Round08オランダオランダGP

Moto3 プレビュー

2018年6月28日(木)

会場:TTサーキット・アッセン

厳しい戦いの続くMoto3クラス。予選で活躍を見せる日本人勢にも期待

Moto3クラスも7戦を終えて5人のウイナーが誕生する厳しい戦いが続いてます。その中でHonda勢は、7戦を終えて表彰台2回も安定した走りを続けるファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)が総合2位。チームメートのホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)が総合3位と続いています。マルティンはここまでシーズン最多勝利の3勝を挙げるも不運の転倒で2レースを落とし、前戦カタルニアGPでは、トップを快走するも転倒するという悔しい結果に終わりました。今大会は、その雪辱とシーズン4勝目に挑みます。

総合4位には、前戦カタルニアGPで激戦を制し、今季初優勝を達成したエネア・バスティアニーニ(Leopaed Racing)が浮上、アーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)が総合5位と続いています。

以下、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が総合8位につけて、トップ10に5人のHonda勢が名前を連ねています。

ここまで7戦を終えてHonda勢は4勝を挙げていますが、不運の転倒事故に巻き込まれるケースも多く、今大会からは悪い流れを変えたいところです。

日本人勢は、イタリアGP、カタルニアGPと2戦連続でフロントローを獲得している鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が総合12位につけています。念願の初表彰台獲得にあと一歩に迫っているだけに今大会も注目があつまっています。

総合16位で前戦カタルニアGPでベストリザルトとなる6位フィニッシュの鳥羽海渡(Honda Team Asia)も今大会は初フロントロー、初表彰台を目指します。総合21位の佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)は、転倒リタイアに終わった前戦カタルニアGPの雪辱に闘志満々。予選ではイタリアGPで初フロントロー獲得。続くカタルニアGPでも予選4番手と速さを見つけているだけに期待が膨らんでいます。7戦を終えて、まだ表彰台のない日本人勢ですが、3選手ともに初表彰台、初優勝の期待の中でオランダGPを迎えます。

コメント

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 総合2位)
「アッセンは大好きなサーキットの一つです。これまでは、常に速く走ることができた場所です。バルセロナでいいパフォーマンスを見せることができ、総合ポイントで2位を獲得できたあとなので、新鮮な気持ちで自信を持って挑みます。KTM勢が調子を上げて厳しい戦いが続いていますが、今大会も優勝、表彰台を目指します」

ホルヘ・マルティン(Moto3 総合3位)
「アッセンはとても快適に走ることができるサーキットです。昨年はウエットコンディションでポールポジションを獲得し、ドライコンディションの決勝でもうまく走ることができましたが、終盤の接触で4位になってしまいました。今年は決勝に向けていい戦略を見つけ、いいタイヤの選択をして、これまでと同様に仕事に取り組みたいです」

エネア・バスティアニーニ(Moto3 総合4位)
「2週間前に初優勝できたことはとてもうれしい出来事でした。しかし、今大会は気持ちを引きしめ、これまで通り、仕事に集中したいです。優勝できたことで、これまでのやりかたが間違っていなかったこと、そして、マシンのフィーリングがいいことがわかりました。アッセンは攻略が簡単なサーキットではありません。そのため金曜日と土曜日は最高の日にして決勝に向けて準備をしっかり整えたいです」

鈴木竜生(Moto3 総合12位)
「前戦カタルニアGPは、金曜日のフリー走行の転倒が最後まで響いてしまいました。決勝では、途中までは作戦通りにいったし、トップグループで戦い、トップも走れました。しかし、タイヤの選択が厳しかったこともあり、最後まで表彰台争いに加われませんでした。今回はその反省を生かし、カタルニアGP以上のレースができるようにしたいです」

鳥羽海渡(Moto3 総合16位)
「調子は上がってきているので、アッセンではFP1からしっかり走って、表彰台に上がれるようにしたいです。前戦カタルニアGPではベストリザルトを残せました。その一方で、コンディションの変化に短い時間で合わせていけないなど、自分のウイークポイントもはっきりしています。その課題克服に集中して、どんなコンディションでもすぐに自分の力を出せるようにしたいです」

佐々木歩夢(Moto3 総合21位)
「オランダGPの開催されるアッセンは、ルーキーズカップで2年、そしてGPでは昨年走っているので初日からマシンのセットアップに集中できます。初日はマシンやコースの確認をして着実にペースをあげていきたいです。前戦カタルニアは転倒リタイアと残念な結果に終わりましたが、予選ではだんだん自分の力を出せるようになってきています。この4戦、自分にとっては辛いレースが続いていますが、調子はよくなっているので今大会も攻めの走りをしたいです」

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