Round02スペインスペインGP

Moto2

ヘレス・サーキット・アンヘル・ニエト

第2戦 スペインGP

4カ月以上のブレイクを経て、ついにシーズンが再開

Moto2クラスは、今大会が第2戦となります。開幕戦カタールGPでは、長島哲太(Red Bull KTM Ajo)が優勝しました。決勝は大混戦となり、終盤、その中から抜けだした長島が独走で優勝しました。2月に行われたヘレスの公式テストでも長島は十分優勝争いに加われる走りをみせているだけに、開幕からの2連勝の期待が膨らみます。

カタールGPで2位になったロレンソ・バルダッサーリ(FLEXBOX HP 40)は、得意とするスペインGPで今季初優勝を目指します。18年、19年とヘレスでは圧倒的な速さで2連勝を達成しています。そして、カタールGPで3位になったエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)は、Moto2クラス初優勝を狙います。

開幕戦カタールGPで初PP獲得し、決勝4位のジョー・ロバーツ(American Racing)、決勝5位のレミー・ガードナー(Onexox TKKR SAG Team)も好調で、スペインGPでともに初優勝に挑みます。

スペインのバルセロナを本拠とするIDEMITSU Honda Team Asiaも準備万端で第2戦スペインGPに挑みます。

Moto2クラス2年目となる21歳のタイ人、ソムキアット・チャントラは、昨年、タイGPの9位を最高位に6回のポイント獲得で総合21位。オーストリアGPでは初フロントロー獲得の3番手になるなど、ルーキーとしてはすばらしい活躍をみせました。今年の開幕戦カタールGPでは、スタート直後に転倒者に巻き込まれる不運に見舞われ、再スタートしましたが25位でした。今大会は開幕戦カタールGPの雪辱と、ベストリザルトを目標に初表彰台獲得を目指します。

ルーキーのアンディ・ファリド・イズディハールは、開幕戦カタールGPを22位で終えました。22歳のインドネシア人は、16年と17年にFIM CEV Moto3ジュニア世界選手権に出場、その後、アジアロードレース選手権に参戦して経験を積みました。昨年9月のサンマリノGPでは、代役としてIDEMITSU Honda Team Asiaからグランプリデビューを果たし24位。経験のあるヘレスで初ポイント獲得を狙います。

コメント

長島哲太(Moto2 総合1位)
「レースのできない長い時間が過ぎました。とても厳しく、奇妙な時期でした。いつもなら、シーズンがスタートすれば、休みがあっても2、3週間ですからね。ようやく戦いが再開するので、とても楽しみです。スケジュールがとてもタイトなので、タイトル争いをするためにはミスをすることができません。集中して取り組み、ケガをしないようにしなければなりません。今週末の目標はトップ争いをすることです。転倒したくないので、落ち着いて取り組まなければなりません」

ロレンソ・バルダッサーリ(Moto2 総合2位)
「パドックに戻りみんなとても喜んでいます。日曜日のレースがとても楽しみです。カタールの開幕戦から長い期間、この日を待っていました。レースの日程が詰まっているので、とても難しいシーズンになると思います。カタールではすばらしいレースができました。昨年はヘレスで優勝しているので、自信はあります。もちろんすべてが違います。昨年より暑いコンディションの中で行われるので、それがいろいろなことに影響すると思います。チームと再会できてとてもうれしいです。ヘレスでは、今週末もその次の週末も最高の結果を残せるようにがんばります」

エネア・バスティアニーニ(Moto2 総合3位)
「今週末のレースを何カ月も待っていました。シーズンが始まれば、ほとんど休みなしなので、本当に奇妙な時期でした。ヘレスでは再びMoto2マシンに慣れて、メカニックやクルーチーフとの仕事にも慣れなければならないので、興味深い週末になります。クルーの仕事を信頼しています。ライダー、マシン、そしてタイヤにとって、暑さとの闘いは大きな挑戦です」

アンディ・ファリド・イズディハール(Moto2 総合22位)
「ヘレスでシーズンが再開するのがとても楽しみです。開幕戦のカタールのあとは家で過ごしていました。一生懸命トレーニングをして、モチベーションを強く保っていました。バルセロナに来て、チームに再会し、今日までトレーニングも続けてきました。レースに向けて準備は整っています。ベストを尽くして仕事に取り組みます」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 総合25位)
「今週末はヘレスでレースをします。久しぶりにレースに戻ってくることができてとてもうれしいです。カタールでレースをしてからずっとトレーニングに取り組んできたので、レースに向けて準備はできています。チャンピオンシップの再開に向けて、ヘレスではマシンのフィーリングをつかむことがとても重要になってきます。再びMoto2マシンに乗ることができます。チームとまた仕事ができてとてもうれしいです」

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