Round10チェコチェコGP

Moto3 プレビュー

会場:ブルノ・サーキット

カネットが得意とするコースで今季初優勝を狙う。日本人勢は、念願の今季初表彰台獲得なるか

Moto3クラスは、総合首位のホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Racing Moto3)が、前戦ドイツGPで今季5勝目を挙げ、念願のタイトル獲得に向けて勢いをつけました。しかし、ノーポイントのレースが3戦あり、総合2位のマルコ・ベツェッキ(KTM)とはわずか7点差となっています。後半戦は、ミスのない戦いでチャンピオン獲得に向け、大きく前進する意気込みです。

総合3位のアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)もシーズン前半戦は2位3回と速さを見せましたが、ノーポイントが2戦あり、トップの2人にはポイントでやや水をあけられています。後半戦のスタートとなるチェコGPは得意なコースであるだけに、今季初優勝に挑みます。

以下、Honda勢は、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Racing Moto3)が総合4位、エネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)が総合5位、ロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)が総合10位と続きます。ジャンアントニオとダラ・ポルタにとっては念願の初優勝を目指す戦い。今季、調子を取り戻してきたバスティアニーニは、今季2勝目に挑みます。

日本人勢は、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合15位、鳥羽海渡(Honda Team Asia)が総合18位。ともにオランダGP、ドイツGPの過去2戦で苦戦を強いられていますが、後半戦のスタートとなるチェコGPでは今季ベストリザルトを狙います。前戦ドイツGPで10位に入り、今季2回目のトップ10フィニッシュを果たした佐々木歩夢(SIC Racing Team)も後半戦のスタートとなるチェコGPに闘志を燃やしています。日本人の3選手は、ともに表彰台まであと一歩のレースを何度も経験しているだけに、念願の初表彰台獲得を目標に、全力で挑みます。

コメント

ホルヘ・マルティン(Moto3 総合1位)
「ブルノは好きです。昨年はケガで参戦できませんでしたが、それまでは、いつもいい予選結果(3位や4位)を出していました。準備を整えて向かうので、目標は優勝です」

アーロン・カネット(Moto3 総合3位)
「ブルノは好きなサーキットです。ここ数戦はとてもポジティブな結果を出せたので、今回は優勝争いを絶対したいと思ってレースへ向かいます。できる限りいいレースパフォーマンスをして仕事を終えたいと思います」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 総合4位)
「充電することができました。ブルノへ向けて準備はできています。上り坂セクションのためにできる限り準備を整え、そして軽くしています。そろそろ物事を好転させるときです。夏休みを終えて、いつものルーティーンに戻るのが楽しみです」

鈴木竜生(Moto3 総合15位)
「夏休みは日本に帰って、トレーニングを続けました。後半戦に向けてしっかり体調を整えることができました。ブルノはコースが長く、一周の走りをまとめるのが難しいサーキットですが、好きなサーキットです。チェコGPは後半戦最初のレースとなるので、いいかたちでレースを終えて、勢いをつけたいです」

鳥羽海渡(Moto3 総合18位)
「ドイツGPを終えて2週間、日本に帰ってしっかりトレーニングをしました。家族と一緒に過ごせたことでリフレッシュできました。後半戦のスタートとなるブルノでは、ドイツGPのあとに2日間のテストを行っています。100周以上をこなし、たくさんのデータを得ることができました。準備はできているので、初日からいい走りを見せたいです」

佐々木歩夢(Moto3 総合21位)
「2週間の夏休みは、日本に戻り、しっかりトレーニングすることができました。前半戦は、いろいろ反省点も多く、思うような結果は残せませんでした。しかし、この数戦はレースに向けての取り組みを変えて、それが結果につながっていると思います。後半戦は自分にとっても大事なレースになります。一戦一戦ベストを尽くし、ベストリザルトを更新していけるようなレースにしたいです」

モータースポーツ >  ロードレース世界選手権 >  2018 第10戦 チェコGP プレビュー(Moto3)

ニュース