Round12テルエルテルエルGP

Moto2

モーターランド・アラゴン

第12戦 テルエルGP

上位3人が僅差のチャンピオンシップ争い。抜け出すライダーは現れるか

前戦アラゴンGPでは、総合首位のルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)と総合3位のマルコ・ベゼッキ(SKY Racing Team VR46)がともに転倒リタイアに終わり、総合2位のエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が2位、総合4位のサム・ロース(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が、フランスGP、アラゴンGPと2連勝を達成し、チャンピオンシップに大きな変動が生まれました。

ポイント差も一段と接戦となりました。総合2位から首位に浮上のバスティアーニが155点、総合4位から2位にポジションを上げたロースが153点、相互首位から3位にダウンのマリーニが150点と上位3選手が5点差。総合3位から4位にダウンしたベゼッキが130点と、トップから4位までが25点差となっています。シーズンは残り4戦。数字上では総合13位までタイトル獲得の可能性を残していますが、チャンピオンシップは上位の選手に絞られてきました。今大会は、チャンピオン争いの行方に大きく影響する一戦となりそうです。

総合5位にはホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)。アラゴンGPで3位になり、調子を取り戻しました。新型コロナウイルスの陽性判定でイタリアの2戦を欠場し、先週のアラゴンGPは復帰3戦目の表彰台獲得となりました。今年は第5戦オーストリアGPで初優勝を達成し好調なシーズンだっただけに新型コロナの欠場は残念でしたが、残り4戦でチャンピオン争いに復帰する意気込みです。

総合6位に長島哲太(Red Bull KTM Ajo)。シーズン中盤戦はマシンのセットアップに苦戦するレースが続いていますが、残り4戦で巻き返しに挑みます。総合7位にジョー・ロバーツ(Tennor American Racing)。総合8位にレミー・ガードナー(Onexox TKKR SAG Team)、総合9位にはベテランのトーマス・ルティ(Liqui Moly Intact GP)、総合10位にマルセル・シュローター(LIQUI MOLY INTACT GP)と続いています。

IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキアット・チャントラは、第10戦フランスGPの9位を超えるベストリザルトを目標に戦います。チームメートのアンディ・ファリド・イズディハールも初ポイント獲得に挑みます。

コメント

エネア・バスティアニーニ(Moto2 総合1位)
「初めてチャンピオンシップをリードして大会を迎えます。でも仕事への取り組み方は変わりません。チームは一生懸命いい仕事をしています。この調子で引き続きがんばります。そして全力でいつものように戦います。サム、ルカ、そしてマルコとは激しいチャンピオンシップ争いになります。楽しみです」

サム・ロース(Moto2 総合2位)
「いい結果を残したあとに同じサーキットでレースがあることがいいとは限りません。でも今週は最高の気分です。今週はもっとタイトになると思います。そして、新しいダンロップタイヤのポテンシャルを理解するためにプラクティスセッションの戦略も少し変わってくると思います。先週の日曜日はいいレースができましたが、さらに前進できると思うので、新しいパーツもトライしたいと思います。仕事はたくさんありますが、やる気は満々です。いい気分でいられる時間をできる限り長くしたいので、がんばります」

ルカ・マリーニ(Moto2 総合3位)
「先週末の有意義なデータがたくさんあるので、今週は金曜日のFP1から速くなれると思います。またメニューもすべてこなしたいと思います。そして日曜日にはレースでベストを尽くします」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 総合24位)
「今週末はアラゴンで2回目のレースです。先週末いろいろ学んだので、やるべき仕事がたくさんありますし、変えることもあります。それをこなせば前回よりもいいパフォーマンスが出せるようになると思います。前進できるようにベストを尽くします」

アンディ・ファリド・イズディハール(Moto2 総合30位)
「アラゴンでの2レース目の目標は、もちろん前進して、もっといい結果を残すことです。前回のレースの経験があるので、すべてにおいて前進できると思います。再びチームと仕事をするのが楽しみです。いい結果を残せるように、これまで同様に一生懸命取り組みます」

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