Round02スペインスペインGP

Moto3

2020年7月17日(金)

ヘレス・サーキット・アンヘル・ニエト

第2戦 スペインGP

ガブリエル・ロドリゴがトップタイムをマーク

Moto3クラスは、2月中旬のウインターテストで好調だったガブリエル・ロドリゴ(Kommerling Gresini Moto3)が、FP1、FP2ともにトップタイムをマーク。好調なスタートを切りました。開幕戦カタールGPは、大接戦の中で6位。今大会は今季初ポールポジションと初優勝を目指します。

3番手には開幕戦カタールGPで2位のジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)で、開幕から2戦連続表彰台と今季初優勝を目指します。5番手にはロドリゴのチームメートのジェレミー・アルコバ(Kommerling Gresini Moto3)。9番手にハウメ・マシア(Leopard Racing)、10番手にトニ・アルボリーノ(Rivacold Snipers Team)と実力あるHonda勢が続きました。

ヘレスは2月に公式テストが行われていますが、コンディションがよく、好タイムが続出しました。その頃に較べて気温も路面温度も高く、全体的に選手たちは苦戦する1日となり、昨年の大会で2位表彰台に立っている鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が13番手、2月のテストでトップタイムをマークした小椋藍(Honda Team Asia)が14番手、ルーキーの山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)が15番手という結果でした。

Moto3クラスは、MotoGP、Moto2クラスとは違い、FP2でタイム短縮を果たした選手がいます。セットアップが進むにつれて、さらに接近戦になることが予想されます。2日目のフリー走行、予選のHonda勢の走りに注目されます。

コメント

ガブリエル・ロドリゴ(Moto3 1番手)
ガブリエル・ロドリゴ「プレシーズンのペースを発揮することができて、とても満足しています。いろいろなタイヤオプションを試しました。両方のセッションで最速タイムを出すことができました。このようなことは長いことなかったので、とてもうれしいです。準備してきた成果がありました。サーキットベストを更新することができました。そして、ロングランも順調だったので、週末は期待できます。レースはフリー走行とは時間帯が違います。完ぺきなセットアップを見つけなければなりませんが、今は明日の予選に集中したいです」

ジョン・マクフィー(Moto3 3番手)
ジョン・マクフィー「今日は実りの多い1日でした。プラン通りに仕事を進め、自分のリズムに取り組みました。ペースはとてもいいです。今日は最後にソフトタイヤを使ってタイムを出していますが、全体的にとてもよかったと思います。FP1のラップタイムは力強かったです。明日の午前中に改善できたら、もっといいタイムを出せると思います。FP2はずっとユーズドタイヤを使って6番手でした。今日はとても満足しています」

ジェレミー・アルコバ(Moto3 5番手)
ジェレミー・アルコバ「明確なアイディアを持ってここに来ました。フロントにソフト、そしてリアにハードを使わず、水曜日のテストで出したタイムを出せるようにがんばりました。使ったのは、ミディアムフロントとソフトリアでした。FP2ではほかのタイヤは使いませんでした。少しレースペースに取り組みましたが、いい仕事ができたと思います。直接Q2に進むことはとても重要です。ヘレスはオーバーテイクがそれほど難しくはありませんが、それでもリスクはあります。スターティングポジションはとても重要です」

鈴木竜生(Moto3 13番手)
鈴木竜生「FP1は思うようにタイムを出せず苦労しましたが、午後は気温も路面温度も上がることを想定しながら走り込みをしました。ほとんどの選手がFP2でFP1のタイムをクリアできませんでした。その中でFP2でタイムを更新できたのは明日に向けて明るい材料になりました。明日のフリー走行でしっかりQ2進出を果たし、予選でもいいグリッドを獲得したいです」

小椋藍(Moto3 14番手)
小椋藍「今日は14番手でした。トップとのタイム差は1秒ほどあります。課題はブレーキングで、思ったように止められないことで苦労しています。理想的な順位ではありませんが、このタイム差を詰めるために、ブレーキの問題を解消したいです。明日の走行もがんばって走ります」

山中琉聖(Moto3 15番手)
山中琉聖「15日のテストに比べると、かなりいい状態になりました。特にブレーキングが改善されてタイムを上げることができました。テストのときは、自分のライディングに問題があるのかと思っていましたが、マシンのセットアップで改善され、とても乗りやすくなりました。明日はQ2進出を目指します」

國井勇輝(Moto3 22番手)
國井勇輝「初日の走行はとても複雑でした。いろいろなセットアップを試してみましたが、うまく機能しませんでした。今日は多くのミスを犯してしまい、タイムを改善することができませんでした。問題の1つは、ライディングポジションを変えたことで、バランスが崩れたことでした、明日は気持ちを切り替えげしっかり走りたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
12ガブリエル・ロドリゴHonda1'45.663
225R.フェルナンデスKTM+0.430
317ジョン・マクフィーHonda+0.439
416A.ミニョKTM+0.502
552ジェレミー・アルコバHonda+0.526
613C.ヴィエッティKTM+0.631
727鳥羽海渡KTM+0.636
875A.アレナスKTM+0.796
95ハウメ・マシアHonda+0.860
1014トニ・アルボリーノHonda+0.886
1155R.フェナティハスクバーナ+0.889
1211セルジオ・ガルシアHonda+0.994
1324鈴木竜生Honda+1.022
1479小椋藍Honda+1.043
156山中琉聖Honda+1.050
1623ニッコロ・アントネッリHonda+1.134
1782S.ネパKTM+1.277
1812フィリップ・サラクHonda+1.283
197デニス・フォッジャHonda+1.375
2054R.ロッシKTM+1.377
2199C.タタイKTM+1.396
2292國井勇輝Honda+1.425
2389カイルール・イダム・パウィHonda+1.426
2471佐々木歩夢KTM+1.491
2521A.ロペスハスクバーナ+1.630
2640D.ビンダーKTM+1.636
2753D.オンジュ KTM+2.011
289D.ピッツォーリKTM+2.281
2973M.コフラーKTM+2.342
3070B.バルテュスKTM+2.924
3150J.デュパスキエKTM+2.982

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