Round11アラゴンアラゴンGP

Moto3

モーターランド・アラゴン

第11戦 アラゴンGP

総合ポイント2位の小椋藍が初優勝に挑む

Moto3クラスもチャンピオン争いが絞られてきました。総合首位はアルベルト・アレナス(Gaviota Aspar Team Moto3)で135点、総合2位に小椋藍(Honda Team Asia)で129点、総合3位にチェレスティーノ・ヴィエッティ(SKY Racing Team VR46)で119点、総合4位にトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)で115点、総合5位にジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)で98点と、上位5人の点差が37点という接戦です。

以下、総合6位にハウメ・マシア(Leopard Racing)、総合7位にガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)、総合8位に鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)、総合10位にデニス・フォッジャ(Leopard Racing)とHonda勢がトップ10内で続いています

総合2位につける小椋は、フランスGPからの連戦となるアラゴンGPで悲願の初優勝に挑みます。ルーキーだった昨年の大会では予選2番手から初表彰台獲得の2位でフィニッシュしています。過去2戦は思うような結果を残せず、カタルニアGP11位、フランスGP9位と表彰台争いから脱落しましたが、今大会は今季7回目の表彰台獲得と初優勝に挑みます。

総合4位につけるアルボリーノは、過去2戦連続2位(通算4回目の表彰台)と調子を上げてきました。昨年の大会では10位でしたが、今年は3戦連続表彰台と今季初優勝を目指します。総合5位のマクフィーは、前戦フランスGPで他者の転倒に巻き込まれてリタイアとなり、総合3位から5位へとダウンしました。昨年の大会では、優勝争いからわずかに遅れて4位。今年は今季5回目の表彰台と今季2勝目を目指します。

ホームGPを迎える総合6位のマシアは、前戦フランスGPでPPを獲得し、決勝でも積極的に前に出ましたが4位と悔しい結果に終わりました。今回はその雪辱に挑み、今季2回目の表彰台を目指します。

予選で速さを見せる総合7位のロドリゴ。10戦を終えて、PP1回を含め5回のフロントローを獲得していますが、決勝では第6戦スティリアGPの4位が最高位です。ホームGPとなる今大会は、2018年のカタルニアGPの3位以来の表彰台獲得に挑みます。

第8戦エミリア=ロマーニャGPの予選で転倒し左腕を骨折した鈴木竜生は、前戦フランスGPに復帰を果たしましたが、転倒リタイアに終わり、チャンピオン争いでも後退しました。左腕の状態は完全ではありませんが、残り5戦、ポイントばん回に向けて全力で挑みます。

ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は今季5回目のポイント獲得に挑みます。国井勇輝(Honda Team Asia)は、前戦フランスGPでポイント獲得は果たせませんでしたが本来の走りを取り戻してきました。今大会は今季初ポイント獲得が期待されます。

コメント

小椋藍(Moto3 総合2位)
「バルセロナとル・マンでは思ったような走りができませんでした。マシンは悪くありません。問題は僕です。速く走れるようにいいフィーリングを再び見つけなければなりません。昨年のアラゴンでは初めて表彰台を獲得したので、それが今週の自信につながっています。ライディングを楽しみ、がんばります」

トニ・アルボリーノ(Moto3 総合4位)
「最近の2レースは勝てるスピードがあることを示すことができました。でも優勝はできなかったので、日曜日の目標は優勝することです。アラゴンはすばらしいレイアウトですが、昨年は10位でした。今年はレースウイークを通して一生懸命仕事に取り組み、いいセットアップを見つけたいです。日曜日は全力でがんばります。チャンピオンシップのためにポイントを獲得しなければなりません」

ジョン・マクフィー(Moto3 総合5位)
「先週末は残念な結果になりましたが、まだ5レース残っています。大事なことは、すべてのレースで速さがあることです。この調子でアラゴンでもがんばって、いい結果を残したいです。昨年のGPは力強い走りができました。とても好きなサーキットです。2レースあるので、セッティングにたくさんの時間を費やせます。いいフィーリングを見つけて、いいリズムをつかみたいです。力強い2週間にできることを願っています」

國井勇輝(Moto3 総合27位)
「先週のル・マンはいい仕事ができたと思いますが、結果を残すことができませんでした。FP1とFP2そしてFP3はうまくいったので、アラゴンではFP1からいいリズムを見つけられるようにがんばります。いつものように、目標は学び続けて前進し続けることです」

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