Round08オランダオランダGP

Moto3 フリー走行

2018年6月29日(金)

会場:TTサーキット・アッセン

天候:晴れ

気温:23℃

コースコンディション:ドライ

カネットが初日トップ。マルティンが2番手につける

Moto3クラスも厳しい戦いとなり、トップタイムをマークしたアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)から1秒差以内に18台という接戦となりました。好調なスタートを切ったカネットは、明日の予選でも第3戦アメリカズGPの2番手以来となるフロントロー獲得が期待されます。

2番手に入ったのはホルヘ・マティン(Del Conca Gresini Moto3)でした。セッション終盤に転倒を喫したマルティンは、救急車で医務室に搬送され周囲を心配させましたが、土曜日の走行に影響はありません。今大会は2戦ぶりの優勝、そして今季4勝目に挑みます。

以下、Honda勢は鳥羽海渡(Honda Team Asia)が9番手。前戦カタルニアGPで自己ベストの6位でフィニッシュし、上り調子の鳥羽は、今大会はさらに上位を目指します。10番手にはファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Del Conca Gresini Moto3)、11番手にはロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopaed Racing)と続きました。

前戦カタルニアGPで今季初優勝を成し遂げたエネア・バスティアニーニ(Leopaed Racing)が13番手、ニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)が14番手、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が16番手、トニ・アルボリーノ(Marinelli Snipers Team)は17番手、アロンソ・ロペス(Estrella Galicia 0,0)が18番手と続き、ここまでがトップから1秒差以内でした。

佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)は22番手、ワイルドカードで出場の小椋藍(Asia Talent Team)は26番手でした。

コメント

アーロン・カネット(Moto3 1番手)
アーロン・カネット「今日はセッション開始からすばらしいペースで走ることができました。アッセンは得意なサーキットの一つですが、初日を終えた段階で、レースでも優勝できるんじゃないかと思いました。アッセンは大好きなサーキットです。1分42秒677というのは金曜日としてはかなりいいタイムだと思います。ユーズドタイヤで1分43秒台で走れたこともよかったですね。明日も引き続きセットアップを進めていきます」

ホルヘ・マルティン(Moto3 2番手)
ホルヘ・マルティン「ポジティブな一日でした。すぐにいい感触をつかむことができました。午後は最後にラップタイムを少し上げるために、新品のタイヤを使いました。残念ながらスロットルを少し早く開けてしまい、ハイサイドしてしまいました。少し足が痛みますが、心配するようなことはありません。明日もこの方向性で、引き続き取り組みたいと思います」

鳥羽海渡(Moto3 9番手)
鳥羽海渡「FP1、FP2と思うように走れませんでした。しかし、FP2のセッション終盤にアーロン・カネットとヤコブ・コーンフェール(KTM)の後ろにつくことができて一気にコースを攻略し、タイムを出すことができました。明日のフリー、予選では、この走りを単独でもできるようにして、決勝に挑みたいです。今大会は、前戦カタルニアGPの6位以上のリザルトを目指します」

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 10番手)
ファビオ・ディ・ジャンアントニオ「午前中はうまくいきました。ハードタイヤでスタートし、セッション中はずっとそれを使い続けました。午後はソフトコンパウンドを試しましたが、感触が違いました。FP1はフロントエンド、FP2ではコーナーリングに集中して取り組みました。正しい方向に進んでいるので、明日に向けて引き続き、前向きにならなければなりません」

鈴木竜生(Moto3 16番手)
鈴木竜生「順位はそれほどよくはありませんが、初日に2度も転倒した前戦カタルニアGPに比べれば、はるかにいいスタートが切れました。今日はなるべく単独で走るようにしました。前回カタルニアGPでは、ホルヘ・マルティンをマークしてトップグループを走りましたが、彼が転んで単独になってからは、自分のペースを作ることができませんでした。その反省からの取り組みで、今日は単独で走るようにしました。何周かマルティンの後ろを走りましたが、彼がやっていることをしっかり学び、アベレージでもあと0.5秒はペースを上げたいです。マルティンの強みはブレーキングからコーナーの進入にかけてですが、そのすべてを真似するというよりは、いいところを吸収していきたいと思います」

佐々木歩夢(Moto3 22番手)
「今日は苦しい一日でした。その理由は、チャタリングとコーナーではらんでしまうためでした。タイヤは、ハードで走ってもミディアムで走ってもそれほど変わらず、なかなかタイムも出せませんでした。そこで速い選手のスリップを使ってタイムを出したのですが、それでも22番手がやっとでした。アッセンは好きなサーキットです。高速コーナーはうまく走れているので、明日は課題となっているスローコーナーで、遅れている分を取り戻したいです」

小椋藍(Moto3 26番手)
小椋藍「今日はコーナーの進入から出口まで、全体的に遅かったです。アッセンはおととし、ルーキーズ・カップで走っています。昨年はケガのために走っていませんが、思ったよりも苦戦しました。高速コーナーでタイムをロスしているので、その部分を改善できればタイムは上がると思います。ワイルドカードで出場するのはこれで2回目ですが、グランプリの雰囲気にはたいぶ慣れてきました。今回の目標は、ヘレス(スペインGP)の15位より上でフィニッシュすること。予選では少しでも上位を狙います」

Moto3 リザルト

順位 No. ライダー マシン タイム/差
144アーロン・カネットHonda1'42.677
288ホルヘ・マルティンHonda+0.094
319G.ロドリゴKTM+0.138
417J.マクフィーKTM+0.155
565P.エッテルKTM+0.179
68N.ブレガKTM+0.265
712M.ベツェッキKTM+0.288
884J.コーンフェールKTM+0.310
927鳥羽海渡Honda+0.412
1021ファビオ・ディ・ジャンアントニオHonda+0.486
1148ロレンソ・ダラ・ポルタHonda+0.661
1275A.アレナスKTM+0.717
1333エネア・バスティアニーニHonda+0.757
1423ニッコロ・アントネッリHonda+0.776
1522真崎一輝KTM+0.779
1624鈴木竜生Honda+0.882
1714トニ・アルボリーノHonda+0.922
1872アロンソ・ロペスHonda+0.961
1942M.ラミレスKTM+1.104
205J.マシアKTM+1.234
2116A.ミニョKTM+1.239
2271佐々木歩夢Honda+1.385
237アダム・ノロディンHonda+1.482
2441ナカリン・アティラプワパHonda+1.490
2540D.ビンダーKTM+1.504
2632小椋藍Honda+1.532
2711L.ロイKTM+1.558
2810D.フォッジャKTM+2.028
2981S.ネパKTM+2.654
3018R.ファン・デ・ラグマットKTM+4.545

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