Round17オーストラリアオーストラリアGP

Moto3

2019.10.26(土)

フィリップアイランド・サーキット

第17戦 オーストラリアGP

ラミレスがキャリア初のポールポジションを獲得、鳥羽は5番手

不安定な天候と強風に苦しめられたMoto3クラスは、今季2勝を挙げて総合4位につけるマルコス・ラミレス(Leopard Racing)が初ポールポジション(PP)を獲得しました。金曜日、土曜日のフリー走行では不安定な天候に苦しんだラミレスですが、予選Q2では着実にタイムを上げてPPを獲得しました。

初日のフリー走行で7番手のジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)がセッション終盤にかけてタイムを上げて4番手。初日13番手の鳥羽海渡(Honda Team Asia)がフロントロー獲得を逃すも5番手。総合首位でタイトル王手のロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が6番手と続きました。

以下、8番手にロマーノ・フェナティ(VNE Snipers)、11番手にガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)、初日5番手の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が不安定なコンディションの中で単独で走って12番手。総合3位につけるトニ・アルボリーノ(VNE Snipers)は13番手でした。

転倒の影響で初日29番手だった佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)は、不安定な天候の中でタイムを更新するチャンスを逃し、24番手までばん回するのがやっと。フィリップアイランド初走行の小椋藍(Honda Team Asia)も、初日28番手からポジションアップを狙いましたが、不安定な天候の中でコース攻略を果たせず25番手(スターティンググリッドは23番手)でした。決勝では、ともに追い上げのレースに挑みます。

 

コメント

マルコス・ラミレス(Moto3 ポールポジション)マルコス・ラミレス
「人生初めてのポールポジションを獲得できて、とてもうれしいです。このような状況は初めてですが、最高の気分です。このサーキットはとても好きです。マシンのフィーリングはとてもいいです。速く走れることは分かっていました。プッシュしたいと思っていたので、その通りにしました。最高の結果です。レースがとても楽しみです。とてもいい仕事をしてくれたチームに感謝しています」

ジョン・マクフィー(Moto3 4番手)ジョン・マクフィー
「今日の路面コンディションは簡単ではありませんでしたが、これはみんなにとっても同じことです。マシンのフィーリングはとてもよかったです。単独でタイムを出したかったのですが、風が強かったので、これまで以上にスリップストリームが重要でした。そのために集団の中にいる必要がありました。前のライダーにひっかかってしまいましたが、最後のラップで最速タイムを出しました。0.3秒ほど遅れてしまったのは残念です。しかし2列目グリッドなので、スタートから前に出ていきたいです。風があるので、だれもレースでは独走できないと思います。そのため集団の中で強い走りをすることが重要になってきます。とてもエキサイティングな日になると思います」

鳥羽海渡(Moto3 5番手)鳥羽海渡
「今日は不安定な天候で、路面コンディションもころころ変わる難しいコンディションでした。風も強くて本当に難しい一日でしたが、5番手までポジションを上げることができました。いつもスロースターターなので序盤は苦しい走りになりますが、明日は2列目からなので、いいスタートを切ってトップグループに加わっていきたいです。明日もがんばってプッシュして走ります」

ロレンソ・ダラ・ポルタ(Moto3 6番手)ロレンソ・ダラ・ポルタ
「今日はいい日でした。厳しいコンディションの中でマシンを改善することができました。ずっと単独で走行して、2列目グリッドを獲得することができたのはとてもよかったと思います。明日に向けて準備はできています。ドライのレースになることを期待しますが、ドライとウエットのどちらに対しても準備はできています。チームの仕事に感謝しています。プッシュする準備はできています」

鈴木竜生(Moto3 12番手)鈴木竜生
「セッション開始前にちょっと雨が降ったので、コンディションを確認しながらの予選でした。最後の方がコンディションよくなるのは分かっていたので、アタックのタイミングを待っていました。しかし、ペースを抑え過ぎてタイヤの右側を温めきれず、タイムを出しきれませんでした。最後のアタックも4コーナーで止まりきれずミスをしました。明日も雨だったら完走を目指し、ドライになったらトップグループにいて最後にアタックしたいと思います」

佐々木歩夢(Moto3 24番手)佐々木歩夢
「今日は風が強くて厳しい一日となりました。昨日はドライコンディションになったFP2ですぐに転んでしまい、タイムを出せませんでした。今日はコンディションの悪いFP3で昨日のタイムを更新することができて、これで(フリー走行の総合)29番手から26番手にポジションを上げることができました。セッティングも進めることができましたが、予選はチェッカーを受けるタイミングが悪くて、あと一周走れたらもっとよかったと思います。ドライもウエットも悪くないので、明日の決勝は追い上げのレースに挑みます」

小椋藍(Moto3 25番手)小椋藍
「Q1はいいラップを刻んでいたのですが、6コーナーにオイルと水があって止まりきれず、外に出てしまいました。それでQ2進出を逃しました。昨日、今日と完全なセッションがなくてコース攻略という点では厳しい2日間でした。明日はいいスタートを決めて、一つでもポジションを上げたいです。バイクのフィーリングはいいので全力を尽くし、結果につなげたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム
142マルコス・ラミレスHonda1'38.976
244A.カネットKTM1'39.160
375A.アレナスKTM1'39.244
417ジョン・マクフィーHonda1'39.310
527鳥羽海渡Honda1'39.493
648ロレンソ・ダラ・ポルタHonda1'39.683
716A.ミニョKTM1'39.715
855ロマーノ・フェナティHonda1'39.818
913C.ヴィエッティKTM1'40.061
107D.フォッジャKTM1'40.150
1119ガブリエル・ロドリゴHonda1'40.189
1224鈴木竜生Honda1'40.396
1314トニ・アルボリーノHonda1'40.417
1469T.ブース・アモスKTM1'40.656
155J.マシアKTM1'40.844
1661C.オンジュKTM1'41.441
1782S.ネパKTM1'42.428
1823ニッコロ・アントネッリHonda1'47.318
以下Q1
1984J.コーンフェールKTM1'46.284
2022真崎一輝KTM1'47.006
2111セルジオ・ガルシアHonda1'47.551
2212F.サラクKTM1'48.089
2325R.フェルナンデスKTM1'48.442
2471佐々木歩夢Honda1'48.483
2579小椋藍Honda1'48.484
2676M.ユルチェンコKTM1'48.531
2754リカルド・ロッシHonda1'49.097
2815R.チャンドラーKALEX KTM1'55.110
以下FP2
2940D.ビンダーKTM1'37.925
3021アロンソ・ロペスHonda1'38.930
319Y.ショーKALEX KTM1'42.583

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