Round08オランダオランダGP

Moto2

TTサーキット・アッセン

第8戦 オランダGP

上位4人のポイント差が23点。
総合首位に浮上のアレックス・マルケスの4連勝に期待

激戦が続くMoto2クラスは、フランス、イタリア、カタルニアと自身初の3連勝を達成したアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が総合首位に浮上しました。過去、アッセンでは、Moto3時代の14年に優勝しています。Moto2クラスでは昨年の大会で3位になっていますが、まだ優勝はありません。今年はMoto2クラスでの大会初制覇を目指し、連勝記録更新を目指します。

マルケス弟を7点差で追う総合2位のトーマス・ルティ(Dynavolt Intact GP)は、Moto2時代の17年に2位になっています。MotoGPクラスからMoto2クラスに復帰した今年は、2年ぶりの表彰台とMoto2クラスで初の大会制覇に挑みます。

総合3位につけるホルヘ・ナバロ(HDR Heidrun Speed Up)は、Moto2クラス初優勝を目指します。今年はここまでポールポジション獲得が2回。決勝では2位2回、3位2回と通算4回の表彰台獲得で総合3位につけています。

そして、今季3勝を挙げるも、3度のノーポイントで総合4位にダウンのロレンソ・バルダッサーリ(Flexbox HP 40)が、巻き返しに気合を入れています。これまでの大会最高位は16年の5位。今大会は大会初表彰台、初優勝を目指します。

総合5位のマルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)は、ヨーロッパラウンドに入ってから、やや精彩を欠き、表彰台争いに加わっていません。今大会は5戦ぶりの表彰台とMoto2初優勝に挑みます。

以下、ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が総合6位、ヨーロッパラウンドに入って安定した走りを見せ、常に表彰台争いに加わるアウグスト・フェルナンデス(Flexbox HP 40)が総合7位、Moto2ルーキーで前戦カタルニアGPで今季ベストの5位でフィニッシュのエネア・バスティアニーニ(Italtrans Racing Team)が総合8位、ブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Ajo)が総合9位、レミー・ガードナー(ONEXOX TKKR SAG Team)が総合10位。長島哲太(ONEXOX TKKR SAG Team)が総合13位につけています。

IDEMITSU Honda Team Asiaでアッセン初経験となるソムキャット・チャントラは、前戦カタルニアGPで17位。ケガと腕上がりの手術からの復帰戦でポイント獲得にあと一歩に迫りました。身体の状態もほぼ完全に戻ってきたチャントラは、今大会、今季2回目のポイント獲得に挑みます。チームメートのディマス・エッキー・プラタマもアッセンは初体験となりますが、前戦カタルニアGP後のテストでしっかりと走り込みました。今大会は初ポイント獲得に挑みます。

コメント

アレックス・マルケス(Moto2 総合1位)
「アッセンはとてもいいサーキットであり、とても楽しいところです。高速サーキットなので、どんなミスもレースに大きく影響します。そのため休まず集中しなければなりません。このサーキットで今年のエンジンがどのように反応するのか、とても興味があります。いずれにしても、簡単なレースにはならないと思うので、一生懸命準備を進めなければなりません。3連勝を達成し、とてもいい形でアッセンに来ました。このアドバンテージを使って、できる限りいい形で夏休みに入れるようにこの勢いをキープしたいです。モチベーションはとても上がっています。今回のグランプリが楽しみです。目標はいつもと同じです。最初から自分の仕事に集中して取り組みトップ5でレースをフィニッシュすることです」

トーマス・ルティ(Moto2 総合2位)
「アッセンが楽しみです。改修されたセクションをのぞくと、アッセンは流れるような、とてもいいサーキットです。以前ほど流れるようなサーキットではありませんが、レイアウトは全体的にとてもいいサーキットです。いつもなら雨の多いサーキットですが、今週末は、いい天気になるそうです。暑くなりそうですがとてもいいことです。今回もトップグループで戦える自信があります。バルセロナのテストでは、アッセンに向けてポジティブな方向性で仕事ができました。準備は整いました。チームとまた仕事をするのが楽しみです。またレースをリードできるような走りができることを願っています」

ホルヘ・ナバロ(Moto2 総合3位)
「目標はいつものように表彰台を獲得することです。アッセンは特別なサーキットで、歴史があり、ユニークなレイアウトという特徴があります。これまでのレースと同様に仕事に取り組めば、今回も速く走れると思います。このサーキットでは、Moto2クラスではあまりいい結果を残せていませんが、Moto3クラスでは表彰台にとても近い結果を残したことがあります。いま、とてもいいマシンがあるので、今回もいいレースができると思います」

ソムキャット・チャントラ(Moto2 総合20位)
「カタルニアGPのあと、アッセンに向けて一生懸命トレーニングに取り組んできました。そして準備は整いました。手と足の状態ですが、フランスGPのあとに行った手術から着実に回復しています。今週末は前戦カタルニアGPよりいい状態です。今大会も、いつもように新しいサーキットを攻略することが一番の目標になります。アッセンは大きな挑戦になると思います。とても興味深い週末になると思います」

ディマス・エッキー・プラタマ(Moto2 総合34位)
「初めて走るサーキットが続いていますが、アッセンも初めて走るサーキットなので、ビデオでレイアウトを勉強してきました。目標はカタルニアの仕事の続きをすることです。なるべく早くコースを攻略して、前回よりいい結果を残せるようにベストを尽くします」

モータースポーツ >  ロードレース世界選手権 >  2019 第8戦 オランダGP Moto2 プレビュー

ニュース