Round07カタルニアカタルニアGP

Moto3 プレビュー

会場:バルセロナ・カタルニア・サーキット

ランキング2位のマルティンがホームグランプリ制覇に挑む。前戦フロントロースタートの鈴木、佐々木にも期待

し烈な戦いが続くMoto3クラスは、今大会も予測のつかない厳しい戦いになりそうです。6戦を終えて総合2位につけるホルヘ・マルティン(Del Conca Gresini Moto3)は、スペインGP、フランスGPでは不運の転倒が続きましたが、前戦イタリアGPでは4戦連続ポールポジション(PP)から今季3勝目を挙げました。この優勝で悪い流れに終止符を打つことができました。今大会は今季4勝目を目指します。昨年はホームGPで3位表彰台。今年は表彰台の頂点に立ち、地元ファンの期待に応える意気込みです。

チームメートのファビオ・ディ・ジャンアントニオは総合3位で今大会を迎えます。今年は勝てそうで勝てないレースが続いているだけに、今大会は念願の初優勝に挑みます。総合4位には今季ここまで優勝のないアーロン・カネット(Estrella Galicia 0,0)で、今季初PPと初優勝を目指します。今年は開幕戦カタールGP、第2戦アルゼンチンGPで連続2位も、第3戦アメリカズGP以降は表彰台に立てないレースが続いています。ホームGPで今季ベストリザルトに挑みます。

総合6位にはニッコロ・アントネッリ(SIC58 Squadra Corse)、総合7位にエネア・バスティアニーニ(Estrella Galicia 0,0)でともに今季初優勝を目指します。以下、総合12位にロレンソ・ダラ・ポルタ(Leopard Racing)で開幕戦カタールGP以来の表彰台に気合を入れています。

総合14位には鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)で念願の初表彰台に挑みます。前戦イタリアGPでは初のフロントロー2番手を獲得も決勝は17位と悔しい結果に終わりました。今大会は2戦連続フロントローと念願の初表彰台獲得の期待が膨らみます。総合15位にはトニ・アルボリーノ(Marinelli Snipers Team)、総合18位には、前戦イタリアGPで初フロントロー3番手から決勝16位の佐々木歩夢(Petronas Sprinta Racing)で、今大会は初表彰台に挑みます。アダム・ノロディン(Petronas Sprinta Racing)が総合19位。鳥羽海渡(Honda Team Asia)が20位。ともに今季ベストに挑みます。

コメント

ホルヘ・マルティン(Moto3 総合2位)
「サーキットに戻るのが楽しみです。特にモンメロでは、これまで常に速く、いいレースをしてきました。昨年はシーズン中最もいい週末の1つになりました。今年は昔のレイアウトに戻り、このレイアウトは僕のライディングスタイルにかなり合うのでとても楽しみです。ムジェロで優勝してホームグランプリを迎えることができます。今回もKTM勢は戦闘的だと思います。厳しい戦いになると思いますが、優勝に向けて準備を整えます。

ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(Moto3 総合3位)
「バルセロナへ向かうのはいつも楽しみです。ここ最近は、毎回違うコースでレースをしています。グランプリにデビューしてから、同じコースで走ったことがありません。しかし、今年は昔のレイアウトに戻ります。バルセロナは、ロングコーナーが多いので、僕たちのHonda勢がどのような走りができるのかとても興味深いです。表彰台獲得と初優勝に向けて、この勢いをキープしなければなりません。今週は非常に暑くなることが予想されるので、一生懸命トレーニングをして体調を整えなくてはいけません」

アーロン・カネット(Moto3 総合4位)
「カタルニアGPは自宅からとても近く、とてもモチベーションが上がります。このサーキットはさまざまな要素があり、難しく、速さがあるだけでは十分ではありません。レース終盤、集団の中で限界で走ることになったときは、自分の戦略をとてもクリアにしておかなければなりません。ムジェロでは常に限界で走っていました。なぜなら思ったようにスリップストリームの効果が得られなかったからです。しかし、自分がどこで走っていようと戦闘的に走るという気持ちに変わりはありません。このサーキットとの路面は新しいです。上位のライダーの中に入れることを願っています」

鈴木竜生(Moto3 総合14位)
「前戦イタリアGPは、予選グリッドのアドバンテージを全く活かせず悔しいレースでした。今回のレースは、予選だけでなく決勝でもパルクフェルメに行けるようにがんばります。そのためには序盤からアグレッシブに攻めて、いい位置取りをする必要があります。フリー走行、予選と決勝に向けてしっかりセットアップをつめていきたいです。昨年の大会は11台のトップ集団の中で10位。今年は表彰台を目指します」

佐々木歩夢(Moto3 総合18位)
「イタリアGPはいろんなことを学ぶことができました。カタルニアでは初日から一人でリズムよく走れるようにしたいです。イタリアでは初のフロントローを獲得して自信を取り戻せました。今大会は初日から攻めていきたいです。フランスで痛めた左足も徐々によくなってきているので今週は大丈夫だと思います。3日間集中しいい結果を残してチェッカーを受けたいです」

鳥羽海渡(Moto3 総合20位)
「バルセロナ・カタルニア・サーキットはテストもして準備はできています。テストでもいい感じで走れていたので初日からトップを狙い、決勝では表彰台を目指します。前戦イタリアGPでは、トップ集団から遅れ、セカンドグループの大集団での戦いになりました。自分としてはもっと前で戦えると思っていたので、とても残念でした。表彰台に立つためには何が必要なのか、だんだんみえてきているだけに、今大会は結果につなげたいです。カタルニアは好きなサーキットです。今季ベストを目標に戦います」

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