Round08エミリア=ロマーニャエミリア=ロマーニャGP

Moto2

2020年9月18日(金)

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
天候:晴れ
気温:27℃
コースコンディション:ドライ

初日トップはルカ・マリーニ。
ミサノでの2連勝に向け好調な出だし

Moto2クラスは、前戦サンマリノGPで今季2勝目を挙げたルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が好調をキープし、初日をトップタイムで終えました。先週のサンマリノGPは予選3番手でしたが、ポールポジション(PP)タイムのサム・ロース(EG 0,0 Marc VDS)がペナルティーでピットスタートとなり、予選2番手のレミー・ガードナー(Onexox TKKR SAG Team)が決勝日朝のウォームアップで転倒して負傷、欠場したことからトップグリッドから決勝に挑みました。今大会は、予選でしっかりタイムをマークして、今季初PP獲得を目指します。

Moto2ルーキーのアーロン・カネット(Inde Aspar Team Moto2)が2番手タイムをマークしました。前戦サンマリノGPでは、新しい路面に苦戦して予選22番手でしたが、今大会は2戦ぶり2回目のPP獲得に挑みます。3番手にはマルセル・シュローター(Liqui Moly Intact GP)で3戦ぶりのフロントロー獲得に向けて絶好のスタートを切りました。

4番手には、前戦サンマリノGPでPPを獲得するもペナルティーのためピットスタートになったロースで、今大会は2戦連続でPPを狙います。今年は予選、決勝ともに好調ですが、まだ優勝はありません。ピットスタートになったサンマリノGPでは最後尾28番手から8位でフィニッシュとすばらしい走りを見せているだけに、今大会の活躍にも注目されます。

前戦サンマリノGPで3位のエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が6番手、2位のマルコ・ベツェッキ(SKY Racing Team VR46)が7番手、4位のチャビ・ビエルゲ(Petronas Sprinta Racing)が8番手と続き、この数戦着実に調子を上げているトーマス・ルティ(Liqui Moly Intact GP)が9番手、ホルヘ・ナバロ(Beta Tools Speed Up)が10番手でした。

総合5位につける長島哲太(Red Bull KTM Ajo)は13番手、アンディ・ファリド・イズディハール(IDEMITSU Honda Team Asia)は26番手、ソムキアット・チャントラは27番手という結果でした。

コメント

ルカ・マリーニ(Moto2 1番手)
「FP2でこれほどまで速く走れるとは思っていませんでした。ユーズドタイヤで1分35秒9という数字を見たとき、信じられませんでした。とてもうれしいです。フィーリングは最高です。このような感覚で走れているときは、すべてが楽です。コースに出て、ミスをせず、楽しむことだけを考えればいいからです。午前中のFP1からすでにいいフィーリングでした。レースシミュレーションにトライしましたが、12周を終えて、苦戦するようになりました。マシンをうまくコントロールできませんでしたが、今日はミスをせずに、完ぺき走行することができました」

アーロン・カネット(Moto2 2番手)
「今日は満足しています。かなり速さがあり、レースペースもよかったです。でもまだ少しセットアップを改善しなければなりません。そしてフィーリングをよくして、もっと楽にタイムを出せるようにしなければなりません。すべてがうまく行けば、直接Q2に進めると思います。FP2ではルカ・マリーニの後ろにつくことができました。そして改善できるところも分かりました」

マルセル・シュローター(Moto2 3番手)
「FP1は10番手でしたが、とても気持ちよく乗ることができました。このサーキットは先週たくさん走っているので、今日は確認走行といくつかの改善に取り組みました。ユーズドタイヤではまずまずいいペースで走れていますが、新品タイヤでは走り出しでグリップを見つけられず苦戦しました。そのため今日は転倒しましたが、全体的には、とても満足のいく1日でした。明日も引き続きセットアップに取り組みます」

アンディ・ファリド・イズディハール(Moto2 26番手)アンディ・ファリド・イズディハール
「FP1では、セッションの最後に転倒してしまいましたが、マシンのフィーリングもよく、先週のベストから1秒近く更新することができました。午後は、少し風があり、気温も上昇しました。その中で、ソフトタイヤで、レースシミュレーションに取り組みましたが、19ラップを過ぎた頃、タイヤが機能しなくなりました。先週からフィーリングは改善されましたが十分ではありません。明日も引き続き改善に取り組みます」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 27番手)ソムキアット・チャントラ
「マシンのセットアップを変更したことで、FP1の出だしで先週のベストラップと同等のタイムを出すことができました。午後のFP2では、レースに向けてどのタイヤがベストかを決めるため、タイヤの比較を行いました。先週よりも連続周回のペースはよかったのですが、ラップタイムでは、もう一歩の速さが必要です」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
110ルカ・マリーニKALEX1'35.956
244アーロン・カネットSPEED UP+0.090
323マルセル・シュローターKALEX+0.201
422サム・ロースKALEX+0.205
516ジョー・ロバーツKALEX+0.295
633エネア・バスティアニーニKALEX+0.306
772マルコ・ベツェッキKALEX+0.328
897チャビ・ビエルゲKALEX+0.361
912トーマス・ルティKALEX+0.477
109ホルヘ・ナバロSPEED UP+0.511
1140ヘクター・ガルゾKALEX+0.553
1211ニッコロ・ブレガKALEX+0.564
1345長島哲太KALEX+0.601
1496ジェイク・ディクソンKALEX+0.625
157ロレンソ・バルダッサーリKALEX+0.638
1637アウグスト・フェルナンデスKALEX+0.704
1742マルコス・ラミレスKALEX+0.743
1821ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP+0.765
1919ロレンソ・ダラ・ポルタKALEX+0.798
2055ハフィス・シャーリン SPEED UP+1.065
2162ステファノ・マンシィMVアグスタ+1.153
2264ボウ・ベンドスナイダーNTS+1.186
2324シモーネ・コルシMVアグスタ+1.222
2457エドガー・ポンスKALEX+1.335
2554マティア・パシーニKTM+1.396
2627アンディ・ファリド・イズディハールKALEX+1.423
2735ソムキアット・チャントラKALEX+1.455
2899カスマ・ダニエル・カスマユディンKALEX+1.616
2974ピオトル・ビエシキルスキーNTS+4.666

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