開発の歩み

小型ターボファンエンジン「HF118-2」を独自に生み出したHondaと、
ゼネラル・エレクトリック社(GE)との共同事業化による
HF120の商品化への歩みをご紹介します。

第3期 商品化を実現(2004年~2015年)

GEとHondaで共同事業化・共同開発

GE トランスポーテーション社長兼CEOデビッド・L・カルフーン氏(当時:左)と福井威夫社長(当時:右)

2004年2月

世界最大のジェットエンジンメーカーである米国のゼネラル・エレクトリック社(GE)と共同事業化で提携。

埼玉県和光市にある先進パワーユニット・エネルギー研究所

2004年7月

本田技術研究所 航空機エンジンR&Dセンターを設立。

※2020年4月に、組織名称を先進パワーユニット・エネルギー研究所へ変更

2004年10月

航空機エンジン事業会社 ホンダ エアロ インクを米国に開設(当時:ヴァージニア州、レストン)。

2004年10月

GE Hondaエアロ エンジンズを米国に設立(ゼネラル・エレクトリック社とHondaとの合弁会社 ※出資比率:GE50% Honda50%)。
事業体制について 詳しくはこちら

HF120共同開発

Hondaが独自で確立したHF118-2の技術とGEのノウハウを融合したHF120

ゼネラル・エレクトリック社とHF120の共同開発に着手。

2008年10月

ホンダ エアロ インクの社屋・新工場が完成(バーリントン、ノースカロライナ州)。

2010年11月

HF120を搭載した小型機での飛行試験を開始。

2010年12月

HF120を搭載したHondaJetでの飛行試験を開始。

米国連邦航空局からの認定

GE Hondaエアロ エンジンズのテリー・シャープ社長(当時:右)と、泉征彦副社長(当時:左)

2013年12月

GE Hondaエアロ エンジンズのHF120が米国連邦航空局(FAA)から型式認定を取得。

製造認定の取得を喜ぶホンダ エアロ インクの社員と、FAA製造認定審査官(当時:中央右)

2015年3月

ホンダ エアロ インクが米国連邦航空局(FAA)から製造認定を取得 (FAAがジェットエンジン用に製造認定を授与したのは23年ぶり)。

引き渡し開始

ホンダ エアロ インクでの量産1号機(中央)と
社員

2015年12月

GE Hondaエアロ エンジンズのHF120を搭載したHondaJetが米国連邦航空局(FAA)より型式認定を取得し、エンドユーザーへHondaJetの引き渡しを開始。