Round13サンマリノサンマリノGP

Moto2

2019.09.13(金)

ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
天候:晴れ
気温:26℃
コースコンディション:ドライ

フェルナンデスがトップタイム。長島哲太は4番手

Moto2クラスは、トップから1秒差に24台という大接戦となりました。その厳しい戦いの中で首位発進となったアウグスト・フェルナンデス(FLEXBOX HP 40)は、前戦イギリスGPで2勝目を挙げて総合2位に浮上しており、勢いに乗って今季3勝目を目指します。

2番手には総合首位のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)で、FP1、FP2ともにタイヤテストに集中し、着実に前進しました。前戦イギリスGPではトップを走りながら転倒リタイアと悔しいレースに終わりました。それでも今季5勝を挙げているアドバンテージで2位以下に35点差をつけて今大会を迎えました。今大会は、ミスを犯した前戦イギリスGPの雪辱と今季6勝目に挑みます。

総合3位にはホームGPを迎えたルーキーのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(+Ego Speed Up)で、予選では初のフロントローを目指します。そして4番手にはFP1でトップタイムをマークした長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)で、予選では今季2回目のポールポジションとフロントロー獲得を目指します。

以下、5番手にはロレンソ・バルダッサーリ(FLEXBOX HP 40)。6番手にはホームGPに気合のルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)。同じくホームGPを迎えて気合満点のエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が7番手。レミー・ガードナー(ONEXOX TKKR SAG Team)8番手、チームのホームGPを迎えたサム・ロース(Federal Oil Gresini Moto2)が9番手、ニッコロ・ブレガ(SKY Racing Team VR46)が10番手と続き、トップからここまでのタイム差が、わずか0.398秒という大接戦でした。

IDEMITSU Honda Team Asiaのソムキャット・チャントラは、初めて経験するサーキットにもかかわらず、トップと0.676秒差の18番手、土曜日のFP3ではダイレクトでのQ2進出を目指します。また、ディマス・エッキー・プラタマ(IDEMITSU Honda Team Asia)の代役として出場のアンディ・イズディハールは、FP2で転倒するなど初サーキットに苦戦して32番手。2日目のフリー走行と予選でタイム短縮に挑みます。

コメント

アレックス・マルケス(Moto2 2番手)アレックス・マルケス
「とてもポジティブな一日でした。マシンのフィーリングはよく、いいリズムがありました。僕たちはここでテストを行っているので、少しアドバンテージはありますが、改めてテストでいい仕事をしたことを確認することができました。テストのときとグリップのレベルが変わっているので、少しマシンを調整する必要があります。セクター1とセクター4に課題はありますが、自分のライディングで改善できると思います。全体的には満足しています。チームはいい仕事をしてくれました」

長島哲太(Moto2 4番手)長島哲太
「今回は走り出しから調子がよくて、全体的には好感触の一日となりました。FP1ではトップタイムをマークしました。そのため、FP2では自分の後ろにつこうとするライダーが多く、なかなか走りに集中できませんでした。FP2では、フロントにハードを試しました。あまりフィーリングがよくなくて総合タイムで4番手にポジションを落としましたが、FP3と予選ではしっかりタイムを出して、フロントローを狙いたいです。ミサノはあまり得意なサーキットではないのですが、今年はうまくコースを攻略できています。予選、決勝が楽しみです」

ルカ・マリーニ(Moto2 6番手)
「不思議な日でした。FP1はトップとの差がこれほど広がるとは思っていませんでした。ところがFP2では、セッティングはほとんど変えていないのに、タイヤを替えただけで1秒以上タイムが縮まりました。タイムが接近しているので、その理由をしっかり把握して、FP3に向けて前進しなければなりません。ミサノは、コーナリングを改善するために集中力を維持しなければなりません。そして素早く立ち上がり、できる限り早くアクセルを開けなければなりません」

ソムキャット・チャントラ(Moto2 18番手)ソムキャット・チャントラ
「難しい一日でした。ミサノは初めて走るサーキットなので、そう簡単には、タイムを出すための正確なラインをつかむことができませんでした。それでも、FP1からFP2にかけてトップとの差を1秒以内に詰めることができました。走行後にデータを解析したのですが、まだまだ改善の余地がたくさんあります。明日は、さらに改善できるようにがんばります」

アンディ・イズディハール(Moto2 32番手)アンディ・イズディハール
「世界選手権でMoto2バイクに乗ることができて、とてもエキサイティングな一日でした。集中してセッションをこなしましたが、路面がとても滑りやすく、とても難しい走りとなりました。午後のセッションでは転倒してしまい、貴重な走行時間を失いました。明日は、同じミスを犯さないよう、コースとバイクを学び、改善をできるようにしたいです」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
140アウグスト・フェルナンデスKALEX1'38.325
273アレックス・マルケスKALEX+0.049
321ファビオ・ディ・ジャンアントニオSPEED UP+0.138
445長島哲太KALEX+0.148
57ロレンソ・バルダッサーリKALEX+0.169
610ルカ・マリーニKALEX+0.216
733エネア・バスティアニーニKALEX+0.242
887レミー・ガードナーKALEX+0.266
922サム・ロースKALEX+0.312
1011ニッコロ・ブレガKALEX+0.383
1154マティア・パシーニKALEX+0.398
1227イケル・レクオナKTM+0.427
1312トーマス・ルティKALEX+0.549
1472マルコ・ベツェッキKTM+0.556
1597チャビ・ビエルゲKALEX+0.621
1688ホルヘ・マルティンKTM+0.631
1723マルセル・シュローターKALEX+0.640
1835ソムキャット・チャントラKALEX+0.676
199ホルヘ・ナバロSPEED UP+0.759
205アンドレア・ロカテリKALEX+0.886
2124シモーネ・コルシKALEX+0.900
2262ステファノ・マンシィMVアグスタ+0.942
2341ブラッド・ビンダーKTM+0.954
2477ドミニク・エガーターMVアグスタ+0.965
2516ジョー・ロバーツKTM+1.295
2664ボウ・ベンドスナイダーNTS+1.447
273ルーカス・ツロヴィッチKTM+1.684
2865フィリップ・エッテルKTM+1.819
2996ジェイク・ディクソンKTM+1.826
3047アダム・ノロディンKALEX+2.707
3118シャビ・カルデルスKTM+3.318
3236アンディ・イズディハールKALEX+4.471

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