Round13サンマリノサンマリノGP

Moto3

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ

第13戦 サンマリノGP

地元イタリア勢の大会制覇に期待

厳しい戦いが続いているMoto3クラスは、12戦を終えて9人のウイナーが誕生しています。その中で、今季1勝を含む7回の表彰台に立っているロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が総合首位でホームGPを迎えます。昨年はミサノ・サーキットで初優勝を達成し、今大会は今季2勝目と2年連続大会制覇を目指し、総合2位のアーロン・カネット(KTM)との14点差をさらに広げる意気込みです。

今季2勝を含む6回の表彰台獲得で総合3位のトニ・アルボリーノ(VNE Snipers)もホームGPに闘志を燃やしています。今年は初優勝と2勝目を達成。後半戦に入ってからは、3戦連続表彰台獲得と調子を上げています。ホームGPで今季3勝目を目指します。

ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が、ホームGPで今季2回目の表彰台獲得を目指します。今年は第4戦スペインGPの優勝で表彰台に立っただけですが、安定した走りで総合4位につけています。今大会は、今季3回目のポールポジション獲得と2勝目が期待されます。

前戦イギリスGPで今季2勝目を挙げたマルコス・ラミレス(Leopard Racing)が総合5位。ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が総合6位。第11戦オーストリアGPで今季初優勝を達成のロマーノ・フェナティ(VNE Snipers)が総合9位とトップ10に6人のHonda勢が名前をつらねています。今大会は、ホームGPに燃えるイタリア人のHonda勢の走りに注目です。

ルーキーで総合11位につける小椋藍(Honda Team Asia)は、シーズン中盤戦に入って、安定した走りでシングルフィニッシュを続けています。サンマリノGPの開催されるミサノ・サーキットは、ルーキーズカップで優勝している得意のコースであり、今季ベストリザルトと初表彰台獲得に挑みます。

チームメートで総合13位の鳥羽海渡(Honda Team Asia)が、第5戦フランスGP以来のポイント獲得に挑みます。過去7戦、表彰台圏内でいい走りを見せていますが、転倒などでノーポイントが続いており、今大会はその雪辱に挑みます。

ホームGPを迎える鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が、第4戦スペインGP以来の表彰台獲得に挑みます。シーズン中盤戦は予選の走りをなかなか結果につなげられない空回りのレースが続いていましたが、前戦イギリスGPでは5位。わずかの差で表彰台を逃しましたが、今大会の走りに注目です。

前戦イギリスGPで予選4番手から6位でフィニッシュの佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)も今季ベストに挑みます。昨年の大会は他者の転倒に巻き込まれる悔しいレースでしたが、今年はその雪辱に挑みます。

コメント

ロレンソ・ダラ・ポルタ(Moto3 総合1位)
「ミサノでグランプリの初優勝を果たしてから、もう1年が経ったなんて信じられません。今シーズンは一歩一歩前進してきました。そして安定した結果をたくさん残してきました。Moto3クラスではとても重要なことです。なぜならレースは接近戦で、とても速くても10位でフィニッシュすることもあるからです。Moto3クラスでは残りの周回数を計算することが大事で、それができれば表彰台に上がることができます。ここ5レース中、4レースでこの方法でうまくいきました。日曜日も表彰台が目標です。イタリア人のファンの前で優勝できたらもちろんうれしいのですが、一番重要なのはチャンピオンシップです

トニ・アルボリーノ(Moto3 総合3位)
「ミサノは僕のホームレースです。とても好きなサーキットですが、マシンのセッティングが難しいコースです。これまでのように、すべてのセッションで落ち着いて仕事に取り組み、セッティングを進めることが重要です。週末の天気はよさそうですが、どのようなコンディションに対しても準備はできています。できる限りいい結果を残せるように、いつものようにがんばります」

ニッコロ・アントネッリ(Moto3 総合4位)
「今大会はホームグランプリです。イタリアでレースがあるときはいつも特別な気持ちになります。レースウイークはいつもと同じようにアプローチしますが、日曜日は200%以上の力でベストを尽くします。最近はいい結果を残しています。この調子でチームとともにがんばりたいです。そしていい結果を残したいです」

小椋藍(Moto3 総合11位)
「ミサノをMoto3マシンで走るのは初めてですが、ルーキーズカップで走ったことがあるので、その経験が役に立つことを願っています。いつものように金曜日と土曜日はいいフィーリングをつかめるように取り組み、レースに向けてセッティングを進めたいです。日曜日は、終盤、トップ集団の中でいい位置取りができなかったシルバーストーンの教訓を活かし、いい結果を残せるようにがんばります」

鳥羽海渡(Moto3 総合13位)
「今週末は、金曜日のフリー走行からいい走りをしたいです。チームと一緒にいいセッティングを見つけられるようにがんばります。シーズン中盤戦は、転倒などが続き、結果を残せませんでした。走りそのものは悪くないと思うのですが、後半戦はコンディションの変化やグリッドの悪さが影響しました。課題は自分でもクリアなので、今大会はポテンシャルを最大限発揮できるように全力を尽くします」

鈴木竜生(Moto3 総合14位)
「これまでミサノではあまりいい結果を残したことがありません。昨年も転倒リタイアに終わりました。今年は焦らず慎重にセッションを進め、表彰台争いに加わった前戦イギリスGPのようなレースをして、いい結果を残したいです。今回はチームのホームGP。みんなが喜んでもらえるようなレースにしたいです」

佐々木歩夢(Moto3 総合17位)
「前戦イギリスGPは、タイヤに厳しいレースでしたが、最後までトップグループで戦えました。表彰台には立てませんでしたが、いいレースができたと思います。今年は全体的にブレーキングの安定性が完ぺきではなくそれが終盤のバトルに影響しました。ミサノもブレーキングが大事なサーキットなのでこの問題をしっかり解消したいです。昨年の大会はいい感じで走れていましたが転倒に巻き込まれケガをしました。好きなサーキットなので、今年はしっかり結果を残したいです」

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