Round04チェコチェコGP

Moto3

ブルノ・サーキット

第4戦 チェコGP

前戦ポール・トゥ・ウィンの鈴木竜生に注目

Moto3クラスは、厳しいスリップストリームの使い合いとなり、毎年、激しい戦いとなります。昨年も10台前後がトップグループを形成。最終ラップまで誰が勝つかわからないレースとなりました。そのために、フリー走行でいかにマシンを仕上げるかが重要となってきます。

前戦アンダルシアGPで今季初優勝を達成した鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合首位のアルベルト・アレナス(KTM)と6点差の2位。開幕から3戦連続ポールポジションを獲得。その速さを結果につなげた鈴木の2連勝に期待が膨らみます。

総合3位には3戦を終えて2度の2位になったジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)。今年は安定した走りで常に優勝争いに加わっています。ブルノは、マクフィーが2016年に初優勝を達成した思い出のサーキット。今季初優勝に挑みます。

開幕から2戦連続で表彰台に立ち、前戦アンダルシアGPで予選2番手から初優勝を狙った小椋藍(Honda Team Asia)は、他者の転倒に巻き込まれる不運の転倒でリタイアとなりました。前戦ノーポイントに終わるも、トップから14点差の総合4位。今大会は念願の初優勝に挑みます。

以下、ガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)が総合5位、トニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)が総合8位、前戦アンダルシアGPで転倒のハウメ・マシア(Leopard Racing)が総合9位、ジェレミー・アルコバ(Kömmerling Gresini Moto3)が総合10位と続いています。

ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)は前戦アンダルシアでベストリザルトタイの9位でフィニッシュし、今季初ポイントを獲得してチェコGPに挑みます。

同じくルーキーの國井勇輝(Honda Team Asia)が今季初ポイント獲得に挑みます。前戦アンダルシアGPは初ポイント獲得にあと一歩の16位。昨年、ワイルドカードでチェコGPに出場しましたが、不運の接触事故で転倒リタイヤ。今年はその雪辱に挑みます。

 

コメント

鈴木竜生(Moto3クラス 総合2位)
「ヘレスで優勝した後なので、とてもいい気分でブルノに向かうことができます。今シーズンはいつもより短いので、どんな小さなミスでも大きな違いとなります。すべてのレースで集中力をキープしなければなりません。これまでと同じように仕事に取り組み、マシンのセットアップに集中します。そして、日曜日の大きな集団の戦いに向けて準備を整えます」

ジョン・マクフィー(Moto3 総合3位)
「ヘレスでの最初のレースは接触転倒と残念な結果に終わりましたが、続くアンダルシアGPでは2位表彰台を獲得できました。暑さのなか、一生懸命がんばってくれたチームに素晴らしいプレゼントになりました。今週はブルノです。2016年には、ここで初優勝達成という特別な思い出があります。レースはいつものように大きなトップグループになると思います。タイヤライフに取り組み、レース終盤をしっかり組み立てたいです」

小椋藍(Moto3 総合4位)
「(ライバルのミスで)この前のレースは転倒に終わりました。完走できなかったので、今週の目標はレースで完走することです。ブルノのレースはトップグループが大きな集団になります。最後まで力強い走りをして、終盤になっても速さがあることが重要になってきます。ブルノはヘレスとは全く違うレイアウトです。これまでのセッティングをベースに、日曜日のレースに向けていい状態に合わせていきたいと思います」

國井勇輝(Moto3 ノーポイント)
「ブルノは昨年ワイルドカードで出場しました。あまりいい思い出はありませんが、今週末はもっといい走りができるようにがんばります。今回はいくつか違うセッティングを試してみたいと思います。このサーキットは僕のライディングスタイルに合うので、もっと戦闘的になれると思います。すばらしい仕事をして、ポイントを獲得できるようにがんばります」

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