Round16日本日本GP

Moto2

ツインリンクもてぎ

第16戦 日本GP

チャンピオン争いで優位に立つマルケスの走りに注目

Moto2クラスは、15戦を終えて5勝を含む9回の表彰台に立ってきたアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が240点で総合首位に立っています。過去、日本GPではMoto3クラスで2度(13年、14年)とMoto2クラスでは17年に優勝しています。シーズンを通して得意とするサーキットの一つ。今大会は今季6勝目と日本GP4勝目を目指します。

フェルナンデス・アウグスト(FLEXBOX HP 40)がマルケス弟と40点差の184点で総合2位。前戦タイではマルケス弟に先着してわずかにポイント差を縮めましたが、今大会はさらにポイント差を縮める意気込みです。

総合3位にはブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Ajo)で、後半戦の6戦では2勝を含む4回の表彰台に立ち調子を上げています。アウグストとの差は4点。マルケス弟との差は44点。後半戦の勢いを終盤戦につなげ、日本GP初制覇に挑みます。以下、トーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)が総合4位で178点、ホルヘ・ナバロ(Beta Tools Speed Up)が総合5位で175点と僅差で続いています。

前戦タイGPで今季初優勝のルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が首位と73点差の総合6位、ロレンソ・バルダッサーリ(FLEXBOX HP 40)が86点差の総合7位で、タイトルの可能性を残すのは上位7位までの選手となります。

マルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)が総合8位、ルーキーのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Beta Tools Speed Up)が総合9位、同じくルーキーのエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が総合10位。前戦タイGPで今季2回目のフロントローを獲得した長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)が総合13位。ホームGPを迎える今大会は、初の表彰台獲得と初優勝に挑みます。

IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキャット・チャントラは、ホームGPとなった前戦タイGPでは初のシングルフィニッシュとなる9位。HondaのホームGPとなる今大会はさらに上位を目指します。チームメートのディマス・エッキー・プラタマもケガからの復帰2戦目を迎え、ホンダのホームGPで念願の初ポイント獲得にチャレンジします。

コメント

アレックス・マルケス(Moto2 総合1位)
「もてぎはとても好きなサーキットです。日本という国、そして、もてぎには特別な愛着があります。なぜならすばらしい思い出があるからです。タイGPではチャンピオンシップにおいてポジティブな結果を残すことができました。この調子をキープし、ミスをしないように集中し、ポテンシャルを最大限発揮できるようにがんばります。これまでと同じ気持ちで大会に挑み、タイ以上に前進できるようにがんばります。いい形でアジアラウンドをスタートできてうれしく思います。とても楽しみです」

アウグスト・フェルナンデス(Moto2 総合2位)
「残り4レースになりました。そしてトップのアレックスとは40ポイント差です。最終戦までなにが起きるかは分かりません。タイトルが決まるまで、どんなことも可能だと思っています。これから始まる3連戦は、ライダーやチームのみんなにとって大きな挑戦です。うまくアタックして、勢いをキープすることが重要です。これが僕たちのプランです」

ブラッド・ビンダー(Moto2 総合3位)
「アラゴンの優勝と、タイの2位獲得はもてぎとそれに続く2レースに向けて力になりました。この調子をキープし、一生懸命取り組めば、結果につながると思います。それがレースです。今週のレースはアラゴンとタイの勢いをキープすることが目標です。チャンピオンシップはいよいよおもしろくなってきました」

ソムキアット・チャントラ(Moto2 総合20位)
「ホームレースのタイはすばらしい週末となりました。そして、次のレースのことを考えるときがやってきました。もてぎはチャーンと同じようにすばらしいところです。なぜならチームのホームグランプリだからです。引き続き勉強しながら一生懸命がんばります。Moto2クラスのマシンの差はほとんどないので、完全に集中して取り組まなければなりません。ポイント獲得に今回も挑戦します」

ディマス・エッキー・プラタマ(Moto2 総合35位)
「タイでカムバックを果たし、再びレースができることをうれしく思います。タイではレースウイークを通して前進できたので、日本GPも楽しみです。もてぎでレースをするのは初めてです。ゲームでレイアウトを勉強しています。金曜日から何ができるか考えていきたいと思います。チームとHonda、そしてインドネシアのファンのためにベストを尽くします」

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