Round09カタルニアカタルニアGP

Moto2

バルセロナ・カタルニア・サーキット

第9戦 カタルニアGP

マリーニ、バスティアニーニ、ベツェッキ。
イタリア勢によるタイトル争い

Moto2クラスは8戦を終えてイタリア勢のタイトル争いとなっています。総合首位はルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)で125点。雨の中断で10ラップとなった前戦エミリア=ロマーニャGPは、再開したレースで表彰台を逃す4位でしたが、今大会はカタルニアで初表彰台と今季3勝目を目指します。

総合2位のエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)は、5点差でマリーニを追います。前戦エミリア=ロマーニャGPでは今季3勝目。上り調子で後半戦のスタートを迎えます。Moto3時代は、優勝を含む4回の表彰台に立ち、Moto2時代も昨年はルーキーながら5位と得意とするサーキット。今大会は今季4勝目に挑みます。総合3位にはマリーニのチームメートで過去3戦連続表彰台に立ち調子を上げているマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)でマリーニと20点差、バスティアーニの15点差ですが、2人との差を縮める意気込みです。

総合4位にはサム・ロース(EG 0,0 Marc VDS)。前戦エミリア=ロマーニャGPでは3位表彰台を獲得しました。3連戦最後となる今大会は今季初優勝を目指します。過去2戦、新型コロナウイルスの陽性判定で出場することができないホルヘ・マルティン(Red Bull KTM Ajo)は総合5位へと大きくランキングを落としました。長島哲太(Red Bull KTM Ajo)は、第7戦サンマリノGPで転倒リタイア、第8戦エミリア=ロマーニャGPは決勝日のウォームアップの転倒の影響で23位に終わり総合6位にダウンしましたが、3連戦最後の第9戦カタルニアGPで巻き返しに挑みます。

総合7位のチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)は、ホームGPを迎え今季初表彰台にチャレンジ。ルーキーで総合8位のアーロン・カネット(Oceanica Aspar Team Moto2)もホームGPで初表彰台を狙います。総合9位にはトーマス・ルティ(Liqui Moly Intact GP)、ルティのチームメートのマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)が総合10位と続きます。

ソムキアット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、チームの本拠地があるバルセロナで今季ベストを目指します。今年はセッティングに苦しみ転倒が多く、8戦を終えて13位が最高位。今大会はシングルフィニッシュ、そしてベストリザルトを目指します。チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(IDEMITSU Honda Team Asia)も今大会は初ポイント獲得に全力を尽くします。

コメント

ルカ・マリーニ(Moto2 総合1位)
「サーキットに戻ることができてうれしいです。先週は速さがありました。一生懸命取り組みましたが、思ったようなレースができませんでした。カタルニアは好きなサーキットです。ばん回するチャンスがあります。もっと強くなりたいです」

エネア・バスティアニーニ(Moto2 総合2位)
「ミサノの勢いを今週のバルセロナへつなげたいです。チームは最高の仕事をしています。この調子でがんばりたいです。チャンピオンシップのことは考えていません。バルセロナにはすばらしい思い出があります。2018年のMoto3クラスでは、ベツェッキを破って優勝しました。今週末の目標も同じです」

マルコ・ベツェッキ(Moto2 総合3位)
「ミサノで行われた2レースで2度表彰台に上がることができて、ポジティブ以上の終わり方になりました。チームとすばらしい仕事ができました。すべてのコンディションで強かったです。予選でも強さがありました。カタルニアでもこの調子でがんばります」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 総合27位)
「今週はカタルニアGPです。バルセロナは第2に故郷のようなところです。プラクティスと予選でベストを尽くし、チームと一生懸命取り組み、ポイント獲得の目標を達成したいです。集中力をキープすれば、いい仕事ができると思います。僕のために一生懸命がんばっているチームに感謝したいです」

アンディ・ファリド・イズディハール(Moto2 総合30位)
「レースウイークがまた始まります。また学ぶチャンスがあるということです。マシン、サーキット、そしてGPレーシングを学びます。いつものようにベストを尽くします。そしてレースではスタートからフィニッシュまで最高のペースで走行できるように最高のセッティングにしたいです」

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