Round05オーストリアオーストリアGP

Moto3

レッドブル・リンク

第5戦 オーストリアGP

小椋藍、ジョン・マクフィー、鈴木竜生、
Honda勢が優勝・表彰台を目指す

Moto3クラスは、小椋藍(Honda Team Asia)が総合2位に浮上しました。前戦チェコGPでは初優勝まであと一歩に迫る好走を見せました。最終ラップの攻防戦で3位にポジションを落としましたが、その安定した走り高い評価が与えられています。開幕戦から4戦を戦い2位1回、3位2回。連戦となる第5戦オーストリアGPでは、今季4回目の表彰台と初優勝を目指します。

前戦チェコGPでトップグループに加わり5位でフィニッシュのジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が総合3位をキープしました。今年は4戦を戦い2位2回。昨年の大会では3位表彰台に立っており、今大会は3回目の表彰台と今季初優勝を目指します。

前戦チェコGPで転倒リタイアの鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合2位から4位にダウンしました。しかし、開幕から4戦連続フロントローを獲得した速さは健在。第3戦アンダルシアGPに続く今季2勝目と2回目の表彰台を目指します。

総合5位には、前戦チェコGPで念願の初優勝を達成したデニス・フォッジャ(Leopard Racing)が総合17番手から一気に6番手に浮上しました。初優勝で自信をつけたフォッジャの今大会の走りに注目です。

総合7位にはトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)。第2戦スペインGPで3位表彰台を獲得するも、第3戦アンダルシア10位、前戦チェコGP8位とやや精彩を欠いています。昨年の大会では2位表彰台に立っており、調子を取り戻す意気込みです。

以下、ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は、前戦チェコGPでは17位。ポイントを獲得できず総合20位。國井勇輝(Honda Team Asia)は、前戦チェコGPで予選10番手と調子を挙げてきましたが、決勝ではポイント獲得圏内を走行するも転倒しました。再スタートを切りましたが、ピットに戻りリタイアとなりました。今大会は初ポイント獲得を目指します。

コメント

小椋藍(Moto3 総合2位)
「このサーキットはブルノやほかの多くのサーキットとは特徴がかなり違いますが、好きなコースです。ハードブレーキングポイントがたくさんあります。レイアウトはストップ&ゴーで、難しく、前回のレースとは違うセットアップが必要です。もちろん昨年のデータがあるので役に立つと思います。昨年より改善の余地はあると思うので、ここ数戦のようなバトルが日曜日にできることを願っています。金曜日のFP1から速くなれるようにがんばります」

ジョン・マクフィー(Moto3 総合3位)
「チャンピオンシップ争いはとても接近しています。そのため集中力を維持して、今週末もポイントを獲得しなければなりません。先週の日曜日はレース中にグリップが無くなり、アタックできませんでした。グリッドの中団からのスタートだったので、追い上げるのにかなりリアタイヤを使ってしまったからです。予選でミスをした結果でした。そのため今週末の目標はミスをせず、日曜日には表彰台争いをすることです」

鈴木竜生(Moto3 総合4位)
「ブルノでは完走できずとても残念でした。今週からの2連戦の大きな目標はミスしないことです。速さがあることは分かっていますし、集団で戦えることも分かっているので、落ち着いて、最高の結果に向けて取り組みたいです。Moto3のレースは決して簡単ではありません。たくさんのライダーたいつもアタックしているからです。今回は全力でアタックしなければなりません」

國井勇輝(Moto3 25位)
「レッドブル・リンクはルーキーズカップで走ったことがありますが、一度しか走ったことがありません。そのため今回も初めて走るサーキットのような感覚です。前回のブルノで学んだこと、そしてこれまでの経験を活かしながら勉強しなければなりません。ブルノはマシンのフィーリングがよかったので、この調子でがんばりたいです。このサーキットでは、ハードブレーキングがとても重要ですが、僕はあまり得意ではないので、自分のライディングとマシンのセッティングで、この点に取り組まなければなりません。とにかく前進したいです。同じサーキットで2回レースがあるのでコース攻略などいろいろ学べると思います」

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