Round16日本日本GP

Moto2

2019.10.18(金)

ツインリンクもてぎ

マルケスがトップタイム、ビンダー、マルティンが続く

Moto2クラスは、過去、ツインリンクもてぎで3勝(Moto3クラス2勝を含む)を挙げているアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)がトップタイムをマーク。以下、1秒差に21台という相変わらず厳しい戦いとなりました。FP1で3番手だったマルケス弟は、FP2では順調にセットアップを進めることに成功し、17年大会以来、2年ぶりの優勝に一歩前進しました。

2番手にブラッド・ビンダー(Red bull KTM Ajo)、3番手にホルヘ・マルティン (Red bull KTM Ajo)、4番手にルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)、5番手にサム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)と僅差で続き、6番手にニッコロ・ブレガ(SKY Racing Team VR46)、7番手にステファノ・マンシィ(MV Agusta Temporary Forward)、8番手にトーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)、そして9番手にはホームグランプリに気合満点の長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)と続きました。

FP1で2番手と好調なスタートを切った長島は、FP2では電気系のトラブルで思うように周回を刻めず、総合9番手へとポジションを落としました。2日目のフリー走行、予選では、ポジションアップに挑みます。

チームのホームグランプリを迎えたIDEMITSU Honda Team Asiaのソムキャット・チャントラは、大接戦の中で16番手とまずまずのスタートを切りました。前戦タイGPではベストリザルトとなる9位でフィニッシュ。今大会はそれ以上のリザルトを目指します。

チームメートのディマス・エッキー・プラタマは、FP1からFP2にかけて約1秒タイムを短縮して29番手。2日目はポジションアップに挑みます。

 

コメント

アレックス・マルケス(Moto2 トップタイム)
アレックス・マルケス 「直接Q2に進むためにも、今日は速いタイムを出すことが重要でした。なぜなら明日の午前中のFP3は雨の中で行われることになりそうだからです。そのため日曜日に向けて準備を整えることが重要でした。FP1からFP2に向けて一歩前進することができました。FP1のペースはそれほど悪くありませんでしたが、FP2では少し前進することができました。とてもうれしいです。明日が雨になっても同じ姿勢で取り組む必要があります。どのようなコンディションでも強くなれるようにいろいろなことを試すことが重要です。今日はポジティブでした。この気持ちをキープしなければなりません」

ブラッド・ビンダー(Moto2 2番手)
ブラッド・ビンダー 「全体としては、今日はいい一日になりました。午前中はうまく乗れていましたが、午後はいくつかの変更をしました。タイムはよくなったのですが、バイクのフィーリングは少し悪くなりました。完ぺきなラップというのはありませんでしたが、これまでの金曜日の走行の中で一番いい感触だったので、満足しています。今日は過去数戦、苦戦していたいくつかの問題を改善することができました。明日もいい走りをする準備ができています。決勝がいい天気になることを願っています」

ホルヘ・マルティン (Moto2 3番手)
ホルヘ・マルティン 「今日のセッションには満足しています。最初から強さがあり、とてもいい仕事ができました。明日は雨が降りそうなので、午後のFP2の目標はQ2へ直接進めるタイムを出すことでした。そしてその目標を達成することができました。3番手からレースウイークをスタートできてうれしいです。リアショックに少し問題があり、少しタイムを落としましたが、単独で走行してもいいペースがありました。明日はこのコンマ数秒を縮められるようにがんばります」

長島哲太(Moto2 9番手)
長島哲太 「FP1はよかったのですが、FP2は4、5ラップしたら、エンジンがばらつき出して全開にできなくてなってしまいました。そこでピットインし、修復してもらってコースに戻りましたが、マシンが完全に直らないままセッションが終了しました。原因は究明中ですが、たぶん、電気系のトラブルだと思います。しっかり直ることを願っています。決勝でこのトラブルが出なくてよかったと前向きに捉えて、明日の予選に挑みます」

ソムキャット・チャントラ(Moto2 16番手)
ソムキャット・チャントラ 「今日は思っていた以上に、いろいろと問題がありました。FP1はいい感じで走れたのですが、FP2をうまくまとめることができませんでした。でも、単独での走行ではいいペースで走れているので、その部分では満足です。明日もいいグリッド位置を確保できるようにがんばって走ります」

ディマス・エッキー・プラタマ(Moto2 29番手)
ディマス・エッキー・プラタマ 「もてぎは初めてのサーキットなので、FP1はコースの習熟に努めました。このサーキットは最終セクションが難しく、簡単には攻略できませんでした。FP2では、フロントのフィーリングを改善するために調整し、タイムを1秒以上短縮することができました。走行後、チームとデータを解析しました。明日もタイムを短縮できるようにがんばって走ります」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
173アレックス・マルケスKALEX1'50.647
241ブラッド・ビンダーKTM+0.181
388ホルヘ・マルティンKTM+0.254
410ルカ・マリーニKALEX+0.274
522サム・ロースKALEX+0.282
611ニッコロ・ブレガKALEX+0.317
762ステファノ・マンシィMVアグスタ+0.390
812トーマス・ルティKALEX+0.393
945長島哲太KALEX+0.460
107ロレンソ・バルダッサーリKALEX+0.466
1123マルセル・シュローターKALEX+0.476
1240アウグスト・フェルナンデスKALEX+0.541
1327イケル・レクオナKTM+0.543
1433エネア・バスティアニーニKALEX+0.581
1521ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP+0.601
1635ソムキャット・チャントラKALEX+0.659
1772マルコ・ベツェッキKTM+0.743
189ホルヘ・ナバロSPEED UP+0.752
1987レミー・ガードナーKALEX+0.834
2016ジョー・ロバーツKTM+0.859
2177ドミニク・エガーターMVアグスタ+0.984
225アンドレア・ロカテリKALEX+1.045
2364ボウ・ベンドスナイダーNTS+1.074
2496ジェイク・ディクソンKTM+1.169
2554マティア・パシーニKALEX+1.171
2697チャビ・ビエルゲKALEX+1.318
272イェスコ・ラフィンNTS+1.655
2865フィリップ・エッテルKTM+2.251
2920ディマス・エッキー・プラタマKALEX+3.090
303ルーカス・ツロヴィッチKTM+3.216
3147アダム・ノロディンKALEX+3.664
3218シャビ・カルデルスKTM+4.902

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