右 PSR10243
フロント左 PSR10244
245/40ZR17 リア右 PSR10245
リア左 PSR10246
1995年3月〜2001年12月生産
モデル タイヤメーカー
/銘柄
タイヤサイズ 装着位置 商品コード
タイプ R
タイプ S zero
BRIDGESTONE
POTENZA
RE010
タイプR、
タイプS zero専用
215/45ZR16 フロント右 PSR07567
フロント左 PSR07566
245/40ZR17 リア右 PSR07569
リア左 PSR07568
LA-NA2
2001年12月〜2005年12月生産
モデル タイヤメーカー
/銘柄
タイヤサイズ 装着位置 商品番号
クーペ
タイプ T
タイプ S
YOKOHAMA
ADVAN A046
215/40ZR17 フロント右 K6839
フロント左 K6838
255/40ZR17 リア右 K6682
リア左 K6681
2002年5月〜2005年12月生産
モデル タイヤメーカー
/銘柄
タイヤサイズ 装着位置 商品コード
タイプ R BRIDGESTONE
POTENZA RE070
215/40ZR17 フロント右 PSR03692
フロント左 PSR03718
255/40ZR17 リア右 PSR03693
リア左 PSR03723

●交換の際は左右2本セットでの交換をお願いします。
※生産時に装着していたタイヤとは銘柄が異なる場合があります。

●タイヤサイズによっては、納期がかかる場合がございますので、予めご了承ください。詳しくは販売店にお問い合わせください。

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