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2011 Schedule&Results
フルエントリー7年目のテロール125ccクラス最後の王者に輝く

HRCは来季から始まるMoto3用マシン「NSF250R」を披露

第5戦カタルニアGPでは、(株)ホンダ・レーシングがMoto3クラス用マシン「NSF250R」を世界に披露した。
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2012年から4ストローク単気筒250ccエンジンのマシンで競われる「Moto3」クラスへの移行が決まり、125ccエンジン最後のシーズンとなる今季。アプリリアとデルビによる2強の趨勢がどう決するかに注目が集まりました。

開幕戦カタールGPからニコラス・テロール(アプリリア)がいきなり3連勝。ランキングで2位のサンドロ・コルテセ(アプリリア)に早くも25ポイントの大差をつけます。また、第2戦スペインGPでは、尾野弘樹(KTM)が8位と健闘を見せました。

第5戦カタルニアGPでテロールは今季4勝目を挙げると、第8戦イタリアGPでも勝利。第11戦チェコGPでは今季2回目のノーポイントに終わり、3戦連続で2位に入ったヨハン・ザルコ(デルビ)にランキングで12ポイント差まで迫られます。しかし、第12戦インディアナポリスGP、第13戦サンマリノGP、第14戦アラゴンGPと開幕以来の3連勝で今季8勝目を挙げて再び突き放します。

第15戦日本GPでは、ランキング2位につけるザルコがようやく今季初勝利を挙げますが、テロールも今季2回目の2位に入り、チャンピオンに向けて着実にポイントを稼ぎます。

第16戦オーストラリアGPでは6位、第17戦マレーシアGPでは5位と表彰台を逃したもの、最終戦バレンシアGPで今季3回目となる2位でチェッカーを受け、テロールはフルエントリー7年目にして初、同時に記念すべき125ccクラス最後のチャンピオン輝きました。

また、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)が第17戦マレーシアGP、最終戦バレンシアGPと連勝を飾り、ルーキーイヤーながら年間4勝を挙げてランキング3位を獲得する活躍を見せたことも来季に向けての明るい話題となりました。

2011 ポイントスタンディング

ライダー

順位 ライダー マシン 総合 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
1N.テロールアプリリア30225252520258-2513  - 25 25 25 20 10 11 20
2J.ザルコデルビ262101616111020112020  20 11 20 20 25 16 16 -
3M.ビニャーレスアプリリア2487-132520-251616  10 20 9 16 13 8 25 25
4S.コルテセアプリリア22520102091391348  25 16 13 9 11 25 20 -
5H.ファウベルアプリリア17755-1391661125  13 9 11 - 16 9 13 16
6J.フォルガーアプリリア1611120111016258-9  - 7 7 6 10 - 10 11
7E.バスケスデルビ16013710161111913-  - 10 16 13 - 13 5 13
8L.サロンアプリリア1168-86-13201011  - - - 11 - 20 - 9
9 S.ガデア アプリリア10316-488-16910  11 13 8 - - - - -
10A.モンカヨアプリリア949--51-175  16 - 5 8 9 11 7 10

コンストラクター

順位 コンストラクター 総合 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
1アプリリア420252525252525252525  25 25 25 25 20 25 25 25
2デルビ284131616161120112020  20 11 20 20 25 16 16 13
3マヒンドラ49-3---5752  4 - 1 5 4 6 3 4
4KTM29-8--225-4  - 2 - - - 2 4 -

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RC212V
RC212V

株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は、MotoGPクラスに6台の“RC212V”を投入。2011年モデルは、重心位置の最適化によるコーナリング性能のさらなる向上を目指し、マシンの各部を見直しています。

主要諸元

名称 RC212V
全長 2052mm
全幅 645mm
全高 1110mm
ホイールベース 1435mm
最低地上高 115mm
車両重量 150kg以上
エンジン種類 水冷4ストローク DOHC4バルブ V4
排気量 800cc
最高出力 155kW以上
燃料タンク容量 21リットル
変速機 6速
タイヤ(前) 16.5インチ
タイヤ(後) 16.5インチ
サスペンション(前) テレスコピック式
サスペンション(後) プロリンク
フレーム形式 ツインチューブ