Round15タイタイGP

Moto2 決勝

2018年10月7日(日)

会場:チャーン・インターナショナル・サーキット
天候:晴れ
気温:33℃
コースコンディション:ドライ
観客:10万245人(3日間:22万2535人)

バグナイアが優勝。ポイントランキングでリードを広げる

Moto2クラスは、予選6番手から好スタートを切ったフランセスコ・バグナイア(SKY Racing Team VR46)が、オープニングラップに首位に浮上。その後、ブラッド・ビンダー(Red bull KTM Ajo)、ロレンソ・バルダッサーリ(Pons HP40)と激しく首位を入れ替えましたが、中盤に首位に立ったバグナイアは、その後、2番手以下との差をジリジリと広げ、今季7勝目を挙げました。

2位にはチームメートのルカ・マリーニで、オープニングラップ6番手から着実にポジションを上げ、ラスト3周でビンダーを抜いて2番手に浮上。その後ラストラップには、中盤に2番手を明け渡していたミゲル・オリベイラ(Red bull KTM Ajo)を抜いて2位でフィニッシュ。SKY Racing Team VR46が今季初の1-2フィニッシュを達成しました。

3位には総合2位につけるオリベイラで、この結果、総合首位のバグナイアとの差は28点へと広がりました。シーズンは残り4戦。バグナイアが一歩リードも、まだまだ厳しい戦いが続きそうです。

以下、前戦アラゴンGPで優勝のビンダーが4位、5位にファビオ・クアルタラロ(MB Conveyors - Speed Up)、6位にマティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)が、それぞれ間隔を開けてフィニッシュ。その後方では、イケル・レクオナ(Swiss Innovative Investors)と長島哲太(IDEMITSU Honda Team Asia)がし烈な7番手争いを繰り広げ、レクオナが長島を抑えてフィニッシュしました。長島のチームメートのカイルール・イダム・パウィは21位でした。

Moto2クラスの決勝は、気温33℃、路面温度56℃という最も厳しい条件でした。ポールポジションスタートのバルダッサーリ、予選2番手のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)、マルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)、ホアン・ミル(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)など、7人が転倒リタイアに終わる厳しいレースでした。

コメント

フランセスコ・バグナイア(Moto2 優勝)
フランセスコ・バグナイア「とてもうれしいです。序盤、タイヤが新品のときに苦戦することは分かっていましたが、落ち着いて安定して走るように努力しました。そういう状況の中でミゲル(オリベイラ)がとても強かったです。しかし、僕は中盤からペースを上げられると思っていたので、そのときを待ちました。25ポイント差で日本へ向かえることを願っていましたが、ルカ(マリーニ)が今日はミゲルを最終ラップにオーバーテイクして、素晴らしいプレゼントをくれました」

ルカ・マリーニ(Moto2 2位)
ルカ・マリーニ「本当に難しいレースでしたが、素晴らしい終わり方でした。終盤にアドバンテージを得られるように、タイヤをとてもうまくマネジメントできました。スタートではいくつかポジションを落しましたが、冷静さを失わないように努力しました。チーム全体にとって素晴らしい日になりました。ペッコ(フランセスコ・バグナイア)とデニスにおめでとうと言いたいです。ペッコをできるかぎり助け、今日のようなレースを続けていかなければなりません」

ミゲル・オリベイラ(Moto2 3位)
ミゲル・オリベイラ「正直、今日は優勝したかったです。そのためスタートから一生懸命プッシュしました。でも今日はそれができませんでした。フロントブレーキに苦戦した周もありました。コーナー進入と出口でマシンがかなり滑ったので、プッシュするのは難しい状況でした。最後に表彰台に立つことできて、チャンピオンシップポイントを16点獲得しました。まだ4レース残っています。そのいくつかのサーキットでは素晴らしい結果を残したこともあります。あきらめません」

長島哲太(Moto2 8位)
長島哲太「今日は序盤からいいペースで走れたし、後半はフリー、予選でシミュレーションした通りの走りができました。しかし、序盤にもう少しポジションを上げられていたら、表彰台争いも可能だったと思います。今回は、すべてのセッションをフルタンクで走ったことが決勝につながりました。今日はすごく暑かったのですが、普段のトレーニングの成果を感じることもできました。とにかく、やっと目標とするシングルでチェッカーを受けられたので、次の日本GPはさらに目標を高くして挑みたいです」

