Round16日本日本GP

Moto2 決勝

2018年10月21日(日)

会場:ツインリンクもてぎ

バグナイアがポイントランキングのリードを広げる
トップチェッカーのクアルタラロは失格に

Moto2クラスは、ポールポジションスタートのフランセスコ・バグナイア(SKY Racing Team VR46)と予選2番手のファビオ・クアルタラロ(MB Conveyors - Speed Up)の優勝争いとなり、終始、レースをリードしたクアルタラロがトップでチェッカーを受け、僅差でバニャイアという結果でした。しかし、レース終了後の車検でテクニカル違反(空気圧不足)がありクアルタラロは失格となり、バニャイアが今季8勝目を挙げました。

このため、3位でフィニッシュした ロレンソ・バルダッサーリ(Pons HP40)が2位に繰り上がり、4位でフィニッシュのミゲル・オリベイラ(Red bull KTM Ajo)が3位になりました。

この結果、バグナイアとオリベイラのポイント差は37点となり、バグナイアは、次戦オーストラリアGPをタイトル王手で迎えることになりました。

フリー走行でマシンを全損にしたアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が4位でフィニッシュ。ブラッド・ビンダー(Red bull KTM Ajo)が5位、アウグスト・フェルナンデス(Pons HP40)がベストリザルトの6位でフィニッシュ。初フロントロー3番手イケル・レクオナ(Swiss Innovative Investors)が8位。ルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が9位、マルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)が10位でチェッカーを受けました。

その後方では、予選8番手からベストリザルトに挑んだ長島哲太(IDEMITSU Honda Team Asia)が、変更したセッティングがうまく機能せず12位。チームメートのカイルール・イダム・パウィは22位でした。

コメント

フランセスコ・バグナイア(Moto2 1位)
「レース終了後に優勝したことを伝えられましたが、とてもうれしいです。シーズン中のこの時期と、今日3位に入ったミゲル(オリベイラ)を考慮すると、獲得できるポイントはすべて重要なものとなってきます。また、金曜日の天気を振り返ると、昨日は本当にいい仕事ができましたし、今日もすばらしいリズムが刻めたと思います。ファビオ(クアルタラロ)のスタートは非常によかったですし、ギャップが広がらないように彼のペースについていくようにしました。予選に比べると、路面のアスファルトのコンディションが何か違っていて、同じようなグリップ感が得られず、同じペースを再現することは難しかったです。好きなサーキットの一つであるフィリップアイランドに向けて、準備はできています」

ロレンソ・バルダッサーリ(Moto2 2位)
「プラクティスのあと、今日は優勝争いをしたいと願っていました。そしてかなり近いところで戦えました。でもレースが進むに連れて、前の2人についていくためには足りものがたくさんあることに気づきました。今日は2位に繰り上がりましたが、とにかく重要なことは、表彰台でフィニッシュできるようにいいペースで走り続けたことでした。今はみんなと同じようにフィリップアイランドが楽しみです」

ミゲル・オリベイラ(Moto2 3位)
「ウォームアップではとても調子がよかったので、このような結果は予想していませんでした。レースのペースも、予選までと似たようなものになるだろうと思っていたので、レースでは勝負ができるだろうと思っていました。しかし、リアのグリップを失ってしまい、 これ以上の順位を得ることは困難でした。想像していたようなレース展開になりませんでした。昨年はずっと雨だったので、自分の感覚では、今年になって初めてドライコンディションのもてぎを走ったことになり、その代償を払わされたような気がします。僕たちがチャンピオンシップの戦いを続けるためには、常に上位につけて、レースに勝たなくてはなりません。これから僕たちは、昨年勝利を収めたオーストラリアに向かいます。今年も同じ結果が出せるように、最善を尽くしたいと思います」

