Round05オーストリアオーストリアGP

Moto3

2020年8月15日(土)

レッドブル・リンク
天候:曇り
気温:26℃
コースコンディション:ウエット/ドライ

第5戦 オーストリアGP

ジョン・マクフィーが予選3番手

Moto3クラスは、午前中に行われたFP3がウエットコンディション、午後に行われた予選がドライコンディションになるという難しい一日となりました。その中で今季安定したリザルトを残しているジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が3戦ぶり、今季2回目のフロントローを獲得しました。決勝では今季3回目の表彰台と今季初優勝が期待されます。

2列目4番手にはハウメ・マシア(Leopard Racing)で、今季ベストグリッドを獲得。6番手は、開幕から4戦連続でフロントローを獲得した鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)で、今大会はフロントローを逃すも2列目に並びました。前戦チェコGPでは転倒リタイアに終わっているだけに、2戦ぶりの優勝と表彰台を目指します。

3列目7番手にはガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3 )、8番手にはトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)、11番手には前戦チェコGPで初優勝達成のデニス・フォッジャ(Leopard Racing)と続きました。

5列目フリー走行で好調な走りを見せていた小椋藍(Honda Team Asia)が、予選のアタックが決まらず13番手とポジションを落としました。しかしマシンの状態はよく、決勝では追い上げのレースと今季4回目の表彰台が期待されます。フィリップ・サラク(Rivacold Snipers Team)が14番手、前戦チェコGPで4位と調子を上げてきたニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が15番手でした。

今大会は不安定な天候が続き、全体的にセットアップが難しい2日間となりました。決勝も不安定な天候になることが予想されるだけに、厳しいレースになると思われます。

ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は21位、國井勇輝(Honda Team Asia)は24番手。ともに追い上げのレースに挑みます。

 

コメント

ジョン・マクフィー(Moto3 3番手)ジョン・マクフィー
「予選セッションの最後の数分は、とても忙しかったです。最初のスティントでは、半分のライダーが僕についてこようとして思ったようにいきませんでした。クリアなラインを見つけるのが難しかったからです。そのあと、アタックできるタイミングは一度しか残っていませんでした。そのときはほぼ単独走行でした。前方に小さな集団があったので、1コーナーから3コーナーにかけてスリップストリームを使いました。それ以外は単独でしたが、とてもいいペースがありました。ウエットでもドライでもとてもいい形に仕上がっていると思います。明日のレースが楽しみです」

ハウメ・マシア(Moto3 4番手)ハウメ・マシア
「ポールポジションを獲得できるほどの速さがあったと思うので、Q2の結果は残念でした。チームはすばらしい仕事をしてくれました。最後のアタックの前に、素早くタイヤを交換してくれました。ここまでの仕事には満足しています。明日はベストを尽くします」

鈴木竜生(Moto3 6番手)鈴木竜生
「今回はフロントローを獲得できませんでした。これまで戦ってきたロサイル、ヘレス、ブルノでは自分のストロングポイントがあったのですが、このサーキットではそういうポイントを見つけることができませんでした。しかし全体的にはとてもいい状態なので、トップグループについていって、いいレースができると思います。天候が不安定ですが、どんな天気になってもベストを尽くします」

ガブリエル・ロドリゴ(Moto3 7番手)ガブリエル・ロドリゴ
「2セット目のタイヤでは少し遅いライダーのスリップストリームを使ったので、思ったほど速く走ることができず、残念でした。しかしマシンのフィーリングは最高だと思います。このフィーリングをずっと探していました。明日はいいレースができると思います。このサーキットではたくさんの集団ができると思います。まずまずのポジションからのスタートなので、いいレースができるはずです」

小椋藍(Moto3 13番手)小椋藍
「決勝に向けて最低でも3列目には並びたかったのですが、予選では気合が入りすぎてミスを犯してしまいました。フィーリングはとてもよく、どこがダメでどこがいいかもわかっています。明日のレースについては後方からのスタートとなりますので、序盤にしっかりポジションを上げたいです」

山中琉聖(Moto3 21番手)山中琉聖
「最初のセッションがよかったので、この結果は残念です。これからはセッション最後の数分で、もっと速いタイムが出せるようにしなければなりません。ポジティブなことは、前を走るほかのライダーを目標にしなくても自己ベストを出せたことです。自分のペースを改善することができました。これはとても重要なことです。グリッド後方からのスタートですが、いいレースができるようにがんばります」

國井勇輝(Moto3 24番手)國井勇輝
「もっといいポジションを期待していましたが、FP3がウエットになり、セットアップとライディングの改善を進めることができませんでした。それでも予選ではバイクの感覚がよくなり自信も戻ってきました。昨日からタイムを1秒短縮することができました。へレスやブルノのときとは感覚が違い、自分の求めるフィーリングに近づいています。まだまだセットアップ、ライディングスタイルの改善に取り組まなくてはなりませんが、一歩一歩、いい方向に向かっていると思います」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
125R.フェルナンデスKTM1'36.277
275A.アレナスKTM1'36.288
317ジョン・マクフィーHonda1'36.306
45ハウメ・マシアHonda1'36.371
513C.ヴィエッティKTM1'36.462
624鈴木竜生Honda1'36.495
72ガブリエル・ロドリゴHonda1'36.571
814トニ・アルボリーノHonda1'36.644
954R.ロッシKTM1'36.730
1053D.オンジュ KTM1'36.756
117デニス・フォッジャHonda1'36.857
1216A.ミニョKTM1'36.891
1379小椋藍Honda1'36.937
1412フィリップ・サラクHonda1'37.064
1523ニッコロ・アントネッリHonda1'37.067
1671佐々木歩夢KTM1'37.143
1727鳥羽海渡KTM1'37.398
1852ジェレミー・アルコバHonda1'37.565
1982S.ネパKTM1'37.300
2011セルジオ・ガルシアHonda1'37.424
216山中琉聖Honda1'37.502
2240D.ビンダーKTM1'37.504
2370B.バルテュスKTM1'37.552
2492國井勇輝Honda1'37.662
2599C.タタイKTM1'37.758
2673M.コフラーKTM1'37.899
279D.ピッツォーリKTM1'37.923
2889カイルール・イダム・パウィHonda1'38.094
2950J.デュパスキエKTM1'38.402
3055R.フェナティハスクバーナ1'38.537
3121A.ロペスハスクバーナ1'38.827

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