Round16日本日本GP

Moto2 プレビュー

会場:ツインリンクもてぎ

ランキング首位のバグナイア、逆転タイトル獲得を目指すオリベイラ。アジアラウンド3連戦の初戦の行方に注目

Moto2クラスは、15戦を終えて、総合首位のフランセスコ・バグナイア(SKY Racing Team VR46)と、バグナイアを28ポイント差で追う総合2位のミゲル・オリベイラ(Red bull KTM Ajo)の一騎打ちとなっています。今大会でのタイトル決定はありませんが、前戦タイGPで今季7勝目を挙げたバグナイアは、タイトル獲得に向けて全力で挑みます。雨になった昨年の大会は、表彰台にあと一歩の4位。ここからはオリベイラとの戦いに集中することになりますが、さらにリードを広げる意気込みです。

逆転に闘志を燃やすオリベイラは、昨シーズン、終盤戦にすばらしいリザルトを残しています。ウエットコンディションとなった昨年の日本GPは7位でしたが、そのあとのオーストラリア、マレーシア、バレンシアで3連勝を達成しています。今年は日本GP初優勝を目標に追い上げのレースに挑みます。

総合3位のブラッド・ビンダー(Red bull KTM Ajo)は、前戦タイGPを終えてタイトルの可能性は消滅しましたが、総合3位キープとチームメートのオリベイラのサポートに全力を尽くします。今年は第9戦ドイツGPで初優勝を達成、第14戦アラゴンGPで2勝目を挙げています。シーズン終盤戦の走りに注目される選手の一人です。

総合4位のロレンソ・バルダッサーリ(Pons HP40)は、前戦タイGPでポールポジション獲得も決勝は転倒リタイア。今大会はその雪辱に挑みます。総合5位のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)も、前戦タイGPは予選2番手から転倒リタイア。日本GPでは、その雪辱と日本GP2連覇に挑みます。

以下、総合6位にホアン・ミル(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、総合7位にマルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)、総合8位にマティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)、総合9位にファビオ・クアルタラロ(MB Conveyors)、前戦タイGPで今季4回目の表彰台に立ったルカ・マリーニ(SKY Racing Team VR46)が総合10位と続きます。

前戦タイGPでベストリザルトの8位でフィニッシュした長島哲太(IDEMITSU Honda Team Asia)は、ホームグランプリでベストリザルトの更新と念願の初表彰台にチャレンジします。チームメートのカイルール・イダム・パウィは今季2回目のポイント獲得に挑みます。

コメント

フランセスコ・バグナイア(Moto2 総合1位)
「25ポイントのアドバンテージを持って3連戦へ挑みたいと思っていました。ところがタイでは、チームで1-2フィニッシュを達成し、期待していた以上にさらに数ポイントのアドバンテージを作ることができました。今回も集中力は欠かさず、いつものように全力で挑みます。ここからの3連戦は、どこも難しいサーキットです。もてぎはハードなブレーキングがありとても難しいです」

ミゲル・オリベイラ(Moto2 総合2位)
「バグナイアに追いつくことを目標に3連戦に挑みます。これが簡単なことではないことは僕たちはみんな分かっていますが、引き続き集中して、ベストを尽くし、日曜日にすべてを注ぎたいです。もてぎは難しいサーキットです。昨年はいいレースができましたが、いいレース以上のものが必要だということは分かっています。優勝争いをしなければなりません。トップに戻るためにできることはすべてしたいと思います」

ブラッド・ビンダー(Moto2 総合3位)
「シーズン終盤戦は、いつもエキサイティングです。短い期間でたくさんのレースが行われます。ブリーラムは、わずかの差で表彰台には立てませんでしたが、再び、優勝争いに加われるペースを証明しました。もう一度、最高の結果を得るために、オリベイラとともに全力で戦います。ツインリンクもてぎはとてもいいサーキットですが、ブレーキングがハードなので、この部分がとても重要になります。そういう点では独特なレイアウトですが、ベストを尽くします」

長島哲太(Moto2 総合19位)
「前回のタイGPをいいかたちで終えられて、モチベーションは高いです。昨年の大会は、ウエットコンディションでフィーリングはよかったのですが、結果を残せませんでした。今年は、いい流れの中で日本GPを迎えることができるので、ファンの前でタイ以上のレースを見てもらいたいです。ツインリンクもてぎで得意なのは90度。最終ラップの勝負どころになるところなので、ぜひ、見てもらいたいです。日本GPは、イベントなど、シーズンを通して1番忙しい大会になりますが、ベストを尽くします」

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