Round16日本日本GP

Moto3

2019.10.18(金)

ツインリンクもてぎ

第16戦 日本GP

Honda勢トップは2番手のマルティン。日本勢は鈴木が7番手、鳥羽が8番手

Moto3クラスも大接戦となり、トップタイムから1秒差に24台という厳しい戦いとなりました。Honda勢は、マルコス・ラミレス(Leopard Racing)が2番手、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が3番手と僅差で続き、5番手にガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)、7番手にはホームGPで2勝目を狙う鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)と続きました。今大会もマシンの状態は良く、FP1、FP2ともに決勝に向けてのロングランに集中しました。

開幕戦カタールGP以来の優勝を目指す鳥羽海渡(Honda Team Asia)が9番手、総合首位のロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が11番手、ルーキーで日本GP初出場の小椋藍(Honda Team Asia)が13番手、今季初表彰台を目指す佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が14番手と続きました。

ワイルドカードで出場の山中琉聖(Estrella Galicia 0,0)が21番手、総合3位のトニ・アルボリーノ(VNE Snipers)が22番手、リカルド・ロッシ(Kömmerling Gresini Moto3)が24番手と、ここまでがトップから1秒差でした。大接戦となったMoto3クラスだけに、2日目のフリー走行、予選の結果に注目されます。

コメント

マルコス・ラミレス(Moto3 2番手)
マルコス・ラミレス 「今日の結果は、とてもうれしいです。乗っていて気持ちがよくて、常に上位にいることができました。これはとても重要なことです。今日のマシンのセットアップには非常に満足していますが、明日は天気に注意する必要がありそうです。おそらくウエットでの走行になるので、他のセットアップをみつけなくてはなりません。そうなったとしても、決勝はドライレースになると思います。ドライでのマシンは完ぺきです」

ジョン・マクフィー(Moto3 3番手)
ジョン・マクフィー 「今日の結果にはとても満足しています。今日は、FP1、FP2ともに、ミニ予選と思って取り組むことにしました。明日は雨が降りそうなので、日曜日に向けて正しい方向性を見つけることに集中しました。マシンはうまく機能しています。ここ数戦と同じように取り組んでいます。明日はウエットでも速く走れることを願っています。しかしMoto3クラスで最も重要なことはトップグループで戦える状態にすることです。その準備はできています」

ガブリエル・ロドリゴ(Moto3 5番手)
ガブリエル・ロドリゴ 「今日は順調でした。午前中のFP1は少し苦戦しました。ケガをしたあとはいつもいいペースといいフィーリングをつかむのが難しいです。FP2は、ソフトタイヤでもハードタイヤでもいいラップを刻むことができました。そして周回する毎にフィーリングがよくなりました。明日は雨が降るので、今日はQ2へ進めるタイムを出すことがとても重要でした。引き続きこの調子でがんばります」

鈴木竜生(Moto3 7番手)
鈴木竜生 「ミサノ(サンマリノGP)からいいフィーリングが続いているので、今日はロングランに集中しました。今日のベストタイムは、レース用タイヤ(ハード)で単独で出したので悪くはないと思います。明日は雨予報ですが、ドライでもウエットでもしっかり走っていいグリッドを獲得したいです。ホームGPはイベントが多くてたいへんですが、ファンからたくさん声援をいただき、力になります。明日もしっかり走って上位を目指します」

鳥羽海渡(Moto3 9番手)
鳥羽海渡 「昨年のもてぎからベストタイムは1秒近く詰まっているので、調子は上向いていると思います。カタールGPで優勝してから転倒が続いていて流れが悪くなっていましたが、前戦のタイGPから、調子を取り戻して来ています。もてぎでは、確実に表彰台に登りたいと思っています。明日のフリー走行ではQ2に残りタイムアップを目指します」

小椋藍(Moto3 13番手)
小椋藍 「もっと上に行きたかったのですが、トップとの差はコンマ5秒くらいなので、悪くはありません。もてぎは地方戦やタレントカップで走った経験があり、初めてのコースではありません。しかし、今年はもてぎとよく似ているオーストリアGPで苦戦しているので、しっかり克服して速く走れるようにしたいです。明日がドライコンディションならタイムアップしたいです」

佐々木歩夢(Moto3 14番手)
佐々木歩夢 「今日は最悪のスタートでした。FP1は新品のツナギでニースライダーをつけ忘れてしまい、タイムロスしてしまいました。おまけにセッティングもうまくいかず苦労しましたが、FP2は順調にタイムを短縮することができました。しかし、最後にアタックしているときに前を走るアレナスが急にスローダウンしてアタックを中断しなければならず、14番手がやっとでした。ちゃんと走れれば10番手以内はいけるので明日はしっかり走ってポジションを上げていきます」

山中琉星(Moto3 21番手)
山中琉聖 「順位はよくありませんが、トップとの差はコンマ8。単独で出したタイムなので、それほど悪くはないと思います。トップとの差を縮めるためにはもっとコーナーリングスピードを上げる必要があります。今回はCEVで一緒に戦っているチームなので、自分の力をしっかり発揮できるようにがんばります。ツインリンクもてぎは知っているコースなので、とてもリラックスして走ることができます」

長谷川聖(Moto3 基準タイム通過できず)
長谷川聖 「朝の走行ではエンジンがかからず、ほとんど走れませんでした。午後もうまく行かず、まだ、レースが始まっていないという状況です。マシンが普通になれば、タイムアップできる自信はあります。全日本で記録したタイムにも届いていない状況です。しっかりマシンを仕上げて、早くGPライダーたちと一緒に走りたいです」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
116A.ミニョKTM1'56.742
242マルコス・ラミレスHonda+0.097
317ジョン・マクフィーHonda+0.135
484J.コーンフェールKTM+0.295
519ガブリエル・ロドリゴHonda+0.295
613C.ヴィエッティKTM+0.339
724鈴木竜生Honda+0.340
840D.ビンダーKTM+0.351
927鳥羽海渡Honda+0.372
1075A.アレナスKTM+0.449
1148ロレンソ・ダラ・ポルタHonda+0.452
1244A.カネットKTM+0.453
1379小椋藍Honda+0.485
1471佐々木歩夢Honda+0.525
1582S.ネパKTM+0.582
1621アロンソ・ロペスHonda+0.657
1761C.オンジュKTM+0.690
1876M.ユルチェンコKTM+0.715
1923ニッコロ・アントネッリHonda+0.742
205J.マシアKTM+0.767
216山中琉聖Honda+0.801
2214トニ・アルボリーノHonda+0.819
2325R.フェルナンデスKTM+0.854
2454リカルド・ロッシHonda+0.879
2522真崎一輝KTM+1.007
2655ロマーノ・フェナティHonda+1.080
2769T.ブース・アモスKTM+1.376
2811セルジオ・ガルシアHonda+1.386
297D.フォッジャKTM+1.423
3012F.サラクKTM+1.521
36長谷川聖Honda-

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