長島哲太(Moto2 12位)
「ウォームアップランでマシンに変更を加えたのですが、それが、いい方向に行かず、予選の時のフィーリングがつかめませんでした。攻めると転倒しそうになってしまい、リズムにのることができませんでした。ほんの少しの変更だったのですが、マシンの感触が変わってしまい、それに自分が合わせ切れず、まだまだ、自分に足りない部分があるということだと思います。トップグループに追いつくことができるように努力します」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
142フランセスコ・バグナイアKALEX41'04.294
27ロレンソ・バルダッサーリKALEX+6.227
344ミゲル・オリベイラKTM+11.553
473アレックス・マルケスKALEX+12.083
541ブラッド・ビンダーKTM+12.348
640アウグスト・フェルナンデスKALEX+12.701
797チャビ・ビエルゲKALEX+13.652
827イケル・レクオナKTM+13.811
910ルカ・マリーニKALEX+15.604
1023マルセル・シュローターKALEX+17.556
1136ホアン・ミルKALEX+19.221
1245長島哲太KALEX+19.811
1377ドミニク・エガーターKTM+20.278
1454マティア・パシーニKALEX+23.091
1587レミー・ガードナーTECH 3+24.468
165アンドレア・ロカテリKALEX+24.622
1722サム・ロースKTM+26.288
1816ジョー・ロバーツNTS+33.887
194スティーブン・オデンダルNTS+34.074
202イェスコ・ラフィンKALEX+34.303
2166ニキ・タウリKALEX+37.458
2289カイルール・イダム・パウィKALEX+37.921
2357エドガー・ポンスSPEED UP+42.570
2462ステファノ・マンシィSUTER+46.667
2595ジュール・ダニーロKALEX+56.500
2632アイザック・ビニャーレスSUTER+59.659
2718シャビ・カルデルスKALEX+1'07.065
RT64ボウ・ベンドスナイダーTECH 3+1Lap
RT9ホルヘ・ナバロKALEX+9Laps
RT21フェデリコ・フェリーニKALEX+13Laps
RT24シモーネ・コルシKALEX+19Laps
DSQ20ファビオ・クアルタラロSPEED UP -

Moto2 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
142フランセスコ・バグナイアKALEX284
244ミゲル・オリベイラKTM247
341ブラッド・ビンダーKTM168
47ロレンソ・バルダッサーリKALEX152
573アレックス・マルケスKALEX139
636ホアン・ミルKALEX129
723マルセル・シュローターKALEX124
854マティア・パシーニKALEX115
920ファビオ・クアルタラロSPEED UP111
1010ルカ・マリーニKALEX111
1197チャビ・ビエルゲKALEX110
1227イケル・レクオナKTM60
139ホルヘ・ナバロKALEX55
1424シモーネ・コルシKALEX47
1522サム・ロースKTM46
165アンドレア・ロカテリKALEX41
1777ドミニク・エガーターKTM30
1887レミー・ガードナーTECH 329
1940アウグスト・フェルナンデスKALEX24
2045長島哲太KALEX20
2113ロマーノ・フェナティKALEX14
2240xヘクター・バルベラTECH 310
2362ステファノ・マンシィSUTER8
2452ダニー・ケントSPEED UP8
2532アイザック・ビニャーレスSUTER7
2616ジョー・ロバーツNTS5
2764ボウ・ベンドスナイダーTECH 32
2889カイルール・イダム・パウィKALEX1
294スティーブン・オデンダルNTS1
3066ニキ・タウリKALEX1
312イェスコ・ラフィンKALEX1
3257エドガー・ポンスSPEED UP0
3399ティティポン・ワロコーンKALEX0
3451エリック・グラナドSUTER0
3595ジュール・ダニーロKALEX0
3614ヘクター・ガルゾTECH 30
373ルーカス・トゥロビッチKTM0
3821フェデリコ・フェリーニKALEX0
3918シャビ・カルデルスKALEX0
4024アレハンドロ・メディナKALEX0
4112シェリダン・モライスKALEX0
4230ディマス・エッキー・プラタマHonda0
4319コレンティン・ペロラリTRANSFORMIERS0
4463ズルファミ・カイルディンKALEX0
4580セドリック・タンジェTECH 30

コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1KALEX 346
2KTM 275
3SPEED UP 115
4TECH 3 29
5SUTER8
6NTS5

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