Round13サンマリノサンマリノGP

Moto2

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ

第13戦 サンマリノGP

同点で並ぶ3人の総合2位争いに注目

Moto2クラスは、前戦イギリスGPを転倒リタイアに終わるも、12戦を終えて5勝を挙げているアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が181点で総合首位。一方、フロントロー3番手から、し烈な戦いを制したアウグスト・フェルナンデス(FLEXBOX HP 40)が2勝目を挙げて、総合4位から2位へと浮上しました。総合3位のトーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)、安定した走りで表彰台に立つ総合4位のホルヘ・ナバロ(Campetella Speed Up)までがフェルナンデスと同じ146点で並ぶ大激戦。総合首位のマルケス弟を35点差で3選手が追うという厳しい展開となっています。

総合4位には、過去2戦、優勝、3位と調子を上げているブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Ajo)で125点、シーズン序盤に上げた3勝の貯金で総合5位につけるロレンソ・バルダッサーリ(FLEXBOX HP 40)が124点、マルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)が116点で総合7位、ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が108点で総合8位と続いています。

総合9位にはエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)、総合10位にファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Campetella Speed Up)とMoto2ルーキーが続いています。

後半戦に入り、第11戦オーストリアGPで初ポールポジションを獲得、第12戦イギリスGPで今季ベストタイの5位でフィニッシュの長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)が総合11位と続いています。今大会はベストリザルト、そして初表彰台に挑みます。

後半戦に入って調子を上げているソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)が、ベストリザルト獲得に挑みます。今年は第2戦アルゼンチンGPで10位、後半戦に入った第10戦チェコGPで15位、第12戦オーストリアGPでは初フロントロー獲得の3番手から12位と3回のポイント獲得を果たしました。初めて経験するサーキットで大きな成長を遂げているチャントラの走りに今大会も注目です。

体調不良のために欠場しているディマス・エッキー・プラタマ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、引き続き、今大会と連戦となる第14戦アラゴンGPを欠場します。代役として今大会は、アジアロードレース選手権のSS600に出場しているインドネシアのアンディ・イズディハールが出場します。初めて経験するサーキット。初めて経験するMoto2マシンという厳しい条件ですが、グランプリライダーの走りを学ぶチェンス到来に気合を入れています。また次戦アラゴンGPには、FIM・CEVレプソルインターナショナル選手権のMoto2クラスに出場し、今季イタリアGPのMoto3クラスに小椋藍の代役として出場したインドネシアのゲリー・サリムが出場する予定です。

コメント

アレックス・マルケス(Moto2 総合1位)
「2週間前にここでテストを行い、レースに向けて最大限準備をしたので、モチベーションはとても上がっています。テストはとてもポジティブなものでした。シルバーストーンはノーポイントに終わりましたが、早く自信を取り戻すことはとても重要なことです。今週末の目標はいつもと同じです。できる限り準備を整え、トップ5争いをすることです。そしてポイントを最大限加算できるようにがんばります。ここは独特なサーキットで好きです。通常、気温が高くなってグリップが厳しいサーキットですが、今年もそうなると思います。チームと一緒に仕事に取り組み、力強いバトルをして、チャンピオンシップにで前進するのが楽しみです」

アウグスト・フェルナンデス(Moto2 総合2位)
「シルバーストーンで優勝したことで、ミサノに向けてモチベーションがかなり上がりました。チームがすばらしい仕事をしてくれているので、感謝しています。もちろん今回のプランも同じ方向性で仕事を続けることです。シルバーストーンでは、予選でフロントローを獲得しました。これは5戦ぶりのことでしたが、それが優勝につながりました。今大会もプラクティスセッションと予選で強くなれるように集中して取り組みます。そして日曜日のレースでは全力を尽くします」

トーマス・ルティ(Moto2 総合3位)
「ミサノはとてもいいサーキットです。天候が非常に重要になってきます。今回は雨が降らないことを願っています。シルバーストーンのあと、しっかりトレーニングをして、今後のレースに備えました。ミサノではイタリア人ライダーたちがいつも速いので、しっかり準備を整えました。再びトップに近付きたいと思っています。これが今後のレースの目標です。目標を達成させるためには一生懸命取り組まなければなりません。最後にその努力が報われることを願っています」

ソムキャット・チャントラ(Moto2 総合21位)
「今回も初めてのサーキットなので、僕とチームにとっては難しい週末になります。レイアウトを学び、日曜日に向けてチームと一緒にセットアップを進めたいです。いつものように、過去のプラクティスセッションとレースを見て、できる限り、ミサノに向けて準備をしてきました。シルバーストーンよりもいいレースができることを願っています。目標はまたポイントを獲得することです」

アンディ・イズディハール(Moto2 代役参戦)
「代役でグランプリに出場することができて、とてもハッピーです。このようなすばらしい機会を与えてくれたHondaにとても感謝しています。とてもワクワクしていますが、初めての世界選手権なので、少しナーバスにもなっています。モチベーションはとても上がっています。サーキットを攻略するためにベストを尽くし、日曜日には全力を尽くします

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