Round11アラゴンアラゴンGP

Moto3

2020年10月17日(土)

モーターランド・アラゴン
天候:晴れ
気温:20℃
コースコンディション:ドライ

第11戦 アラゴンGP

鈴木竜生が予選5番手

Moto3クラスは、Honda勢にとって今季もっとも厳しいグリッドになりましたが、決勝では優勝を目指します。Honda勢最上位は、ケガから復帰2戦目の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)で5番手、総合2位の小椋藍(Honda Team Asia)が8番手、ガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)が9番手、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が10番手でした。

Honda勢最上位の鈴木はケガからの復帰2戦目ですが、今季3回のポールポジションを獲得した速さを遺憾なく発揮しました。右腕の状態はまだ完全ではありませんが、決勝では今季2勝目と表彰台獲得を目指します。

過去2戦、寒いコンディションの中で思うようにタイヤパフォーマンスを発揮できず苦戦していた小椋が、今大会は順調にセットアップを進めました。予選では単独走行になることが多かったにもかかわらず8番グリッドを獲得。昨年の大会では初表彰台獲得の2位になっただけに、今年は2年連続表彰台獲得と初優勝を目指します。

Q1からQ2に進出したロドリゴが9番手、同じくQ1からの予選となったマクフィーが10番手でした。

以下、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が12番手、セルジオ・ガルシア(Estrella Galicia 0,0)が14番手、ジェレミー・アルコバ(Kömmerling Gresini Moto3)が16番手、前戦ポールポジション獲得のハウメ・マシア(Leopard Racing)が17番手でした。

ルーキーの國井勇輝(Honda Team Asia)は、フリー走行で総合19番手と登り調子を感じさせました。予選では思い通りの位置を取れず25番手でしたが、決勝では今季初ポイント獲得に挑みます。同じくルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は、金曜日のフリー走行で転倒した際に左手薬指を負傷し、万全の状態ではありません。痛みをこらえて明日は決勝に挑みます。

 

コメント

鈴木竜生(Moto3 5番手)鈴木竜生
「左腕の痛みはありますが、今日はまずまずいい予選ができました。最後のアタックで、最終コーナーでヴィエッティにインに入られて少しタイムをロスしました。あれがなければフロントローには並べたと思います。左腕が万全ではないので、どうしても右腕に負担がかかりますが、明日は一番強い痛み止めをのんで決勝に挑みます。もう一度チャンピオン争いに復活できるような走りがしたいです」

小椋藍(Moto3 8番手)小椋藍
「今日の進歩については満足しています。ラップタイムもよく、Q2でもうまく走りをまとめることができました。過去2戦は後方からのスタートだったので、8番手からスタートできるのはうれしいです。明日の決勝は速いライダーがたくさんいますが、ウォームアップで最後の調整をして、トップグループの中で戦えればと思います」

ガブリエル・ロドリゴ(Moto3 9番手)ガブリエル・ロドリゴ
「とてもうれしいです。今週末はいつもとは少し違う方法で仕事に取り組みました。単独走行を増やし、レースペースをかなり改善することができました。アベレージでは最も速いライダーの一人になっていると信じています。これは決勝に向けてのメンタル面でも、とても重要なことです。スリップストリームを使わずに周回して3列目グリッドを獲得しました。明日へ向けて準備はできています」

ジョン・マクフィー(Moto3 10番手)ジョン・マクフィー
「予選はカオスでしたが、明日のレースへ向けて10番グリッドを獲得できたのはまずまずの結果です。序盤はいいラップを刻めましたが、そのあとは最後までほかのライダーに邪魔をされてしまいました。クリーンラップを見つけるのが難しい状況でしたが、このサーキットで4列目からのスタートはそれほど悪くありません。明日へ向けて準備はできています。とてもいいペースがあるライダーが2、3人います。でもアラゴンではいいペースがあっても、後ろにいるライダーが得をすることもあります。レースの大部分は大きなトップグループになり、終盤で少し引き離すライダーが出てくると思います。その中に入れることを願っています」

國井勇輝(Moto3 25番手)國井勇輝
「FP3は気温も路面温度も低かったのですが、昨日のコンディションがよかったときと同じくらいのラップタイムで走ることができ、とてもポジティブでした。Q1ではいい結果を期待しましたが、思うようなタイムは出せませんでした。集団の中でいい位置につけることができませんでした。今日の結果にはかなりがっかりしましたが、気持ちを切り替え、明日のレースでは上位集団についていけるようにがんばって走ります」

山中琉聖(Moto3 30番手)
「FP3から予選まで、難しい一日でした。できる限り速く走ろうとがんばりましたが、なかなかいいタイムは出せませんでした。マシンのフィーリングがつかめず、金曜日の転倒で痛めた左手薬指の痛みも走行の妨げになりました。日曜日のウォームアップで前進できるカギを見つけられることを願っています。そしていいレースをしたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
125R.フェルナンデスKTM1'57.681
213C.ヴィエッティKTM1'57.740
375A.アレナスKTM1'58.191
421A.ロペスハスクバーナ1'58.212
524鈴木竜生Honda1'58.268
655R.フェナティハスクバーナ1'58.272
799C.タタイKTM1'58.315
879小椋藍Honda1'58.365
92ガブリエル・ロドリゴHonda1'58.549
1017ジョン・マクフィーHonda1'58.550
1140D.ビンダーKTM1'58.562
1223ニッコロ・アントネッリHonda1'58.806
1316A.ミニョKTM1'58.890
1411セルジオ・ガルシアHonda1'59.221
1553D.オンジュ KTM1'59.280
1652ジェレミー・アルコバHonda1'59.319
175ハウメ・マシアHonda1'59.438
1871佐々木歩夢KTM1'59.949
1927鳥羽海渡KTM1'59.120
207デニス・フォッジャHonda1'59.181
2173M.コフラーKTM1'59.285
2212フィリップ・サラクHonda1'59.310
2350J.デュパスキエKTM1'59.409
2482S.ネパKTM1'59.419
2592國井勇輝Honda1'59.443
269D.ピッツォーリKTM1'59.465
2754R.ロッシKTM1'59.987
2889カイルール・イダム・パウィHonda2'00.135
2970B.バルテュスKTM2'00.268
306山中琉聖Honda2'01.560

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