小野貴史がポイントランキング2位。以下5位までをHonda勢が占める
全日本トライアル選手権IAクラスは全7戦が予定されていたが、第6戦中部大会が台風の接近にともない、開催が中止され、全6戦でチャンピオンが争われた。
開幕戦近畿大会は、本多元治(ファインモータースクール)、寺澤慎也(Team TR product)、徳丸新伍(HRCぱわあくらふと&インプス)のHonda勢が表彰台を独占した。
第2戦九州大会は小野貴司(ATJ Racing & HRCクラブクルーズ)が3位表彰台を獲得。第3戦関東大会は2019年からトライアル世界選手権(TrialGP)が開催された2週間後のツインリンクもてぎで行われ、寺澤が2位、3位に入った村田慎示(HRCクラブMITANI)と、4位の小野は減点では同点の27点、クリーン数の差で村田が表彰台を獲得した。
第4戦北海道大会の2ラップ目は小野がライバルと同点だったため、1ラップ目の3点差を埋められず、2位。3位には徳丸が入った。第5戦中国大会は、本多が開幕戦以来の出場を勝利で飾った。3位には寺澤が、4位に小野、5位に村田などが上位入賞を果たした。
第6戦が台風によって中止となったため、最終戦を待たずに、武田呼人(ヴェルティゴ)がチャンピオンとなったが、小野、徳丸、寺澤にランキング2位の可能性がある状態で、第7戦東北大会を迎えた。8位までが減点1桁の神経戦を制したのはチャンピオンの武田だったが、2位寺澤、3位小野とHonda勢(モンテッサを含む)が6位までを占め、最終戦を終えた。
ランキングは2位小野、3位寺澤、4位村田、5位徳丸と続いた。