Moto2 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
142フランセスコ・バグナイアKALEX39'00.009
210ルカ・マリーニKALEX+1.512
344ミゲル・オリベイラKTM+1.651
441ブラッド・ビンダーKTM+1.808
520ファビオ・クアルタラロSPEED UP+6.260
654マティア・パシーニKALEX+11.784
727イケル・レクオナKTM+15.290
845長島哲太KALEX+16.903
95アンドレア・ロカテリKALEX+18.608
1024シモーネ・コルシKALEX+21.181
1197チャビ・ビエルゲKALEX+22.021
1287レミー・ガードナーTECH 3+23.957
1316ジョー・ロバーツNTS+24.668
1464ボウ・ベンドスナイダーTECH 3+26.302
1566ニキ・タウリKALEX+26.817
1677ドミニク・エガーターKTM+30.758
179ホルヘ・ナバロKALEX+34.782
1899ティティポン・ワロコーンKALEX+38.315
1957エドガー・ポンスSPEED UP+40.294
2095ジュール・ダニーロKALEX+40.845
2189カイルール・イダム・パウィKALEX+41.349
2218シャビ・カルデルスKALEX+43.908
234スティーブン・オデンダルNTS+57.257
2432アイザック・ビニャーレスSUTER+59.207
2521フェデリコ・フェリーニKALEX+59.383
RT22サム・ロースKTM+1Lap
RT7ロレンソ・バルダッサーリKALEX+14Laps
RT73アレックス・マルケスKALEX+18Laps
RT62ステファノ・マンシィSUTER+23Laps
RT40アウグスト・フェルナンデスKALEX-
RT23マルセル・シュローターKALEX-
RT36ホアン・ミルKALEX-

Moto2 ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
142フランセスコ・バグナイアKALEX259
244ミゲル・オリベイラKTM231
341ブラッド・ビンダーKTM157
47ロレンソ・バルダッサーリKALEX132
573アレックス・マルケスKALEX126
636ホアン・ミルKALEX124
723マルセル・シュローターKALEX118
854マティア・パシーニKALEX113
920ファビオ・クアルタラロSPEED UP111
1010ルカ・マリーニKALEX104
1197チャビ・ビエルゲKALEX101
129ホルヘ・ナバロKALEX55
1327イケル・レクオナKTM52
1424シモーネ・コルシKALEX47
1522サム・ロースKTM46
165アンドレア・ロカテリKALEX41
1787レミー・ガードナーTECH 328
1877ドミニク・エガーターKTM27
1945長島哲太KALEX16
2013ロマーノ・フェナティKALEX14
2140アウグスト・フェルナンデスKALEX14
2240xヘクター・バルベラTECH 310
2362ステファノ・マンシィSUTER8
2452ダニー・ケントSPEED UP8
2532アイザック・ビニャーレスSUTER7
2616ジョー・ロバーツNTS5
2764ボウ・ベンドスナイダーTECH 32
2889カイルール・イダム・パウィKALEX1
294スティーブン・オデンダルNTS1
3066ニキ・タウリKALEX1
312イェスコ・ラフィンKALEX1
3257エドガー・ポンスSPEED UP0
3399ティティポン・ワロコーンKALEX0
3451エリック・グラナドSUTER0
3595ジュール・ダニーロKALEX0
3614ヘクター・ガルゾTECH 30
373ルーカス・トゥロビッチKTM0
3821フェデリコ・フェリーニKALEX0
3918シャビ・カルデルスKALEX0
4024アレハンドロ・メディナKALEX0
4112シェリダン・モライスKALEX0
4230ディマス・エッキー・プラタマHonda0
4319コレンティン・ペロラリTRANSFORMIERS0
4463ズルファミ・カイルディンKALEX0
4580セドリック・タンジェTECH 30

コンストラクター

順位 コンストラクター 総合ポイント
1KALEX321
2KTM259
3SPEED UP115
4TECH 328
5SUTER8
6NTS5

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