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デグナーを2速で立ち上がるのですが、立ち上がりは目一杯アウト側まではらみます。縁石を跨ぐぐらい大きいラインを取ってアクセル全開。2速から3速、4速まで上がります。
ヘアピン手前の110Rの前で4速に入り、そのまま4速全開のまま110Rに進入します。ヘアピンに対してできるだけ真っすぐな姿勢でブレーキングをしたいので、110Rはほとんどインベタのライン取りですね。そういうライン取りを考えながら110Rに4速全開で入ってフルブレーキング。そこで一気に1速まで落とします。
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ヘアピンの進入ラインを意識し過ぎるとミスにつながります。たとえば110Rで失敗して少し行き過ぎ、ヘアピンに対して左(イン)側に行ってしまったとします。そのとき、進入ラインを考えて右(アウト)側に戻ろうとし過ぎると、左にGが残っているのでブレーキングしたときに姿勢が乱れやすく、最悪の場合ヘアピンと逆向きにスピンしたりします。
そういうこともあるので、もし110Rが失敗したら無理に戻ろうとせず、自然なライン取りで、クルマを安定させながらヘアピンをクリアしたほうがいいですね。ヘアピンがちょっとキツくなりますがスピンするよりましです。こうした考え方はヘアピンに限らず、すべてのコーナーで言えることですね。うまくラインが取れなかった場合は自然なラインを取る方がいいと思います。
ヘアピンは1速で、しっかりとしたアウト・イン・アウトのラインで立ち上がっていきます。
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ヘアピンを1速で立ち上がり、トラクションが掛かるのであればすぐアクセル全開。スプーンの入口までで5速に入ります。
スプーンの進入は、行き過ぎたり早めにブレーキングをし過ぎたりと、間合いを掴むのが結構難しいですね。行き過ぎると出口が狭くなってコースアウトしてしまうなど、攻めるほどにギリギリを狙っていくようなコーナーになるので注意が必要です。スプーンの1つ目はブレーキングをして5速から3速に落とします。
問題はスプーンの2つ目。急にコーナーのRがキツくなり、しかも下り坂なのでリアの荷重が抜けやすくなります。ですから、2つ目に対しうまくクルマの向きを変えないと苦しいですね。とはいっても、2つ目の手前でクルマがまっすぐになるわけではありません。1つ目で左に曲がり、クルマの右側にGを限界いっぱいまでかけた状態のまま、さらに2つ目に向けてステアリングを切り込んでいかなければならないのでオーバーステアが出やすいんです。オーバーステアが出てしまうと、次の長いバックストレートでスピードが乗りにくくなってしまいます。
ですから、スプーンの2つ目は重要なポイントです。バックストレートで遅いクルマがいると、スリップストリームから130Rの飛び込みで抜いていくのですが、スプーンの2つ目を失敗するとそれも難しくなります。
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