Round14アラゴンアラゴンGP

Moto3

モーターランド・アラゴン

第14戦 アラゴンGP

今季10人の勝者が誕生しているMoto3クラスで、
アラゴンを制するのは?

Moto3クラスは、13戦を終えて10人目のウイナーが誕生する大激戦となっています。その中で着実にポイントを獲得してきたロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が総合首位。前戦サンマリノGPは激戦の中で8位と表彰台を逃しましたが、総合2位のアーロン・カネット(KTM)がノーポイントに終わったことで、その差を22ポイントへと広げました。今大会も着実にポイントを獲得し、念願のタイトル獲得に向けて前進する意気込みです。

前戦サンマリノGPで3位になったトニ・アルボリーノ(VNE Snipers)がダラ・ポルタと30ポイント差、総合2位のカネットと8ポイント差の総合3位につけています。後半戦に入って4戦連続表彰台に立つ安定した走りでチャンピオン争いに加わっています。

総合4位には、今季2勝を挙げているマルコス・ラミレス(Leopard Racing)で、ホームグランプリで今季3勝目を目指します。前戦サンマリノGPでノーポイントに終わり、総合5位にダウンしたニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)は、サンマリノGPの転倒で左手首と右鎖骨を骨折、今大会を欠場することになりました。

前戦サンマリノGPで2位表彰台に立ったジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が総合6位、前戦サンマリノGPで念願の初優勝を達成の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合9位に浮上。今大会も表彰台、優勝を目指します。

総合11位にはロマーノ・フェナティ(VNE Snipers)。前戦サンマリノGPで表彰台争いをするも、他者の転倒に巻き込まれた小椋藍(Honda Team Asia)が総合12位、ケガからの復帰戦で6位でフィニッシュしたガブリエル・ロドリゴ(Kömmerling Gresini Moto3)が総合14位、サンマリノGPで他者の転倒に巻き込まれた鳥羽海渡(Honda Team Asia)が総合16位。同じくスタート直後の混戦の中で接触転倒を喫した佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)が総合18位。ともに今大会は、前戦サンマリノGPの雪辱に挑みます。

コメント

ロレンソ・ダラ・ポルタ(Moto3 総合1位)
「ミサノでは重要なポイントを獲得しました。しかし8位という結果だったので、もっといい結果を残したいと思っています。アラゴンは、大きな集団となり、かなりの接近戦になると思います。なぜならロングストレートがあってスリップストリームの使い合いになるからです。重要なことはトップグループについていき、終盤に勝負することです」

トニ・アルボリーノ(Moto3 総合3位)
「ミサノの結果はチームにとってすばらしい結果でした。これでチャンピオンシップでトップに近付くことができました。でも、チャンピオンシップのことは考えずに、いつものようにレースに集中することが最善の方法です。なぜなら、そうすることでいい結果を残してきたからです」

鈴木竜生(Moto3 総合9位)
「前戦サンマリノGPは、初めてのPPから初優勝を達成することができました。すばらしい優勝でした。しかし、優勝はあくまでも通過点だと思っています。来季に向けて、残り6戦を一戦一戦しっかり戦っていきたいです。昨年の大会は6位。追い上げでタイヤを使ってしまったので、今年はしっかりタイヤのマネージメントをして、優勝争いに加わりたいです」

小椋藍(Moto3 総合12位)
「ルーキーズカップとスペイン選手権で走っていたころから、このサーキットのことは知っています。ここのレイアウトは好きです。自信があります。ミサノでは不運の転倒までいいレースができました。転倒するまでは自分の中では完ぺきなレース運びでした、今週末がとても楽しみです。ミサノで得た経験は、さらに前進するためにも役立つと思います。どのような結果を達成できるのか楽しみです」

鳥羽海渡(Moto3 総合16位)
「マシンのフィーリングがよくなってきて、快適にレースができるようになりました。不運の転倒などでポイントを獲得できないレースが続いていますが、いい結果を残す自信が出てきました。一番の目標はアジアラウンドが始まる前にいい結果を残すことです。今大会は少なくとも表彰台に上がりたいです」

佐々木歩夢(Moto3 総合18位)
「サンマリノGPは調子がよかったのですが、予選がうまくいかず19番手、決勝は1周目に他者と接触して転倒という最悪の結果でした。内容的には十分トップグループに加われる走りができているだけに残念でした。昨年のアラゴン大会は、ケガのために出場できなかったので、今年は2年ぶりの大会となります。リタイアに終わったサンマリノGPの分までがんばりたいです」

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