Round07カタルニアカタルニアGP

Moto2 プレビュー

会場:バルセロナ・カタルニア・サーキット

安定した強さを見せるバグナイアにスペイン勢がチャレンジ

Moto2クラスは6戦を終えて4人の優勝者が生まれました。その中で安定した走りと強さを見せているのがフランセスコ・バグナイア(SKY Racing Team VR46)で、3勝を含む4回の表彰台で総合首位をキープしています。ホームGPとなった前戦イタリアGPでは4位。表彰台を逃しましたが、今大会は今季4勝目と今季5回目の表彰台を目指します。

総合2位には、前戦イタリアGPで今季初優勝を達成したミゲル・オリベイラ(Red Bull KTM Ajo)で、バグナイアとのポイント差を13点へと縮めました。今大会はさらにバグナイアとの差を縮める意気込みです。総合3位にはチームのホームGPを迎えるロレンソ・バルダッサーリ(Pons HP40)で、今季2勝目を目指します。前戦イタリアGPではオリベイラと厳しい戦いを繰り広げて2位でフィニッシュ。今年はどの大会でも安定した走りで表彰台争いに加わっており、今大会の活躍が期待されます。

総合4位のアレックス・マルケス(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)が今季4回目の表彰台と初優勝に挑みます。昨年の大会では2位以下に大きなリードを築いて優勝しています。今年は地元ファンの期待に応え、大会2連覇を目指します。総合5位には、ルーキーのホアン・ミル(Estrella Galicia 0,0 Marc VDS)でMoto2初優勝に挑みます。過去2戦、連続3位と調子を上げています。昨年のMoto3クラスの優勝に続き大会2連覇に挑みます。

以下、チャビ・ビエルゲ(Dynavolt Intact GP)、昨年の大会で2位になっているマティア・パシーニ(Italtrans Racing Team)、ブラッド・ビンダー(Red Bull KTM Ajo)、マルセル・シュローター(Dynavolt Intact GP)、イケル・レクオナ(Swiss Innovative Investors)と続き、ここまでが総合ポイントのトップ10です。

総合24位の長島哲太(IDEMITSU Honda Team Asia)とチームメートのカイルール・イダム・パウィ(IDEMITSU Honda Team Asia)は、ともに今季2回目のポイント獲得に挑みます。

コメント

フランセスコ・バグナイア(Moto2 総合1位)
「前戦イタリアGPでは、フリー走行の転倒で痛みがあったにも関わらず4位を獲得し、貴重なポイントを獲得できました。カタルニアGPに向けて、数日エネルギーをしっかり充電しました。数週間前、モンメロの再舗装された路面でテストを行う機会がありました。フィードバックはとてもポジティブだったので楽しみです」

ミゲル・オリベイラ(Moto2 総合2位)
「今シーズン初の優勝をムジェロで達成しました。その後、ムジェロでテストも行い準備を進めたので、バルセロナに向かうのがとても楽しみです。テストではフロントエンドなどのセットアップに取り組むことができました。バルセロナでは、このテストのデータはかなり役に立つと思います。イタリアGPで優勝して総合首位とポイントのギャップが縮まりましたが、まだチャンピオンシップは3分の1を消化しただけです。これからもすべてのレースで集中力を維持しなければなりません。日曜日の決勝も、全力で挑まなければなりません」

ロレンソ・バルダッサーリ(Moto2 総合3位)
「フランスGPでは優勝することができました。続く、イタリアGPも2位になることができました。今週末も引き続き、このような結果を出したいと思います。いまのバイクのパッケージはとても戦闘的でいい走りができています。バルセロナでは、すでにテストをしているので準備はできています。今週も日曜日の決勝でいい結果を残せるように全力で挑みます」

長島哲太(Moto2 24位)
「この数戦、トップとの差は確実に縮まっています。フランスGP後に行ったカタルニアテストでは、とてもいいフィーリングを得られているのでレースがとても楽しみです。前戦イタリアGPでは、いい走りができていたのですが、バルベラにぶつけられて転倒リタイアに終わりました。本当に残念な結果でしたが、今大会はその分もがんばりたいです。バルセロナはチームの本拠地。応援も多いので今季ベストを目指します」

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